バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(3)@富山

2010-09-24 10:44:03 | ☆バスde温泉(東海・北陸)

アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(2)@富山の続きです

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室堂の拠点はこのホテル立山です。ここは大規模な宿泊施設であるとともに、バスターミナルも兼ねています。

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お腹も空いてきたので、このホテルで昼食を摂ることにしました。ホテルのカフェではカレーライスが自慢とのこと。

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確かに美味いカレーではあるが、量的には上品過ぎる。付け合せがフルーツのシロップ漬なのなかなかのセンス。疲れた体には甘いものがベストマッチだからね。で、お値段は1400円。確かに高いが、こんな山上で都会レベルのものを提供しているのだから文句は言えません。

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室堂から美女平駅までは高原バスで50分ほどかけて徐々に下っていきます。ここは4月から5月にかけて、切り立った雪の壁の中を走ることで有名ですね。

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バスは日野セレガ、環境への配慮のため、ハイブリッドエンジンになっています。下りはいいが、登りは相当エンジンへの負荷がかかることでしょう。

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美女平駅で再度乗り換え、今度はケーブルカーで一気に下界へ降りていきます。下界に降りたら一気に残暑が襲ってきます。

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駅の前にある立山カルデラ砂防博物館に入ってみました。立山には巨大なカルデラがあって、そのカルデラの縁が少しずつ崩壊しており、地震や大雨があると、大規模な土石流が富山平野を蹂躙するという激甚災害が起きてしまうそうです。その災害を予防するため、砂防ダムの建設が進められており、その事業を紹介するのがこの博物館です。

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ここには建設のためのトロッコが展示されていて、密かなトロッコマニアであるワタシにも興味深い。

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このトロッコを有する立山砂防軌道は、工事用のため一般人が乗ることはできません。急傾斜を登るため、写真のジオラマのようにえげつないスイッチバックになっていて、その数なんと18段。で、この工事、完成はいつになるかわからない…というか、永遠に工事を続けなければならないらしい。賽の河原に石を積むようなもんですな…

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立山から富山地方鉄道の立山線です。電車は関西人にはお馴染み、元は京阪テレビカーです。木立の中、連続する急カーブをレールを軋ませながらゆっくり降りていく様は、南海高野線のよう。

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電鉄富山駅に着いたら、あたりはすっかり暗くなっていました。富山に来たなら、やっぱりキトキトの魚を食わなければ。お腹も空いてきたので、駅周辺で適当なお店を…タバコを止めてからは、煙のこもる小さい店は苦手なので、ビルの1階の、小洒落た居酒屋に入ってみました。地酒とお造りを注文。鱸の刺身がトロトロで旨いっ!

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富山名物の蒲鉾です。富山の蒲鉾は鯛に模してみたり、昆布で巻いたり、かなり特徴的ですね。

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富山駅の北側に、かっこいい電車が静々と入ってきました。ホテルまでは富山ライトレールを使います。これに乗ったからって、ホテルの最寄に行ける訳ではないのですが、いちど乗ってみたかった。

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電停で発車を待っている娘さんが「ライトレールで帰るから…」っと家人に電話しています。ちょっと前なら「汽車で帰る」と言っていたと思います。早くも富山市民から馴染まれているようでちょっと嬉しい。大阪の阪堺電車でもこんな車両を走らせて欲しいもんです。

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今夜の宿泊は、帽子のオバハンで有名なアパホテルです。温泉めぐりの旅でこういうところに泊まるのも変な話だが、どうせ泊まるなら温泉つきをと…

続く…

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御福餅 本家@二見浦

2010-09-22 23:57:26 | 料理(甘味)

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JR二見浦駅から名勝・二見浦の方へ少し歩いたところ。メインの通り沿いにある和菓子のお店です。

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伊勢の名物といえば「赤福」が圧倒的に強く、この「御福餅」は陰に隠れてしまいがちだが、こちらも老舗。店内でひとつひとつ手造りされていて、その様子を見ることができる。回転する丸い台の中心から餅がニュっと出てくる様はユーモラス。

