バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

日々魚数寄 東木@金沢

2014-01-28 22:47:08 | 料理(和食)

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金沢駅から近江町市場のある武蔵町方面へ5分ほど歩き、別院通りをしばらく進んだところの此花町にある割烹・小料理のお店です。金沢を訪れる前に、ネットであれこれ調べ、ここや!っと思って予約しておきました。

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訪ねてみると、想像に反してごく小さなお店で、カウンターが4席、テーブルが6席だけの実に小さいお店、白い割烹着を着た若い店主と追い回しの女性のふたりだけで営業されています。

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カウンターに座ると、あらかじめお願いしていた「お鮨とくずし割烹コース」(3,500円)が始まります。それほど待たずしてノドグロ笹むし寿司が出されました。これはお通し的なものかな、焼いて蒸して巻いて…いきなり手が込んだものが手てきました。

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続いて、タラの肝と蒸し物。さすが日本海の良質の素材をさらっと美しく仕上げています。

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お造りは5種、寒ブリ、ノドグロとともに、真ん中にガスエビです。やっぱり金沢のブリは旨いわ…甘味が半端ない。

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ガスエビって初めて聞いた名前だが、鳥取で食べた猛者エビと姿も味もよく似ている。同じものかも。添えてある野菜は素麺南瓜だそうです。こんな食べ方があるんや…

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お酒は骨酒です。香ばしく焼かれたアマダイの出汁が酒に滲み出て旨い旨い。

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この後、椀物、焼き物、揚げ物が続くが、どれも手が込んでいますね。胡桃のソースが実に斬新で味わい深い。

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最後にお寿司。目の前で店主が握ります。全6カン。どれも旨みが溢れる。シャリがほんのり温かいのもいいですね。このコース、実に満足度の高い内容にもかかわらずこの値段。腰抜かしそうです。

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また、この店主がいいですね。お酒やお料理の説明は丁寧やし、その丁寧な説明をしながらも、包丁を持つ手は弛みなく動いている…いやぁ、実にいいお店を見つけました。

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次回、金沢に用があるときには絶対寄るな…いや、無理やり用を作ってでも寄るかも…いや、用がなくてもサンダーバードに乗って来てしまうかもしれません。

日々魚数寄 東木
夜総合点★★★★ 4.6 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=17007935&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:居酒屋 | 北鉄金沢駅金沢駅七ツ屋駅


つるべすし 弥助@下市町(奈良県)

2013-07-30 22:02:09 | 料理(和食)

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近鉄・吉野線の下市口駅より奈良交通バスに乗って下市本町BSで降りてすぐのところ。ちょうどいい時間のバスがなけりゃ、駅から直接歩いても20分はかかりません。吉野川に架かる千石橋を渡ってさらに南へ5分程、天川方面に向かうバスの走る国道309号線の、ひと筋東側の旧街道にある鮎鮨の老舗です。

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昭和のまんま、時間が止まったかのようなひっそりとした街道筋に、ベンガラ赤壁のひときわ立派な木造3階建ての建物が威容を誇っているが、それもそのはず。ここは創業800年あまり、歌舞伎「義経千本桜」の三段目、「鮨屋」にでてくる「釣瓶鮨」そのもの。清盛や義経が跳梁跋扈していた時代から続く老舗中の老舗なんですね。

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予約した時間よりかなり早めに着いてしまったので、玄関から入ってすぐの小部屋でしばし小休止、建物にも増してこのお部屋も調度も実にクラシックです。

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しばらくしてから若女将と思しき方の案内で3階の広間に通されました。この広間、ざっと30畳はあろうかと思える広さで、奥にひと組の先客がいてはりました。

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窓からは崖にしつらえた山庭が一望。こんな急斜面に手入れの行き届いたお庭を維持するのは大変そうです。

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ここでいただくのは当然ながら鮎。鮎の懐石料理もあったんだが、予約時にお料理の内容を伺って「鮎の姿焼き定食」(4,095円)にしておきました。前菜は鶏の冷製、カラスミ、鮭のチーズ焼き、スカンポ(イタドリ)の炊いたん。カラスミはねっとりしていて上質のチーズのよう。スカンポ、これは珍味ですね。

