バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

Casa Fortuna(カーサ フォルトゥーナ)@加賀

2014-01-21 09:20:53 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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加賀温泉郷の玄関口、JR北陸線の加賀温泉駅の駅前には温泉旅館の送迎バスがずらっと並んでいて常に賑わっています。この賑わう駅前から目立たない小さなトンネルで駅の反対側に回ると、閑静な住宅街になっています。この裏口から北東の方向へ15分ぐらい歩いたところにある、イタリア語で「幸せになる家」という意味のイタリアンレストランです。

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山代温泉に訪れようとした途中、この旅の最初の食事をどこにしようかと大阪からの特急「サンダーバード」の車内でネット検索して発見。車内のデッキから電話で予約しました。

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店内はカウンターが6席、テーブルが20席の合わせて26席、土曜のお昼前のこと、おそらくこの辺りに住む家族連れやマダムなど、結構賑わっていました。

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ランチはセットメニューになっていて、ワタシが「加賀・三谷の恵みプランツォ」(2,480円)、妻殿が「海と山の恵みのプランツォ」(2,980円)をお願いしました。

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待つことなく運ばれてきたのが最初のお料理、「カーサ畑お野菜の熱あつポタージュ」です。これはどちらのプランツォにも共通。熱々ではないが野菜の甘みは濃厚。シナモンが効いているのが特徴的です。

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「自家野菜、三谷産山野草、地産地消加賀やさいのバーニャカウダ」です。瑞々しい野菜やハーブがたっぷり盛られていて、見た目も美しい。バーニャカウダソースはやや塩気が強いかな。自家製のイタリアパンが添えられています。

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妻殿にはアンティパスト3種盛が。地産の海の幸、山の幸が少しづつ盛られています。和食の八寸のように華やかです。

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これはワタシの「南加賀産ジビエ」です。本日のジビエはイノシシ。スモークされた上に少し凍ったルイベ状にっていて臭みは全くないですね。甘いイチジクとのマッチングも良好。

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妻殿にスゴイのが運ばれてきました。「カニと海老・パスタ」です。カニには橋立港のタグが付いています。チーズの効いたトマトソース仕立てになっていて、カニの風味が際立っていて実に贅沢な一品です。

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ワタシのメインはパスタで、6種のベジタブルパスタからチョイスするようになっています。選んだ「あっさりオイルソース」はグリルドベーコン、完熟トマトと共に山野草のサラダがオリーブオイルで和えられています。山野草はこの場所より少し山手のほうにある三谷地区で採れたもの。野菜たっぷりなのはヘルシーでいいですね。

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妻殿のメインは薄切りステーキです。ジャガイモの上に薄切りステーキが載っていて、香ばしく焼かれています。

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ドルチェはワタシが2種のスイーツ、「黒ゴマ・アーモンド・きな粉のティラミス」と「自家製ジェラート」。妻殿がフォンダンショコラです。ジェラートは2層になっていて、上が柿、下がミルクになっています。

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ここのお料理、全体に野菜やハーブが主張する展開になっていて、その野菜がどれも味わい深い。加賀野菜という素材に恵まれて地域にあるレストランとして、その地の優位性を最大限に活かしているとともに、お料理を出す際に丁寧に説明する姿勢も好ましいですね。旅の出だしから早速「幸せ」な気分にさせてもらいました。

カーサ フォルトゥーナ
昼総合点★★★☆☆ 3.3 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=17001528&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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おーべるじゅどぼの(Auberge de Bono)@東舞鶴

2013-07-02 21:35:19 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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東舞鶴の市街から引揚記念公園の方面へ3㎞ほどのところ、舞鶴湾を見渡す丘の上にあるオーベルジュです。

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このオーベルジュでは、ディナーは隣の棟のレストラン、「ほのぼの屋」でいただくんだが、朝食はオーベルジュ内のダイニングで提供されます。

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朝食の時間、朝の散歩から戻ってダイニングに向かうと、ダイニング横のキッチンに料理長の糸井さんが朝食の準備をされている。なんだか贅沢な気分やなぁ…

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席に着くと、正装のムシユーがジュースを入れてくださいました。ジュースのチョイスはトマトジュースを。北海道産の濃厚なジュースで、フルーツのような甘味があって実においしいですね。

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バスケットにパンが盛られています。大量で選ぶのに困る。クロワッサンや角食、エピ、クルミパン、ロールパン、ベーグルなど。バターとともに地元産万願寺唐辛子のジャムも添えられています。