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赤福の本店では、夏場は赤福氷で人気を集めているが、この御福餅本家でも赤福に負けじと御福氷(500円)を出しています。この御福氷は、カキ氷の上に御福餅を二つトッピングしている。氷の中に赤福を忍ばせている赤福氷よりダイナミックですね。また、最初から抹茶が掛かっている赤福氷とは違い、こちらは自分で掛けるスタイル。

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この手の餅は、甘すぎてややもすると食べ飽きてしまうのだが、氷と一緒ならサクサクいただける。氷の上に乗ってるにもかかわらず餅が柔らかい状態でいられるのは、今、目の前でこの御福餅を作っているという新鮮さの成せる技なんでしょうね。

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この御福餅の餡は2条の波になっていて、3条の赤福と見分けられます。ちなみに、赤福は五十鈴川の流れを表しているのに対し、この御福は二見に打ち寄せられる豊穣の波の形をイメージしたものとのこと。

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今回、ついでに「御福MAC(マック)」をいただいてみました。

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これは御福餅の餡を使用したアイスキャンディーのことで、MACとは「Merchant Adzuki Beans Candy」だそうです。小豆の風味を殺さない素朴な甘さで大変美味しい。棒が斜めに刺さっているのが面白いですね。

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ここ御福餅 本家と赤福 二見支店は家一軒を挟んだ並びで対峙しているが、さすがにこの二見はお福のホームグラウンド。赤福はちょっと遠慮がちになっていますね。

  • 営業時間 9:00~17:00
  • 定休日 無休
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御福餅 本家 和菓子 / 二見浦駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(2)@富山

2010-09-20 23:01:28 | ☆バスde温泉(東海・北陸)

アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(1)@長野の続きです

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浅間温泉から再び路線バスで松本駅に戻ります。浅間温泉と松本の間、長野大学や高校もあり、通学・生活路線のようで、ほぼ10分おきに発着しているので便利です。

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松本駅からJR東日本の大糸線で北上します。2両編成のE127系電車は各駅に停まっていきます。車内には地元の乗客に混じって、相当数の登山やハイキングの格好をした乗客が乗っています。

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車窓からはときおり蕎麦の花が咲き誇っているのが見えます。

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同じボックス席に座った地元のおじさんが言うには、昨日はいい天気で北アルプスが一望できたが、今日の天気では見ることはできないだろうとのこと。諦めかけていたら、一瞬だけ常念岳(2857m)の頂が顔を出しました。

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信濃大町駅は北アルプスの長野側の入り口で、大きなリュックを背負った登山客で賑わっています。重装備の山男たちの中、ひとりお気楽な温泉旅行客は浮いているに違いない。

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信濃大町から扇沢までは川中島バスの路線バスです。路線バスといっても、車両は観光タイプの日野セレガの初期のタイプで、乗り心地は上々。延々と上り坂が続くこのルートでも、高出力のエンジンなので、苦もなく登っていきます。

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こんな山中に突如現れたのが扇沢駅で立山黒部アルペンルートの長野側の拠点です。ここには広大な駐車場とともに、土産物屋やレストランが整備されています。非常に大きな施設なのは、ダム建設時の基地かなんかで、広大な敷地があったからでしょう。

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しかし、駅といっても鉄道ではありません。日本でここだけのトロリーバスの駅なのです。実は、この旅の最大の目的は、キンキンに涼しい高原ではなく、トロリーバスに乗ることにあったのです。乗車の時間になり、平静を装いながらバス乗り場へ着くと、そこには憧れのトロリーバスがずらっと並んでいる。

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バスの屋根の上には2本のトロリーポールが据えられています。こうなるともう気持ちを抑えることはできません。ひとり列から離れ、バスを撮りまくる。他の乗客にはかなり奇怪な行動と思われているに違いない…でも、そんなの気にしない!