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鮎の塩焼き、この日は天川の天然鮎、やや小さめのものが2尾。北大路魯山人は「鮎は腸(はらわた)を食す物なり」と言ったらしいが、今まで食べてきた鮎の概念を吹き飛ばすぐらいの内臓の旨さ。天川の清流にある藻を餌としてきた天然鮎は、その腸の苦みの内側にある旨みが一気に広がってきます。

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鮎の唐揚げ野菜あんかけ。これは低温で二度揚げしたのかな?骨までしっかり火が通っていて、頭からがぶりといただける。香ばしく揚がった鮎に中華風、というか普茶料理風の餡との相性がいいですね。塩気の強いしっかりした味付けは、このお料理の流れの中で変化球のひと品。

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焚き合わせは里芋、オクラ、冬瓜等の冷製。薄味で上品な仕上がりです。

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鮎寿司は「焼鮎ちりめん山椒鮨」です。本来の釣瓶鮨は一種の熟れ鮨だが、今はなかなか熟れ鮨が受け入れられないので、焼き鮎の箱鮨になっています。実はこのお店に来ようと思った動機がこのお鮨なんですね。阿倍野の近鉄百貨店に「弥助」のショップがあってそこで買ったお鮨が旨くて旨くて。ならばいちど本店に行ってみよう…っと思ったのが今回のきっかけです。しっかり熟成したお鮨は鮎の風味が鮓飯に移っていて、山椒の爽やかさと合わさって絶妙の旨みを醸しています。

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お味噌汁もいい出汁が出ています。具はあんぺいかな?

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最後に水菓子です。わらび餅が秀逸。食事の途中、若大将がいろいろお話しくださいました。大滝ダムの工事が鮎に及ぼした影響とか…ここの亭主は代々「弥助」を名跡されるので、この方は次代の「弥助」さんなんですね。

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歌舞伎によって広く世間に知られた吉野のお鮨は、屋号としても全国に広がりました。食べログで「弥助」や「吉野」を検索してみたら出るわ出るわ…これらのお店のいわば総本山でいただいたお料理は、実に重みのあるものだと思います。

つるべすし 弥助
昼総合点★★★★ 4.5 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=29000995&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:寿司 | 下市口駅越部駅


由志園 料亭菖蒲@松江(大根島)

2012-09-27 08:52:05 | 料理(和食)

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松江市の中心部から車で境港の方に20分ぐらい走ったところにある、中海に浮かぶ高麗人参と牡丹で有名な大根島。この島の個人が観光開発のために少しずつ拡張していき、牡丹の花が美しい一万坪の規模を持つ回遊式庭園として、いまや松江の観光名所のひとつとなるまで成長した庭園、由志園の中にある料亭です。

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ここに来るには車か、松江市営のバスしか交通手段はないが、松江や境港から無料のシャトルバスも出ているようです。

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広大な庭の中の池の畔に、個室4室、大の間40名、中の間30名、小の間16名の宴会場があります。大きな窓からの庭園の眺めがいいですね。今回、松江で開かれたMICE振興に関するコンベンションの懇親会でここを訪れました。

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前菜はイカの沖漬けや鯛の子の煮凍りなど、季節感溢れる小品をあしらったもので、「菊花和合」とタイトルがつけられています。お椀は松茸が入っています。あんまり香りはしないが…

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お造りはヒラメ、ヨコワ、車エビです。焚合せの目玉は大山鳥かな。薄味でやや甘口の仕上がりです。

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揚物です。面白いのはイチジクかな。エビは松笠になっています。真ん中に屹立しているのは高麗人参の天ぷら。ここの名物だそうで、苦味が効いていて体によさそう…茶碗蒸しと酢の物。酢の物には帆立と赤貝があしらわれています。

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最後にお味噌汁とちりめん山椒のご飯、水菓子の梨、マンゴーです。全体的に押し出しのそれほど強くない、あっさりとした仕上がりのお料理です。季節感はあったが、松江らしさはあんまり感じられなかったが…

