バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

中島酒店@岩井温泉

2013-08-17 09:30:33 | 料理(酒・居酒屋)

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鳥取駅から路線バスの岩井温泉行に乗って終点、岩井温泉BSのすぐ近く、ゆかむり温泉共同浴場の斜め後方にある酒店さんです。この酒屋さんではいわゆる「立ち飲み」があって、お風呂上りのビールをキュッと一杯できるようになってます。

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お酒の陳列棚の並ぶお店の真ん中にテーブルがあって、立ち飲みではなく座り飲み。ちょっとした食事もできます。この辺り、温泉旅館のほかには食堂らしきものが一切ないから、近所の方々にも重宝されているんでしょうね。

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例によってここで一杯いただいてみます。酒はこの岩美町の地酒、瑞泉。端麗なのどごしは風呂上がりに実にいいですね。

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アテはここの名物、「ゆかむり豆腐」です。自家製の練り味噌や一味唐辛子でいただきます。この豆腐、豆の味が効いていて実に美味いですね。

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「ゆかむり」っというのは、この岩井温泉に江戸時代から伝わる奇習で、頭に手ぬぐいを乗せ、ゆかむり歌を歌いながら柄杓で湯をかむるという風習なんだが、何度かここを訪れているが、そういうシーンに遭遇したことない。これからは風呂上がりに「ゆかむり豆腐」を食べる…っちゅうのが新しい風習になるかもしれませんね。

中島酒店
昼総合点★★★☆☆ 3.1 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=31002664&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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りんどう(ホテル立山)@室堂

2013-08-11 12:08:58 | 料理(カレー・日本型)

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立山黒部アルペンルートの最高峰、富山側からは富山地鉄、立山ケーブルカー、立山高原バスを乗りついでたどり着く室堂駅。室堂の拠点はこのホテル立山です。ここは駅とされるようにトロリーバスの終着駅。トロリーバスは正式には無軌条電車ということで、一応鉄道の分類に入るんですね。なので日本一高いところにある駅といえます。またここは駅とともに大規模な宿泊施設も兼ねている。この併設ホテルが「ホテル立山」です。

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ワタシの場合は信濃大町側から来たので、路線バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、再びトロリーバスを乗り継いでようやくこの地にたどり着きました。幾分かの感慨さることながら、お腹も空いてきた。この駅で食事でもとろうかな…ところが、そば屋さんも、2階のホテル立山の食堂も大混雑の様子、その横にあるティーラウンジはまだ空いているし、カレーライスもあることなので、ここでお昼をいただくことにしました。

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店内はゆったりとしたソファが並んだ高級ロッジ風。昭和の雰囲気が漂っています。案内された窓際の席からは室堂平とともに3000メートル級の立山連峰の山々が一望。真夏のさなか、同じ日本とは思えない涼しげな光景が広がっています。

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恭しくカレーが運ばれてきました。いただいてみると、確かに美味いカレーではあるが、これといった押し出しはありません。また量的にも上品過ぎますね。付け合せがフルーツのシロップ漬なのなかなかのセンス。疲れた体には甘いものがベストマッチだからね。で、お値段は1400円。確かに高いが、こんな2450mの高さの山上で都会レベルのものを提供しているんやから文句は言えません。ここは日本で一番高い場所で食べるお店のカレーかもしれませんね。

りんどう
昼総合点★★☆☆☆ 2.8 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=16000480&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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豆富茶屋 林@吉野山

2013-08-08 21:07:06 | 料理(弁当・パン・テイクアウト)

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近鉄・吉野線の終点、吉野駅からロープウェイで吉野山駅に上り、そこから吉水神社のほうへ15 分ぐらい歩いたところにある豆腐茶屋です。吉野と言えば桜だが、桜に時期でもなく紅葉の季節でもない、真夏のくそ熱い時に吉野の観光を敢行してみました。多くのお店の立ち並ぶ吉野山のメインストリートをぶらぶら歩いていたが、さすがにこの暑さ。参っていたところに、「豆乳ソフトクリーム」の幟を掲げた和風モダンのお店を発見、思わず吸い寄せられてしまいました。

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ここは吉野で古くから美味しい豆腐を作り続けている林とうふ店が直営するお茶屋。入り口辺りにはお豆腐や揚げさんなどを販売していて、その奥が豆腐料理の食堂になっています。

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豆乳ソフトクリーム(300円)を購入して食堂スペースでいただきます。細君と二人でひとつを分けるのはお店の方には誠に申し訳ないが、後でお豆腐を買うので勘弁してください。

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ソフトクリームは滑らかで豆乳の風味もしっかり出ています。甘さ控えめあっさり系の味わいで実にヘルシーですね。

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持ち帰りで「揚げさん」と「がんもどき」を購入しました。家に帰ってから調理してみました。

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「揚げさん」も「がんも」も大豆の味がしっかり残る、実に硬派な仕上がり。これは素材の良さもさることながら、真摯に豆腐造りに取り組んではるんやろうなと感じさせる逸品です。

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保冷剤を兼ねて冷凍したおからをサービスしてくれました。このおから、結構たっぷりあるので、家に帰ってきてから購入商品より先に「おから料理」に取り組むことになりました。作ったのは「おからミートソース」と「おからナゲット」。とくにおからナゲットは会心の作になりました。

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次回、吉野山に来た時にはぜひともここの豆腐料理をいただいてみなければ…

林とうふ店
昼総合点★★★☆☆ 3.5 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=29007938&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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もみじや旅館

2013-08-07 21:21:34 | 料理(旅館)

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熊野交通・湯川温泉BSから徒歩20分ぐらい…バス停前の「きよもん湯」のところから坂を上り、てっぺんのトンネルを抜けて紀勢線の上を渡って坂を下る。海岸に近づいたところで細い道を左に入ってすぐのところ、紀勢本線の線路沿いにある木造2階建ての実にひなびた旅館です。

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ここはその温泉の質と量において、一部マニアには有名な名湯で、以前にも立ち寄りで訪れたことがあるのだが、今回、そのお湯を堪能しようと思い、宿泊してみることにしました。ちなみに温泉のレポートはこちら。

もみじや旅館(温泉)@夏山温泉

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夕食は1階の別部屋でいただくことになります。テーブルの上に最初からすべて並んでいます。家族経営の民宿のような旅館のこと、仲居さんがいてないので仕方ないですね。南紀ならでは、並んでいるのはほとんどが魚料理です。

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タイのアラ炊きは適度な甘辛。身もたっぷり詰まっていますね。

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エビのボイルはマヨネーズで。

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何よりもピカイチなのはお造りです。太地と勝浦の両漁港に挟まれたこの地のこと、お魚の新鮮なこと…それにも増して、鯨の刺身が絶品です。さすがクジラ漁の本場です。わたしたちのために犠牲になってくださったクジラさんに感謝しながらいただきました。

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朝食は1階の食堂でいただきます。朝は原価の安い素材を使っているが、それぞれが丁寧に拵えられていて好感が持てる。

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それにしてもご飯がふっくら炊けていて実においしいですね。旅館の朝食はご飯で決まると断言します。これは極上。

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この旅館、建物や部屋はかなり古くて、扉や窓の建てつけも良くないが、きれいに清掃されていて不快感はありません。人のいい年配のご主人や女将さんも癒されます。ただ、暖房は今や見かけなくなった石油ストーブで、これの臭いには閉口しました。こればかりは何とかしてほしいものですね。