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このトンネルが「黒部の太陽」で描かれていた難工事のそれなのです。トンネルも中ほどを過ぎると、脳内に「風の中のすばるぅ~砂の中の銀河ぁ~」っと鼻をつまんだ声が聞こえてきだしました。

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終点の駅もトンネル内。そこから200段の階段を登り切って外に出てみると、眼前には黒部の雄大な景色が広がっています。下界では今にも降り出しそうな天気だったのに、何たる天佑!陽が射してきました。

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遊歩道をしばらく歩くと豪快に放流する黒部ダムが姿を見せます。こんな険しい渓谷の中に巨大な壁を造り出す人間の英知に驚嘆。

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手付かずの自然が美しいのは当然だが、大自然を切り裂いて造営されたこれらの建造物も、40年以上の風雪が積み重なった現在、灰色のコンクリートも自然に溶け込んできて、別種の美しさを醸し出しています。貴重な文化遺産になっていると言ってもいいのでは。

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緑の絶壁と灰色の絶壁を眺めながら地ビールをキューっと一杯。格別の旨さです。

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ダムの上辺を歩いて渡り、トロリーバスの駅と反対側の、これまたトンネル内にケーブルカーの駅があります。

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このケーブルカーは全線トンネルの中で、40度近い急傾斜を登っていきます。ケーブルの車両は汽車会社製、今の川崎重工です。

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終点の黒部平駅でロープウェイに乗り継ぎ、さらに上を目指します。ロープウェイはトロリーバスと同じ大阪車輌製。

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空中散歩を楽しむこと10分足らず、大観峰駅に着きました。この時点で、2,316mの高さです。駅の屋上が展望台になっています。つい先程までいた黒部湖があんなに下のほうですね。

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駅の土産物屋に、富山限定販売の白えび味のポテトチップスが販売されていました。白えびの珍しさより、オドロキはパンパンに膨らんだこの袋。気圧もかなり低くなっているようですね。

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大観峰駅から室堂までは再びトロリーバスでトンネルを抜けて行きます。

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トンネルを抜けると室堂駅です。駅の寒暖計は18度を指しています。実に涼しい。黒部とは一転、ガスっていて、しかも、時折雨も降ってきたりします。しかし、一瞬霧が晴れ、立山三山が姿を現したりもします。山の天気は変わりやすいってのはこういうことか…

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火山湖のみくりが池は鏡のよう。池の周辺は遊歩道が整備されているが、できるだけ自然のままを保つため、でこぼこしていて、歩きやすいとは言いがたい。また、高山植物を守るため、遊歩道から一切外に出ることはできません。運がよければライチョウにも出会えるらしいのだが、姿を現してくれませんでした。

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みくりが池をしばらく歩くと、硫黄の匂いが漂ってきました。原因はこの地獄谷です。亜硫酸ガスや硫化水素などの火山性ガスを噴出させています。

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そして火山といえば、例のお約束…

続く…

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関電トンネルトロリーバス・立山黒部貫光無軌条電車線@黒部

2010-09-18 10:16:13 | 乗り物(バス)

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エンジンの代わりにモーターを積み、トロリーポールを立てて架線から電気を曳いて走るとローリーバス。その昔、大阪の梅田や天王寺付近を、市電を補完する形で走っていたこのトロリーバスも、日本では今やこの黒部でしか見ることができません。長野県大町市の扇沢と黒部ダムを関電トンネル (5.4km) を介して結ぶ、関電トンネルトロリーバスと、富山県立山町にある標高2450mの室堂平の中央に位置する室堂駅から、立山ロープウェイとの連絡駅の大観峰駅までを結ぶ立山黒部貫光のトロリーバス、この2路線こそ国内ではここだけになってしまったトロリーバスです。

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関電トンネルトロリーバスは1964年開業、路線距離(営業キロ)が6.1kmの、そのほとんどが関電トンネル(大町トンネル)内の路線です。

