バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

大黒屋(料理)@筋湯温泉

2013-09-30 00:19:16 | 料理(旅館)

P9220120

久大本線の豊後中村駅から日田バスに乗って1時間あまり、筋湯温泉BSを下車してすぐのところにある温泉旅館です。ただしこのバス、便数が非常に少ないので、特殊なこだわりのない方には車で来ることをお勧めします…

P9220141_2

ここは古民家の造りにリノベーションされているたった6室の小さなお宿で、布団を敷くのはセルフサービス、館内に備える4か所の温泉はすべて貸切仕様。旅館と民宿と湯治宿のいいとこばかりを合わせたような、ちょっとユニークな旅館です。

P9220140_2

ここの食事は1階の居酒屋風食堂「やまぼうし」でお鍋をいただくようになっています。予約の時間に「居酒屋」に伺うと、すでに何組かが食事されています。

P9220144

全6卓、いちおうすべての宿泊客を収容できるようになっていますね。

P9220146

P9220145

お鍋は「もち豚ゆめポーク」のしゃぶしゃぶです。このお肉、無菌豚なので、半生でも食べられるとのこと。野菜もたっぷり盛られていて、食べ応えがありますね。

P9220148

問題なのは妻殿は豚が不得意。なので豚肉の大部分をワタシが頂きました。最後の雑炊はお腹いっぱいで意識朦朧…ほとんど記憶にありません。

P9220150

P9220149

妻殿のお腹を満たすために、鶏のから揚げと牛蒡のから揚げを注文。鶏はジューシーだし牛蒡は香り豊か。こういった一品料理も手作りされているようです。

P9230153

朝も同じく「やまぼうし」で。ご飯にお味噌汁にししゃもの焼いたの等、質素にして充分。ご飯がおいしいのでついついお代りしてしまいます。

P9230152

P9230154

上質の温泉を持つこのお宿、この値段にしては意外にもお料理の質も高いですね。ここのご主人はこのお宿を引き継いでまだ2年に満たないとのこと。なので、サービスに素人っぽいところも見受けられるが、それを上回る心温まるもてなしのこころ…これは同じ客商売として見習わさせてもらう必要がありますね。

大黒屋
夜総合点★★★☆☆ 3.5 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=44007564&amp;user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:旅館 | 九重町その他


大黒屋(温泉)@筋湯温泉

2013-09-29 15:36:39 | 温泉(大分県)

ここ筋湯温泉は、九重山系・桶蓋山の山麓の標高1000mの山峡に、身を寄せ合うように30軒ほどの旅館が集まっている静かな温泉街です。P9220120

久大本線の豊後中村駅から日田バスに乗って1時間あまり、筋湯温泉BSを下車してすぐのところに、予約してあったこの温泉旅館を見つけました。

P9220121

ここは古民家の造りにリノベーションされているたった6室の小さなお宿で、布団を敷くのはセルフサービス、食事は懐石料理ではなく1階の居酒屋風食堂で、お鍋や別注文のアテをいただくなど、簡素なサービスだが、その分、格安な料金という、旅館と民宿と湯治宿のいいとこばかりを合わせたような、ちょっとユニークな旅館です。

P9220124

館内に備える4か所の温泉はすべて貸し切りで入浴できるようなっていて、ふたつは屋内の階段から地階に下りていったところ。あとのふたつはいったん屋外に出て、川沿いの階段を降りて使います。「赤石湯」はその名の通り赤い石をだ円形に積み上げたお風呂。

P9220138

「切石湯」には底に川石が敷き詰められています。どちらも湯口から澄明のお湯が掛け流されています。舐めてみるとほとんど無味無臭、わずかに鉄の匂いが感じられます。泉質は塩化物泉だそうだが、塩辛さはありません。浸かってみると、肌触りが実に滑らか。このトロッとした感触はアルカリ泉なのかな?龍神温泉に似た、いわゆる「美人の湯」だと思います。少し長めに浸かっていたら、肌の表面の薄皮が剥がれてきました。

P9220126

屋外から入っていくお風呂はどちらも「石湯」と名付けられています。浴槽も床もすべて砥石のように少しザラついた石なので、足元が滑りにくくていいですね。ここに寝転がると、ちょっとした岩盤浴にもなりそうです。

P9220128

時間制限のない貸し切りなので、実にゆったりとさせていただきました。そして、宿のご主人の朴訥としながらも心温まる「おもてなし」のこころ…実に印象に残る温泉宿となりました。

  • 場所:日田バス・筋湯温泉BS
  • 泉質:塩化物泉 58~63℃
  • 訪問日:2013年9月23日



レストハウスやまなみ@九重(大分県)

2013-09-28 23:29:45 | 料理(弁当・パン・テイクアウト)