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しばらくしてお料理が運ばれてきました。先ほどからキッチンで料理長が調理されていたお皿です。ソーセージとハムと、プレーンオムレツ。ケチャップが添えられています。

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次に実に瑞々しいサラダが運ばれてきました。トマトは甘いしアスパラガスは芳醇。この自家製ドレッシングは大好きな味です。

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挽きたてのコーヒーとともに、エッグスタンドに入ったフルーツが来ました。モモとバナナとパイナップルですね。ヨーグルトに漬け込まれています。これら、実に贅沢な品々。朝においしいものをいただくと、その日一日が幸せな気分になりますね。この日の宿泊は我々二人だけ、この二人のために料理長とムシユーがサービスしてくれるんだから、こんな贅沢な朝食はあり得ません。貴重な体験をさせてもらいました。

Auberge de Bono
昼総合点★★★★ 4.2 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=26022433&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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ほのぼの屋@東舞鶴

2013-07-01 22:04:14 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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舞鶴の市街から舞鶴湾の東縁を引揚記念公園の方面へ3㎞ほどのところ、日本板硝子の大工場群の手前あたりの丘の上にあるフレンチレストランです。公共交通では東舞鶴駅から京都交通バスの田井・野原線で、さくらどおりマンション前BSで降りることになるのだが、これが1日にたった3本だけの恐ろしく不便な路線なので、ほとんど使えない。結局、相方と二人で暑い中を東舞鶴から歩いてきてお店の方々に呆れられました。特殊な主義主張のない方にはタクシーの利用をお勧めします。

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案内看板に従って丘に登ると住宅街の突き当たりにかなり大きな建物が現れます。中央の通路を入ると右側がレストランで、左側は福祉施設になっている。この通路からはちょうど額縁の中の絵画のような舞鶴湾が現れて雰囲気を高めていますね。

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レストランに入ると、吹き抜けの天井と、海側一面がガラス張りによる解放感の中、品よく配されたモダンアートがアクセント。広々としたホールは、ここで結婚式もできるそうです。案内された窓際の席からは暮れなずむ舞鶴湾と斜張橋の美しい眺めが…

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今回、このレストランが運営するオーベルジュ、「おーべるじゅどぼの(Auberge de Bono)」に宿泊するので、お料理は「シェフおまかせディナーコース」になります。ここのシェフは志摩観光ホテルで副料理長を務められた糸井和夫さんです。

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先ずはオルドーブル、雲丹のチーズ焼きです。雲丹の殻ごとオーブン焼きにしてあります。ティースプーンで掬って口に含むっと、実に濃厚な風味が広がります。手で持っても痛くないように棘の先はきれいにカットしてありますね。

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次はヒラメのフライです。スティック状にカットされたヒラメの身に実に細かいパン粉がコーティングされている。揚げものながら、レモンをたっぷり掛けてさっぱりといただけます。

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手長海老のサラダです。火が入っているサラダはユニークですね。手長海老はフライされています。

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スープは伊勢海老のビスク、かなり大振りな身が沈んでいるが、旨みはスープに沁み出していてこの身自体には抜け殻に近い。それだけにスープは凝縮した旨みの塊、クリーミーで豊潤です。

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ポワソンは…実はこれがために舞鶴までやってきた期待の一品、アワビのステーキです。ナイフを入れると、弾力は感じるもののスッと切れていく。口に含んだらバターの香りが広がるとともに、身はとろけていく。肝にこそ存在する磯の香りと、ハーブの爽やかさ、そして火を入れることによる旨みが三位一体となって、堪らんぐらいの旨さが醸されます。

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メインディッシュは牛フィレ肉のポワレ。柔らかいお肉に押しの強いソースのバランスが素晴らしい。また、クレソンがこんなに美味しいとは…

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本日のデザートは、ココナッツのタルトとレアチーズケーキ、そしてソルベです。いやあ…舞鶴って不思議な場所やなぁ。都会なのか田舎なのかようわからん場所で、こんないかしたフレンチがあるなんて…お料理は美味しいし、ギャルソニエが実に機転が利いてよく勉強されているし…このお店、実は障害を抱えた方がスタッフとして働く社会福祉施設なんですね。それゆえ、この値段で提供できるんでしょうが、単なる福祉だけを追求しているのではなく、ビジネスとして成り立たせているのが凄いところ。