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このトンネルは、関西電力黒部川第四発電所関連施設の建設のために建設され、1958年に貫通したもので、現在でもトロリーバスの運行のみならず、黒部峡谷ルートとともに、維持用資材輸送にも使用されているとのこと。このトンネルこそ映画「黒部の太陽」の主な舞台として知られていますね。

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車両は現在この300形のみで、1993年から使用開始の3代目。15台在籍で大阪車輌工業の製造です。この会社は以前は電車も作っていたようだが、今はケーブルカーやロープウェイなど、特殊な車両を造るのを得意としているメーカーで、日本で唯一のトロリーバスのメーカーです。

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いっぽうの立山黒部貫光無軌条電車線は、開業が1971年、路線距離(営業キロ)3.7kmの、こちらも立山トンネルの中を走り抜ける路線で、当初は普通のディーゼルエンジンのバスで運行していたが、環境保護の観点から1996年にトロリーに転換したとのこと。確かに断面の小さいトンネルをディーゼル車が走っていては、かなり排気ガス臭かったことでしょう。

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車両は8000形で、関電トンネルの300形とほぼ同型、こちらももちろん大阪車輌工業製ですね。

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バスは走行区間の殆どをトンネルの中を進みます。想像の通り、トンネル内にもかかわらずエンジン音が唸ることも無く振動もない。モーターで動いているので当然ですね。環境問題がクローズアップされている現在こそ、こういったトロリーバスが都市部でも復権したほうがいいのかもしれませんね。

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ただしこのトロリーバスは法律上は鉄道に分類され、軌道法または鉄道事業法が適用される。そのため、運転士は大型二種免許に加え、動力車操縦者運転免許も必要とのこと。簡単ではなさそうです。

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なお、扇沢駅の一角に関電トンネルトロリーバスの資料が展示してあります。これはマニア垂涎ですよ!

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宮本屋@松阪

2010-09-16 23:27:47 | 料理(肉)

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近鉄とJRの松阪駅、メインとは反対側の東口より南のほうに5分ぐらい歩いたところにある焼肉店です。ここは松阪でも1,2を争う人気のお店のようで、平日夕方の入店にもかかわらずでも既にほぼ満席状態です。

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店内はテーブル席のみ。各テーブルに炭火のロースターが設えられています。おもむろにメニューを見ると…おっ!ミスジがあるぞ!特選ミスジは1,785円。これをメインに骨付きカルビやら、ホルモン系を注文してみました。

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先ず運ばれてきたのがオイキムチ。あっさりとした漬かり具合は付けあわせに最適。普段、焼肉を食べないので、こういった箸休めは必須です。

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特選骨付きカルビは壷に入ってやってきました。網に広げてみると、かなり脂が乗ってる。実に柔らかいがワタシには少し脂っこいかな?チシャは必須ですね。

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上ミノとホルモンも脂が乗っているが、こちらはじっくり網で焼いて脂を落とすと、肉の旨みだけが残って実に美味しい。ホルモンは苦手だったのだが、これならイケる!

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ミスジは貴重な部位なので量は少ないが、見事なサシに見惚れてしまう。軽く炙るぐらいで口に含むと…肉はすぐに溶けていくのに旨みだけが口に残る…これは旨い!ただ、甘めの味噌ダレは必要なのかな?

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並みのカルビとウデは赤身ばかり。脂の苦手なワタシには最適な部位ではないかな。肉の旨みがたっぷりでボリウムもある。これはいいな。

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ピビンパは普通かな?白ご飯でもよかったような気がしますが…ともあれ、これだけ食べて二人で1万円強。松阪で肉を食べてこの値段ならかなり得した気分ですね。

  • 営業時間 11:30~21:00
  • 定休日 日曜日
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宮本屋 焼肉 / 松阪駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


アルペンルート・乗り物と温泉てんこ盛りの旅(1)@長野

2010-09-15 23:50:45 | ☆バスde温泉(東海・北陸)