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それでもきれいなお庭と、繊細な日本料理は、MICEで訪れる外国人にも喜ばれるでしょうね。大人600円の入園料が必要ではあるが、この景色にはそれ以上の価値があると思います。

  • 営業時間:11:00~16:00
  • 定休日:無休
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由志園 料亭菖蒲郷土料理 / 松江市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.0


西角(さいかく)@出町柳

2012-04-21 15:17:30 | 料理(和食)

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京阪電車、叡山電車の出町柳駅から西方向へ。高野川、賀茂川を渡って出町柳枡形商店街に入り、ひとつ目の角を南に折れた所にある京料理の割烹です。住所は上京区今出川通河原町西入ル三芳町とのこと。

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店内は入口正面にカウンター席が6席、右側にテーブルが2卓、反対側には個室のお座敷もあるようです。和風モダンのシックな雰囲気で実に落ち着きますね。板場の目の前のカウンター席に案内されました。

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お料理はおまかせで5,500円、7,000のコースがあるが、今回はアラカルトでお願いすることにしました。先ずはお酒をとともに突き出しをいただきます。みりん干、蟹玉、さよりの手毬寿司、練り天、ホタルイカ。それぞれこの手の込みよう…これからのお料理が期待できますね。

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お造りの盛り合わせは鯛、とり貝、さより、生うにです。こちらの好みを盛り合わせてくれるのはありがたいですね。さよりは丁寧に骨きりがしてあって、甘くて実に旨い。

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「わかたけ煮」です。筍は塚原・物集女の朝採りのもの…ブランドです。お出汁が浸み込んで上品な味わい。

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えんどうと甘鯛の「若草蒸し」です。えんどうの風味が濃厚で、甘鯛と合わさって、自然の甘みが相乗効果になっています。

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次はこのお店のオリジナル、「名物とろろ豆腐」です。絹ごし豆腐に大和薯を掛けて陶板で焼いたもの。大和薯と豆腐のトロトロ感と、お焦げの香ばしさが楽しめます。

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「ぬた和え」と、「ゆばのひろうす」です。ぬたはとり貝や貝柱を使っています。ひろうすは甘く濃厚な仕上がり。今までのお料理とはいささか異質な感があります。

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「粟麩田楽」はモチモチとした生麩に田楽味噌。山椒の風味が爽やかですね。お酒にもよく合います。

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「焼鯛うしお汁」です。焼いた鯛のアラを煮きり酒と出汁で浸したお汁です。鯛の旨みがお汁に移っていますね。超高級なおつゆです。それだけでなく、このアラに肉やゼラチン質がたっぷり残っていてお箸でホジホジ…ついつい無口になってしまいます。

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「小さい天丼」はやや甘めの丼つゆです。天ぷらはもちろんサクッと揚がっていますね。厨房内には二人の料理人が手際よく調理しています。忙しく動き回るも手元は繊細。息の合った調理の様子は見ていて気持ちいいですね。さらに忙しくなってくると、奥から先代と思しき大御所が顔を覗かせます。丁寧な接客と上質のお料理…いいお店を見つけました。

  • 営業時間:17:00~22:00
  • 定休日:月曜
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西角京料理 / 出町柳駅今出川駅
夜総合点★★★★ 4.0


うを弥@京都(伏見)

2011-12-04 23:15:14 | 料理(和食)

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京阪・伏見桃山駅か近鉄・桃山御陵前駅から伏見大手筋商店街を西に5分ほど歩き、アーケードの終端のところを少し北に上ったところ、風呂屋町商店街にある京料理のお店です。実に目立たない店構えながら、創業は明治43年というからなかなかの老舗。仕出料理がメインのようだが、お手ごろな値段のランチもあるということで訪れてみました。

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店内はカウンター席がたったの4席。2階にはお座敷もあるそうだが、個人のお客はこのカウンターでいただきます。カウンター内の厨房は綺麗に磨き上げられていて、食器や道具類も整頓されている…ご主人と奥さん二人で切り盛りされているようです。