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難波から賢島まで近鉄電車で2時間30分、片や舞鶴までならバスで2時間10分とタクシーで10分ほどです。おそらく賢島の半分の値段でこのお料理が頂けると考えると…自ずと舞鶴に再訪してしまうんでしょうね。

ほのぼの屋
夜総合点★★★★ 4.6 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=26004592&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>

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上高地帝国ホテル(ダイニングルーム)@上高地

2012-09-22 16:06:28 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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リゾートホテルの草分けとして格式を誇るとともに、上高地の旗艦ホテルとしてあまりにも著名なクラシックホテル。ヨーロッパの山岳リゾートホテルのような瀟洒な外観は、今や上高地のランドマークといっていいですね。今回、奮発してここに泊まることにしました。なんといってもここのレストランの食事を一度味わってみたかった…

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ディナーの時間になってダイニングルームに赴きます。このダイニングルームは宿泊者専用。ディナーのみの営業で2種類のコース料理からのチョイスになっています。また、食事時間は5時半からと8時45分からの2回転。各回、全員が同時にコースをスタートするスタイルです。入店時間のエントランスではオルゴールが奏でられ、雰囲気を盛り上げていますね。

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前菜はホタテとタラバのアンサンブルです。柚子の香りが効いています。こんな山の中でホタテやカニを素材にするなんて、贅沢の極みですね。交通や冷凍の発達した現代だからこそのお料理。

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スープはトリュフと地元産茸のコンソメです。パイ包み焼きになっていて、パイをコンソメに浸していただくことができます。このコンソメが実に香り豊かで濃厚。茸の旨みを見事に抽出しています。あまりの美味しさに肝心のコンソメの写真を撮り忘れるほど夢中になってしまいました。

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魚料理はヒラメのワイン蒸しです。ヒラメのしっとりとして淡白な味わいに、マシュルームの風味がアクセントになっています。魚料理によく合うとされるノイリープラットが華やかさを演出していますね。

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肉料理は牛フィレ肉のパルマンティエ風…この「パルマンティエ」というのは人の名前だそうで、フランスに土の林檎…すなわちじゃがいもを広めた人だそうで、フランス版青木昆陽。柔らかではあるがしっかり肉の味がある上質のフィレ肉と、キタアカリのハーモニーがいいですね。パン粉が食感に変化を与えているのも印象を深める。

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デセールとなりました。ひょっとして、これがメインイヴェントかもしれない。ゲストの目前でオレンジピールを潜らせたブランデーで栗をフランベし、アイスクリームとともにサーブします。

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フランベするときには灯りを消して青白い炎を見せる演出がリゾートホテルっぽいな。

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あらかじめコンポートされた栗に、洋酒の風味が加わって大人の味わい。全体的に堅実なお料理は、クラシックホテルならではですね。

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翌朝、同じレストランで朝食です。アメリカンブレックファストなので、肉料理、玉子料理がチョイスです。最初にトマトジュースとサラダが、パンはトーストやロールパン、クロワッサンが用意されています。

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その後にメインのお皿が来ました。ベーコンとボイルドエッグをチョイス。ベーコンはカリカリに焼いてあります。玉子は、これはもっときっちり注文しとくべきでした。ワタシの好みはユルユルの玉子が好みなんだが、これはちょっと堅すぎでした。

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いずれにせよ、お客のさまざまな要求にもサラッとスマートに応えてくれるのは、さすが日本を代表するホテルですね。値段はそれなりにするが、4月下旬から11月上旬までの半年だけしか開けられない雪深い山の中で、しかも東京のホテルスタッフがこの期間を合宿のように泊り込みでこのサーヴィスを維持していることを考えたら、決して高くはないでしょう。

  • 場所:上高地
  • 訪問日:2012年9月13日
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ダイニングルームフレンチ / 上高地その他)
夜総合点★★★★ 4.0


ヴィラ・アイーダ(Villa AiDA)@和歌山・岩出

2011-11-10 08:41:04 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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電車ならJR阪和線の和泉砂川駅か南海電車の樽井駅から岩出行きの南海ウイングバス・和歌山バス那賀に乗って川尻BSで降りるか、阪和線の紀伊駅からタクシーを使うか…車なら阪和道の泉南インターから府道63号線で15分ぐらいの岩出市川尻というところ…いずれにせよ実に行きにくい場所にあるイタリアンのレストラン・オーベルジュです。