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それにしてもここ数年の夏は暑い。熱中症で実際に死者もでている状態です。大阪ではもはやエアコンなしでの生活は不可能な状態です。この際、涼しいところへ行って、体をキンキンに冷やしてみようかなぁ……てなわけで、旅の始まりは近鉄、難波から名古屋へ向かう朝7時ちょうど発の名阪特急です。

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いささか早すぎる出発だが、デラックスシートに身を包まれていると、グッスリ朝寝。睡眠不足を解消することができました。

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9時過ぎに近鉄名古屋駅に到着。ここでJRに乗り換えます。駅のホームではひっきりなしに特急列車が行き交っています。

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朝から何も食わずに名古屋まで来たのは、名古屋名物の麺を食べたかったからですね。駅構内で見つけた立ち食いで、きしめんのきつね入りを食べてみました。カツオの風味がガンガン襲ってくるダシはかなりイケてる。昆布ダシ大好きの関西人にとっても、毎日は辛いにしても、たまに食うにはいい。冷凍の麺はコシもあり、トッピングの天ぷら類は通し揚げのよう。かき揚きしめんを注文した方がよかったと少し後悔です。

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10時ちょうど発の長野行きワイドビューしなのに乗り込みました。車内はほぼ満席で、車内の乗客の風体から、ビジネス利用が多いようです。車両の383系は振り子式で、高速でカーブを通過することのできる構造。以前の381系では不自然な動作のため乗り物酔いが多発したが、新しいこの車両では振り子であることを感じさせない自然な動作です。

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快適な乗り心地にまたしてもウトウト寝てしまいました、ふと目覚めて外を見ると、今まさに奇勝寝覚ノ床を通過しているところ。電車が高速なのでカメラの用意が間に合わず、ベストショットは逃しました。

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ほぼ正午に松本駅に到着、高地のためやはり涼しい。長野県第2の都市であるとともに有数の観光地である松本市は、松本城周辺の中心街は、たいへん美しく整備されています。

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駅からは100円バスのタウンスニーカーで市内一周。コミュニティーバスはこういう使い方ができて観光客に便利です。車両は小型ノンステ、日野ポンチョの旧タイプです。

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松本城のあたりで昼食を摂ることにしました。長野なのでやはり蕎麦屋が軒を連ねています。適当に店を選び、山葵菜の蕎麦をいただきました。観光客目当ての店なので、あまり期待していなかったが、感動的って程ではないものの、そこそこ美味い。さすがに本場、蕎麦のレベルは高いようです。

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屈指の美しさを誇る松本城は、日本最古の五重天守で、国宝に指定されています。白を基調とした明るく華やかな姫路城とは対照的に、黒が基調のその姿は凛としていて精悍です。

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いっぽう、西側から見た姿は華奢に見え、意外な一面を見せてくれる。どこか頼りなく、はかなげな美しさを感じます。

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松本城から10分ほど北に歩くと、重要文化財の旧開智学校が姿を現します。脱亜入欧が進められた明治の初期には、学校建築も洋風であることが推奨されていました。この松本に学校を設立する際、地元の大工の棟梁が見よう見まねでこんな立派なものを造り出しました。建築材料に廃寺の柱や梁が使われているなど、随所に和洋折衷が見受けられるとのこと。このような建築様式を擬洋風建築と呼ばれているそうす。

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館内は資料館として公開されていて、昔の教室が再現されています。

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展示品の中で特に目を引いたのが、戦時中の子供たちの絵。勇ましい絵は、聖戦完遂が声高に叫ばれていた当時の世相を反映しています。翻って、教育とは強力な世相を作ることができる。かなりの力を入れてこの学校を作った、明治の人たちの先見性は、良くも悪くも見事なものです。

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松本駅に戻り、ショッピングセンターに併設された松本電鉄のバスターミナルから、路線バスで浅間温泉を目指します。松本電鉄は長野県の一大企業グループであるアルピコグループの中心企業で、松本と新島々を結ぶ鉄道と、松本周辺のバス路線を一手に引き受けています。最近珍しくはなくなってきた女性が運転する車両は、富士重工ボディーのイスズ車です。