P9230190

由布院からは九州横断バスで1時間足らずのくじゅう登山口BSが最寄り。阿蘇くじゅう国立公園長者原ビジターセンターの向かいにある、九重の山並みと、広々とした湿原を望むレストハウスのカフェです。

P9230199

店内は1階が土産物売り場とカフェ、2階がレストランになっていて、当初はレストランに行こうかと思ったのだが、もひとつピンとくるものがなかったので、1階のカフェ「きすみれ」で名物のハンバーガーをいただくことにしました。

P9230192

注文は「やまなみバーガー」にコーヒーのついたセット(650円)と、妻殿がこの「やまなみバーガー」にチーズが入った「やまなみチーズバーガー」(580円)の単品とブルーベリーソフトクリーム(450円)を。

P9230194

レジで支払いを済ませ、番号札を持って待つこと約10分、ようやく呼び出されました。この待ち時間こそ手作りしていることの証左です。

P9230195

包装紙をめくると、小ぶりなバンズに挟まれた野菜が顔を覗かせています。大きく口を開けてほおばってみると、柔らかいバンズとたっぷり野菜のシャキシャキ感、そしてジューシーな豊後牛のパテが、実にいいバランス感覚で風味を醸し出してきます。

P9230196_2

妻殿のチーズバーガーも基本は同じ。チーズの押し出しは弱いかな?

P9230193

高原牧場産牛乳を使ったソフトクリームはミルクの風味が濃厚この上ない。ブルーベリーも濃厚だが、ミルク風味がそれに勝る。九重山系の湧水で淹れたという「炭焼き珈琲」は、挽きたてのいい香りを持っているが、配膳のタイミングを誤ったのか温い。これは残念ですね。

P9230198

観光地ということもあり、全体的に値段が高めではあるが、良質素材の味わいと、最高のロケーション。たまにはこんなランチもいいですね。

レストハウスやまなみ
昼総合点★★☆☆☆ 2.8 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=44000194&amp;user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:定食・食堂 | 竹田市その他


里の駅 武蔵@大分空港

2013-09-27 23:43:06 | 料理(ローカルフード)

P9220064_2

大分空港のターミナルビルを出て北の方向へ歩くこと5分足らず、バスの待機場を過ぎて空港の敷地を出てすぐのところにある、道の駅のような施設です。ここには地元の農産物を取り扱ったお店とともに、その一角に郷土料理の食堂があるとのこと。大分空港に到着後、バスの待ち時間を利用して、ここで昼食をいただくことにしました。

P9220065

店内はテーブル席と、窓に面したカウンター席、合わせて20席程度のごく小さい造り。食堂というよりフードコートといった雰囲気ながら、「お食事処そら」という、この部分だけの名前がつけられています。

P9220066

メニューは国東半島の地もの野菜や海産物による郷土料理がメイン。日替わり定食(500円)は海老かき揚げ蕎麦だそうです。妻殿がその海老かき揚げ蕎麦、ワタシは数量限定のアジの煮物定食(700円)、それと単品で名物の武蔵ネギ餃子(575円)をお願いしました。

P9220069

先ずはサラダが運ばれてきました。素材は玉ねぎ、カボチャ、バジル、そして葱。葱をサラダにしているのが特徴的だが、これが秀逸。シャキシャキしていて甘みもある。採れたてならではですね。

P9220070

先に日替わりの定食が運ばれてきました。四角いトレーにお蕎麦、ご飯、そしてデザートのイチジクが添えられています。

P9220072

お蕎麦は手打ちかな?やや太めで素朴な風合い。薄味のお出汁とのマッチングもいいですね。かき揚げも海老の風味がしっかり出ています。

P9220075

遅れて鯵の煮つけの定食がきました。つやつやのご飯と共に、九州らしい麦味噌のお汁、そして胡瓜のサラダが載っています。

P9220077

鯵は旨みが濃厚。薄めの味付けで、これがちょうどいい具合に魚の旨みを引き立たせています。鯵のこのスマートな体形は豊後水道の強い海流に鍛えられているからかもしれません。

P9220074

ネギ餃子は、お肉の旨みとネギの香味との相性が抜群。餃ダレはカボスを使っているんかな?爽やかな風味で、箸が進みます。これは家でもやってみよ!