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いつもは公共交通機関を旨としているが、今回だけはレンタカーを借りて伺いました。少し迷って辿りついたお店は、いかにも南イタリア風。和歌山県の岩出市は、関西国際空港から近いこともあって宅地化が進んでおり、和歌山県では珍しく人口が増加している近郊都市。といっても、まだまだ田舎です。この郊外のいかにも日本的な田んぼの真ん中に、突如イタリアが出現するのでいささか違和感がありますね。

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テーぶりに置いてあるオリーブオイルのボトルがかわいいですね。野菜のランチコース(4,200円)を予約時にお願いしていたので注文で迷うことはありませんが、問題は飲み物。残念ながらワインをいただくことができないので、仕方なくノンアルコールのスパークリングワインをお願いしてみました。

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アミューズはポレンタのフリット。ほんのり甘いフリットに、意外に効いている岩塩の辛味。目が覚めます。

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オードブルは里芋とセロリのグラタンです。里芋の甘みとセロリの香味のハーモニーが楽しめます。今度は塩気を排して野菜の風味を際立たせています。

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ここでパンが登場しました。ハードな自家製パンは小麦の香りも豊か。

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サラダは黒大根、サザエ、コリアンダー、ホウレン草。さまざまな形にカットされた黒大根がほろ苦くていい。形によって味が変わるのが不思議です。

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さすがにスパークリングのワインは甘くて断念、ここでガス入りのミネラルウォーターをお願いしました。フェラレッレはガスがマイルドで飲みやすく、料理も邪魔しません。最初っからこれにすればよかった…

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パスタミスタとうずら豆、さつま芋。野菜の滋味が溢れるスープの中に芋、豆、そしてショートパスタがぎっしり。パスタの食感がいいですね。

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魚料理はハタとふだん草、イカのカネロニです。今度は岩塩を効かせて魚介の旨みをクッキリ引き出します。ハーブの香りも華を添えています。

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肉料理は鴨と白ビーツのチャツネ、人参です。見事な火入れですね。持ち味を殺さぬように仕上がった野菜との調和がすばらしい。

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ドルチェは3種類からのチョイスになっています。私は「無花果とフロマージュブランのジェラート、スパイス蜂蜜と菜園ハーブ、アーモンド」を。ハーブ園のミニチュアがお皿の上に載っているような感じ。実に爽やかです。

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相方は「ジンジャーショコラと黒米、秋茄子のジェラート アールグレイ風味」を選びました。茄子の風味が面白い。残るひとつの「完熟柿とハーブ蜂蜜風味のバニラジェラート、ルバーブのフイヤンティーヌ」も気になるなぁ…

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最後はエスプレッソ・紅茶・自家栽培ハーブティからのチョイスとプティフール。最後の最後まで手を抜かないのには恐れ入ります。苦いエスプレッソには甘いマシュマロがよく合います。

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豊かな環境に恵まれた和泉山地の山麓で育った野菜を、その持ち味をさらに引き上げるような調理の技が冴え、自家菜園のハーブの数々がそれを彩る…しかも、こんな圧倒的なクオリティーにもかかわらず、支払ったのは二人で1万円強。レンタカー代を取り戻せました。

  • 営業時間:11:30~14:00、18:00~21:00
  • 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
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ヴィラ・アイーダ イタリアン / 岩出駅
昼総合点★★★★ 4.5


Cafe La Ruche(カフェ・ラ・リューシュ)@由布院

2011-10-03 09:02:40 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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「東の軽井沢、西の由布院」と称されるほど女性に人気のリゾート地、由布院。JR久大本線の由布院駅から1.5kmほどをひたすら歩いて至る金鱗湖周辺には、趣ある旅館をはじめ、数々のショップや美術館などの集客施設がひときわ多く立ち並んでおり、ここが由布院観光の中心地といってもいいでしょう。

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このカフェは「マルクシャガールゆふいん金鱗湖美術館」に併設されたカフェで、金鱗湖の畔の、いちばんいい場所に建つ抜群の見晴らしを誇るお店です。朝のうちにここに到着したので、先にテラス席でのランチの予約をしてからしばらく散策。ランチの開始時間に合わせて再び訪れました。難なくベストポジションGETです。

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注文は「由布院椎茸のペペロンチーノ」をワインのセット(1,550円)を。パスタにスープとパン、そしてグラスワインが付いてきます。スープはヴィシソワーズ。パンにはエキストラヴァージンのオリーブオイルが添えられています。