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浅間温泉は松本市の郊外にある閑静な温泉街。今夜はここで泊まることにします。

続く…

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魚々味 (ととみ)@鳥羽市(池の浦)

2010-09-13 23:02:34 | 料理(和食)

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大阪から近鉄特急で約2時間、宇治山田駅で各駅停車に乗り換えて、鳥羽駅のひとつ手前、池の浦駅で降ります。この駅から国道に出て鳥羽方面に少し歩いたところ、海鮮のお土産屋に併設されてる食堂です。

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ここは鳥羽磯部漁協の直営で、その22の支所から、その日の朝にあがった海の幸が集まっているとのこと。その日の漁によって内容が変わるので、本日の刺身は、この玄関の海女さんのマネキンがプラカードを持たされているんですね。平日の11時ぐらいに伺ったものの、すでに満席状態。人気の程がわかります。

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いろいろあるメニューの中で、この食堂お奨めの組合長定食(3,500円)と、赤あわび(2,500円)を同行者とシェアすることにしました。組合長定食は、お刺身の盛り合わせと、焼き貝、伊勢えび、揚げ物、煮魚、みそ汁、ご飯がセット。かなりのボリウムですね。

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お刺身はタコ、マグロ、スズキ、サザエなどなど…どれも新鮮。煮魚も身が厚い。

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揚げ物はかき揚げとアジのフライ。身はジューシーながら衣はカラッと揚がっている、なかなかいい感じ。

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焼き貝はサザエと大アサリ。この大アサリが実に旨い!伊勢えびは丸ごと一尾です。身はぷりぷりでミソもたっぷり残っています。実に贅沢な一品ですね。この内容でこの値段は破格ですよ!

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あわびは今日は赤あわびだったのだが、焼きでお願いしたところ、身が独特のコリコリした歯ざわりで、これだけでも堪らんのだが、濃厚な肝と一緒に口に運ぶと、口いっぱい磯の薫りが広がる…もう言葉にできない旨さですね。

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これだけでも充分お腹一杯なのだが、せっかくなのでしらす丼(700円)を追加注文してしまいました。風味豊かなしらすが「これでもか!」っとご飯に載せられている。お腹一杯にもかかわらず、ついつい箸が進んでしまいました。このお店、コストパフォーマンスも抜群だが、全席禁煙なのがうれしいですね。休日はかなり混雑するとのことなので、朝11時の開店直後の来店がお薦めのようです。再訪必至!

  • 営業時間 11:00~15:00
  • 定休日 水曜
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四季の海鮮 魚々味 魚介・海鮮料理 / 池の浦駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


アパホテル富山(天然温泉サウナSPA・X)@富山温泉

2010-09-01 22:53:35 | 温泉(富山県)

「バスde温泉」(kurodaが実践する温泉ひとり旅のこと)によりアルペンルートを横断する旅の二日目のこと。行程上、富山市内に泊まらなければならないのだが、どうせ泊まるなら温泉つきを…っと思い、調べてみると、富山のAPAは温泉大浴場付きとのこと。


出張ではなく、温泉めぐりの旅でAPAに泊まるというのも変な話だが、やはり大浴場で足を伸ばせるのは魅力的。ここに泊まることして予約しておきました。


温泉大浴場はホテルの隣の高層ビルにあります。上部はマンションで、1階をスポーツクラブや温泉・サウナになっています。浴槽に満たされたお湯はコーラを薄めたような色をしています。ひょっとしてモール泉なのかな?


僅かにぬるっとした感触は悪くない。しかし、こういった施設なので仕方ないが、塩素の臭いが気になります。それでも大浴場で足を伸ばせるのは気持ちいいですね。

・場所:富山ライトレール・奥田中学校前
・泉質:アルカリ性・単純泉 42.4度
・訪問日:2007年9月14日