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早速、お昼の定食「きまぐれ膳」(1,050円)をお願いしました。先ずはごはん、味噌汁とともにお造りが出されてきました。今日は鯛と中トロの2種とのこと。小ぶりながら良質な素材を使っていることを実感させます。

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お味噌汁は具だくさんで家庭的な味付けです。

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焼物は、マナガツオの幽庵焼。ユズの香りが清々しいですね。こちらも身は小ぶりだが、満足させる味わいです。

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天ぷらはエビをメインにして、お茄子などの野菜が盛られています。エビもこれまた小ぶりながら、エビの香味が存分に凝縮されています。なんだか京料理のミニチュア版みたいだが、その真髄が凝縮されている感があります。そして、ご飯がまた美味しい。やや柔らかめでふんわりと炊かれたご飯は、米の一粒一粒が艶やかです。

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これらお料理全体として実に丁寧に拵えられている感があります。ランチだけではここのお料理の本質を知ることはできないかもしれないが、一品一品に京料理たる矜持の片鱗を窺うことはできますね。また、話好きで物腰の柔らかいご主人と奥さんの人柄にも好印象です。今度は夜のおまかせ料理をいただいてみたいですね。

  • 営業時間:11:30~21:00
  • 定休日:水曜
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うを弥京料理 / 伏見桃山駅桃山御陵前駅中書島駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


與五郎@明石

2011-09-03 15:36:51 | 料理(和食)

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JRと山陽電車の明石駅から南西の方向へ15分ぐらい歩く材木町。神姫バスだと樽屋町BSか、港町BSが近いかな。住宅や事業所が立ち並ぶ中心街から少し離れた場所に、ひっそりと存在する定食屋さんです。お店の前には割と大きな駐車場があって、車で来るお客さんが多いようですね。

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店内の中央に大テーブルとカウンターが6席ほど、それに4人がけのテーブルが6卓ほどとさらに小上がりと、やや広めのレイアウトです。壁にいっぱい貼り出されたお品書きを見てかなり迷ってしまった…が、やはり穴子やね。穴子天ぷら定食(850円)をお願いすることにしました。

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定食のお盆の中央にはメインの天ぷらがドカッと盛られています。

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やや小さながら明石産の穴子が3尾、それにさらには人参、茄子、ピーマン、南瓜も。添えられたサラダも贅沢に盛っています。これにご飯・お味噌汁・漬物・小鉢が付いていて、これだけでかなり満足です。

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相方はアジフライ定食(850円)です。こちらもふっくらサクサク。かなり食べ応えがありますね。

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定食だけでは飽き足らず、明石焼き風タコ入り出し巻き(1,000円)を追加で注文しました。明石のタコが食べたかったもので…

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運ばれてきたのは枕みたいな大きな物体。ふんわりとした出汁巻きの中にぶつ切りのタコが仕込まれている。

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これを出汁につけて食べるのだが、出汁につけたときの姿は明石焼きそのもの。実際、明石焼きとよく似た風味になってます。タコは弾力があって味わいも深い。これは明石焼きよりボリウムがあります。

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実はこの後、別のお店で明石焼きを食べようと思っていたのだが、この出汁巻きでノックアウト。明石の玉子焼は次の機会となりました。

  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:月曜
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與五郎 定食・食堂 / 西新町駅山陽明石駅明石駅
昼総合点★★★★ 4.0


旅館食堂 くり屋@指宿(山川)

2011-06-30 23:27:52 | 料理(和食)

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JR九州、指宿枕崎線の山川駅を降りてすぐのところにある旅館食堂です。ここは安くて美味しい魚料理があると評判の、旅館というよりは合宿所みたいな気の張らないお店。店内はかなり広くてテーブル席が50席ぐらい、小上がりには20人ぐらいが入れるでしょうか。

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この山川も漁港だが、このすぐ近くにはカツオの水揚げで有名な枕崎漁港もあり、この辺り一帯はカツオが名物。そしてこのお店も一押しとのことなので「かつおたたき定食」(950円)を注文することに。さっそく運ばれてきた定食にはカツオの上に玉葱が山のように盛られています。