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パスタはソテーされた小ぶりな椎茸がたっぷり載せられている。この椎茸が小さいから余計に香りが凝縮されているのかと思う程、椎茸の香りが周囲一帯に広がります。近所に椎茸嫌いの人がいたら耐えられないかも。でもちょっと量が不足気味かな。客層が女性中心なんで仕方が無いのかもしれません。

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相方は「野菜たっぷりのドライカリー」のランチセット(1,400円)を。こちらはものすごくマイルドな風味です。こちらにはサラダ、デザートとドリンクが付いています。

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プリンを追加してみました。プリンはやや柔らかく、口当たりはまずまず。カラメルソースがしっかり渋くて、これはいい具合ですね。

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ここは最高の風景を堪能できる上質の空間。この場所では時間の流れもゆっくりと流れているような気がします。ただ、隣席からタバコの煙もゆっくりと流れてくるのが…

  • 営業時間:9:00~17:00(日・祝は7:00~17:00)
  • 定休日:無休
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Cafe La Ruche カフェ / 由布院駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


キングオブダイニング(道後山の手ホテル)@松山(道後温泉)

2010-10-12 23:13:45 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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道後温泉での宿泊は「道後 山の手ホテル」。イングランド風を標榜するホテルだからこそ、朝食も期待できるかな?そんな期待をもって、2,000円ほど高くなるが、朝食付きのプランにしてみました。朝食はホテルのメインダイニングでいただきます。このホテル、全体を英国調の設えになっていて、このダイニングも落ち着いた色調で整えられていますね。

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和食か洋食のチョイスということなので、ここはもちろん洋食を。先ずはジュースにサラダ、ヨーグルト。卵料理はオムレツ・フライドエッグ・スクランブルエッグの、肉料理はベーコン・ソーセージ・ハムのチョイスになっています。ごく一般的なスタイルですね。

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オムレツはいいんだが、同行者のフライドエッグは半熟のターンオーバーをお願いしたにもかかわらず完全に固まっている。パンもいまひとつ。大量生産品だし、ジャムもバターもよくあるパック入りのタイプ。ホテルのコンセプトにはこれほど英国風にこだわっているのに、朝食にはそれが感じられなかったなぁ…せめてカリカリのトーストやシリアルを用意するとか、ポーチドエッグもチョイスできるようにするとか…手間を掛けずに英国風にすることは簡単だと思うのだが。

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このホテル、値段のわりにはいいホテルだと思っていたんだが、朝食については期待外れでした。和食・洋食のチョイス…っという時点で想像しておくべきでしたね。

  • 営業時間:7:00~22:00
  • 定休日:無休
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道後山の手ホテル King of Dining フレンチ / 道後温泉駅道後公園駅南町駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.0


マ・シュミエール@熱海

2010-03-19 23:45:33 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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熱海の裏通りにたまたま見つけた、どこか気品が感じられる店構えのフランス料理店です。このお店で軽めのセット料理をいただきました。

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先ずはスープ・ド・ポワソン。これは魚介の旨みが凝縮された逸品です。

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続いてニンジンのサラダです。ニンジンがメインというのも珍しいが、ホワイトアスパラみたいなのが超美味。椰子の新芽らしいんだが、名前を聞いたけど忘れました…

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メインは牛肉のワイン煮。バラ肉を丁寧に煮込んでいて重厚に仕上がっています。付け合せにマッシュポテトなんて、最近は見かけないが、これも丁寧に裏ごしされていて、作り手の真摯さが感じられますね。

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外観と同様、店内も品よく飾りつけられていますね。愚直にも昔ながらのスタイルを守っている、「フレンチ」っと言うより「フランス料理」というべき、いまどき流行らない料理ですが、これが逆に新鮮さを感じます。年配のご夫妻で営む小さい店でした。いいとこ見つけた!