P9220080

カウンターの窓からはお店の畑が見渡せて、農作業の様子が見てとれます。この作物が売店に並んだり、レストランで使われたりしてるんですね。お店の人に声をかけたら、見学させてもらうこともできるそうです。

P9220059

飛行機や、連絡バスの待ち時間にちょうどいいお店、しかもこの内容でこの値段…次回、大分空港を利用する際には、必ず寄ると思います。

武蔵
昼総合点★★★☆☆ 3.3 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=44001103&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:郷土料理(その他) | 国東市その他


旬彩庵@新潟(新潟駅前)

2013-09-12 22:59:36 | 料理(うどん・そば)

P9100143

新潟駅の北口から歩いてすぐのところ、駅前大通りのひと筋東側の通りにある居酒屋さんです。出張の折に昼食を求めてうろうろしているところ、「小千谷そば」の看板に惹かれてふらふらっと入ってみました。新潟に来たからにはやっぱりお蕎麦を食べないと…

P9100151

店内は黒っぽい配色で、民芸調かつ和モダンといった雰囲気で、入り口の右側がお座敷、左側が半個室、そして奥に7席ほどのカウンター席があって、合わせて30人ぐらいが入れるんやないかな?そこそこ広いんだが、仕切りがあるのでいささか狭く感じる。

P9100144

せっかくの新潟なんだから「へぎそば」をいただいてみたいんやけど、これって結構高いんですね。一口大に巻いた蕎麦をへぎと呼ばれる四角い器に盛ってあるのが「へぎそば」であるが、このお店の普通のお蕎麦も布海苔をつなぎに使用した「へぎそば」と同じお蕎麦とのこと、それならリーズナブルな普通のお蕎麦でいいか…ということで、お品書きにあったランチメニューから選ぶことにしました。

P9100146

注文は「天ざる膳」(980円)です。それほど待つことなく運ばれてきました。トレイにはお蕎麦と天ぷら、そしてご飯が付いています。蕎麦が少ないな…と思ってメニューをよく見ると、半そばと書いてある…しもた!

P9100147

気を取り直して蕎麦を手繰ってみる。瑞々しい蕎麦のの風味があり、つるんとしたいわゆる「へぎそば」独特のテクスチャー。意外にも薄味のそば汁とのマッチングも良好です。

P9100148

天ぷらは茄子、レンコン、しし唐、南京、そして海老。どれもカラッと揚がっていておいしい。ただ、しし唐は大当たり(辛)でした。

P9100153

ひとしきり食べた頃合いを見計らって蕎麦湯がきました。サラッとしているが風味豊かな蕎麦湯です。これこそ蕎麦屋で蕎麦を食べる値打ちってもんです。それにしても、もうちょっと蕎麦を食べたかったなぁ…

旬彩庵
昼総合点★★★☆☆ 3.0 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=15000717&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:そば(蕎麦) | 新潟駅


新潟鮮魚問屋 港食堂@新潟(万代島)

2013-09-11 22:23:33 | 料理(食堂)

P9090059

JR新潟駅より2kmぐらい、バスなら新潟交通の「臨港線」で宮浦中学前BSからすぐのところ、旧新潟魚市場跡地を再開発した「ピア万代」にある海鮮を主にした食堂です。このピア万代、米、酒、魚、野菜といった新潟県の特産品のマーケットをはじめ、海鮮、イタリアン、ラーメン、ベーカリー、甘味などのお店が集結していて、休日には駐車待ちの車が並ぶほどの人気のエリアだそうです。

P9090063

漁業倉庫を模したような広い空間にテーブル席と小上がりがあって、合わせて70席ぐらいのやや大きめの造り、ここに3人のホールスタッフが忙しなく動いています。天井に吊られた大漁旗が雰囲気を盛り上げていますね。

P9090065

注文は「本日の旨いもの膳」(1,500円)を。それほど待つことないうちに運ばれてきました。長方形のトレイにところ狭しとお料理が並んでいます。

P9090067

お造りはキハダマグロ、ブリ、スズキのような白身のお魚です。マグロは赤身、中トロ、大トロのミックス。それぞれ身が分厚いですね。元来、赤身が好きで大トロを食べることはないんだが、久しぶりに食べた大トロ、旨いな…

P9090068

焼いたキングサーモンはうす塩で関西人にも食べやすい。しかし身が大きいな…食べるのに苦労です。

P9090070

P9090066

真ん中にある心太みたいなのは「エゴ」という新潟名物の海藻由来の加工食品。心太より柔らかくて磯の香りが漂う珍味です。タコの天ぷらもコリコリとして旨い。

P9090069

ピカイチなのはサンマのつみれ汁。サンマの濃厚な旨みと、臭みを封じ込める生姜の風味、これから滲みだした出汁の旨さはなんとも言えません。

P9090071

ご飯はさすがの米どころ、新潟。コシヒカリなんでしょう。ふっくらとした炊き上がりで上品な甘みがあります。1500円でここまで食べさせてくれる…これはコスパにうるさい大阪人でも大いに納得です。

港食堂
昼総合点★★★☆☆ 3.9 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=15013921&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 新潟駅