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玉葱の下にはタタキがズラッと並んでいて見事なボリウム感。タレはポン酢ではなく甘酢のようです。量もたっぷりです。さっぱりしたタレは美味しいが、ただ、カツオは意外に普通。期待が大きすぎたのでしょうか。

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相方は車海老フライ定食(1,200円)を。立派な2尾の海老が横たわっています。少し頂戴したのだが、身は甘くサクサクの揚げ具合も申し分ない。ただ、タルタルソースが出来合いのものでフライの旨さに負けてしまう。これならウスターソースを掛けて頂くほうがいいかも。

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カツオのタタキが物足りなかったので、カツオとミズイカのお造りを追加注文しました。カツオはモッチリとした食感で、旨みも申し分ない。タタキより断然こちらの方がいい!

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ミズイカはこの辺りの呼び名で、アオリイカのことです。これがまた甘くて美味しい。この甘い身に鹿児島特有の甘い醤油をつけて頂くと実に旨い。追加注文してよかった。

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店内で目に付いたのが壁一面に並べられている運動部名を記入した黒板です。このお店がさまざまな学校の運動部の定宿となっているようです。この旅館に泊まっての合宿、さぞや美味しいものを食べさせてくれるんでしょうね。

  • 営業時間:7:00~22:00
  • 定休日:不定休
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旅館食堂 くりや 定食・食堂 / 山川駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


あじろや(浦富海岸島めぐり遊覧船のりば食堂)@岩美町

2011-04-26 23:55:36 | 料理(和食)

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鳥取県岩美町、網代漁港近くから浦富海岸島めぐりの遊覧船が出ています。この乗り場の建物内にある食堂です。バスなら鳥取駅から日本交通バスの岩井線で40分ほど。でも路線バスでここを訪れる人は希少でしょうが…

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観光船のりばのお土産や産に併設の食堂など、大して期待などできないと考えるのが普通なんだが、ここはかなり評判もいいと伝え聞いていたので伺ってみることにしました。

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その日に仕入れた食材の中で一番食べてほしいものを刺身の盛合せ・煮魚・揚物にしてだしてくれる海の幸定食(1,750円)をお願いしてみることに。待たされることなく出されてきた定食は見事なボリューム感!

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さすが網代漁港のすぐ近く、魚料理が、お造りのどれもが新鮮で艶やか。食べてみると得も言われぬ旨みが口に広がります。

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煮魚はメバル。これも絶妙の味付けで、身離れもいい。上質の魚を食べてるって気がします。

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相方はイカ墨カレー(650円)を注文。鳥取は、一人当たりのカレーのルーの消費量が日本一ということで、カレーを核に地域興しを図ろうとしているようです。これもその一環。真っ黒なイカ墨色のカレーソースにイカリングフライが乗っています。少し頂戴すると、甘口です。特段、変わった味でもない印象だが、イカ墨の旨みが乗っている感じがします。店内にお土産用にレトルトのイカ墨カレーが売っているのだが、これはそのレトルトを温めただけのようなカレーのようです。でも、上に乗ってるイカリングフライが付加価値を高めていて、これはこれでいいのかなぁ…と思っています。

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このお店、けっこう地元の人たちも利用しているようです。この料理なら、それだけの魅力があるのも理解できます。観光客用の店など…っという思い込みだけでお店を判断したらあかんなぁ…

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(おまけ)
ここのお土産屋で売っているイカ墨ソフト。これはこれでいけます。

  • 定休日:無休
  • 営業時間:11:00~14:00
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浦富海岸島めぐり遊覧船のりば食堂 あじろや (和食(その他) / 大岩駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


魚々味 (ととみ)@鳥羽市(池の浦)

2010-09-13 23:02:34 | 料理(和食)

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大阪から近鉄特急で約2時間、宇治山田駅で各駅停車に乗り換えて、鳥羽駅のひとつ手前、池の浦駅で降ります。この駅から国道に出て鳥羽方面に少し歩いたところ、海鮮のお土産屋に併設されてる食堂です。

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ここは鳥羽磯部漁協の直営で、その22の支所から、その日の朝にあがった海の幸が集まっているとのこと。その日の漁によって内容が変わるので、本日の刺身は、この玄関の海女さんのマネキンがプラカードを持たされているんですね。平日の11時ぐらいに伺ったものの、すでに満席状態。人気の程がわかります。

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いろいろあるメニューの中で、この食堂お奨めの組合長定食(3,500円)と、赤あわび(2,500円)を同行者とシェアすることにしました。組合長定食は、お刺身の盛り合わせと、焼き貝、伊勢えび、揚げ物、煮魚、みそ汁、ご飯がセット。かなりのボリウムですね。

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お刺身はタコ、マグロ、スズキ、サザエなどなど…どれも新鮮。煮魚も身が厚い。

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揚げ物はかき揚げとアジのフライ。身はジューシーながら衣はカラッと揚がっている、なかなかいい感じ。

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焼き貝はサザエと大アサリ。この大アサリが実に旨い!伊勢えびは丸ごと一尾です。身はぷりぷりでミソもたっぷり残っています。実に贅沢な一品ですね。この内容でこの値段は破格ですよ!

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あわびは今日は赤あわびだったのだが、焼きでお願いしたところ、身が独特のコリコリした歯ざわりで、これだけでも堪らんのだが、濃厚な肝と一緒に口に運ぶと、口いっぱい磯の薫りが広がる…もう言葉にできない旨さですね。

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これだけでも充分お腹一杯なのだが、せっかくなのでしらす丼(700円)を追加注文してしまいました。風味豊かなしらすが「これでもか!」っとご飯に載せられている。お腹一杯にもかかわらず、ついつい箸が進んでしまいました。このお店、コストパフォーマンスも抜群だが、全席禁煙なのがうれしいですね。休日はかなり混雑するとのことなので、朝11時の開店直後の来店がお薦めのようです。再訪必至!

  • 営業時間 11:00~15:00
  • 定休日 水曜
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四季の海鮮 魚々味 魚介・海鮮料理 / 池の浦駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


海の宿 八千代@志摩市(波切)

2010-05-04 10:20:21 | 料理(和食)

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大王崎灯台の根元、海べりにある料理旅館で食事をいただきました。この辺りの旅館は料理店がメインで、宿泊もできるよ…っというようなところが大多数。和風オーベルジュといってもいかな。

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店の大将に、半ば強引に薦めれれた刺身定食を頼むことに。刺身はアジとカツオの刺身です。どちらも脂が乗って舌にとろける…さすが、大将が自慢するだけあります。

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焼き貝を頼んでみます。今日はヒオウギ貝とサザエとのこと。どちらもウマウマ!今までサザエみたいな巻貝はあまり好きでなかったが、この焼きたてのサザエに出会ってから考えが変わりました。

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こんなおっさん独りが訪れるのがよほど珍しいのか、大将がいろいろ聞いてくる。焼酎をグビグビ飲んでいると…「昼間っからこんなに飲んで大丈夫か?」っと…「バスで来てるから大丈夫や!」というと、気前よく焼酎のお代わりをサービスしてくれました。「路線バスで温泉めぐりをしているんや」と話すと、「気楽やな、一人モンやからできるんやで。」っとのたまう。ほっとけ!好きで一人モンやってるんとちゃうわ!!!

食べてる間にも入り口から「おじゃましまんねやわ」っと井上竜夫が、「おじゃましますか?」っと安尾信乃助が、「ジャマするで!」と辻本茂雄のやくざのが入ってきて「ジャマするんやったら帰って!」「はいよ~。…って、なんでやねん!」

こんな吉本新喜劇みたいな情景が目に浮かぶような、心温まるお店ですね。(スミマセン…関西ネタで…)

  • 営業時間:不明
  • 定休日:不明
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八千代 旅館 / 鵜方)
昼総合点★★★☆☆ 3.0