  • 営業時間:12:00~14:00、17:00~20:00
  • 定休日:水曜
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マ・シュミエール フレンチ / 来宮駅熱海駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


百年ダイニング(九州ホテル)@雲仙

2009-09-14 21:27:21 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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雲仙の老舗ホテル、九州ホテルのメインダイニングです。フレンチのカテゴリーに入れていいのかどうか迷う折衷料理のレストランなんだが、メインディッシュがフレンチなので一応このカテゴリーにしときます。

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クラシックホテルの雰囲気が充満するホテル内でも、創業当時を再現したレトロなデザインのここは特に雰囲気抜群ですね。窓からは雲仙地獄が一望で、噴煙が轟々と吹き上がっているのが見えて豪快。今回、ここで和洋折衷のコース料理をいただきました。コテコテのフレンチではないので、ワインはソアーヴェのクラシコ(白)を…

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前菜はさざえのつぼ焼きブルゴーニュ風、牛肉のタタキ夏野菜添え、長茄子の生姜煮XO醤添え、パプリカのマリネです。

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向付は「味彩盛」と称するお造りのゴマダレ和え、スープは愛野産ポテトのヴィシソワーズ、キャビア添えです。この島原半島はジャガイモの産地なんですね。これにグリーンピースの裏漉しが和えられていて優しい味わい。器の底からドライアイスの噴煙がポコポコ湧いてくるのは雲仙地獄をイメージしているとのことで、ちょっとしたご愛嬌ですね。

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主菜はチョイスになっていて、イサキのムニエル・バジルのソースを選びました。香ばしく焼きあがったイサキがいつに美味しい。同行者は島原名水地鶏のグリル・ココナッツカレーソースをチョイス。ちょっと味見させてもらったがヌーベルシノワのような上品な味わいで、こちらも絶品。

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最後にご飯とお吸い物、続いてデザートが運ばれてきます。お吸い物は鱧とじゅんさい、デザートはクリームブリュレ・トロピカルシャーベット添えです。全体に品よくまとめられているが、ダイニングのクラシカルな雰囲気とは対照的に、アグレッシブな構成になっていますね。

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朝食もこのダイニングでいただくことになります。バイキングスタイルなのは人的サービスの圧縮なんでしょうね。和惣菜はヴァラエティー豊かで、ご飯やお粥も美味しいが、洋食の質はどうなんだか…パンが悪けりゃ全体の印象が悪くなるのにな。このレトロかつモダンな空間では、浴衣のままでもOKのようです。温泉リゾートならではのことですね。

  • 場所:島原鉄道バス、長崎県営バス・雲仙お山の情報館BS
  • 訪問日:2009年9月10日
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百年ダイニング 欧風料理 / 雲仙市その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.0


ラ・メール(志摩観光ホテル)@賢島

2009-07-19 23:02:55 | 料理(フレンチ・イタリアン)

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賢島は英虞湾に浮かぶ島ではあるが、本州との間は10メートル足らず。近鉄電車が短い鉄橋で難なく渡ってしまいます。この島の駅は近鉄志摩線の終点で、大阪、京都、名古屋から近鉄特急が通じていて、奥志摩観光の拠点として多くのリゾート客を集めています。

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志摩観光ホテルは、この賢島を代表する老舗のホテルで、海の幸のフランス料理、特にアワビのステーキで知られている都ホテル系列のホテルです。

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今回、このホテルのレストラン、ラ・メールで念願の極上フレンチ「スペシャリテ“志摩の海より”」をいただくことにしました。これに合わせるワインは、ここは無難にシャブリをっと…

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まずは本日のオードヴル、「鮑テリーヌ 車海老添え ハーブ風味のドレッシング」です。某グルメリポーターが「宝石箱やぁ~!」と叫びそうなぐらい、海の幸のええとこばかりが散りばめられています。テリーヌを口に含むと、ふわっとした食感とともに海の香りが広がってきます。ああ、この後の期待が高まりますね。

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スープは「鮑ヴィシソワーズと伊勢海老のジュレ」。この時期の不快な蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる涼感あふれる逸品で、ジュレの中に伊勢エビのうまみが凝縮されています。このジュレとジャガイモの風味との相性も抜群です。同行者の「伊勢海老クリームスープ」は「鮑のステーキ」と並ぶ「ラ・メール クラシック」の自慢の料理だそうで、ひと匙口に入れると伊勢エビの風味がブワッと口の中に広がっていく。それも海老の臭みも出さずに旨みだけが押し出してくる。また、オーブンで焦がした生クリームが実に香ばしく、スプーンで軽くかき混ぜると絶妙なハーモニーになってきます。

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メインは「伊勢海老アメリカンソース」です。これは伊勢海老を丸ごと1匹ローストした豪華なひと品。伊勢エビはプリプリとした歯ごたえが楽しいのだが、それよりソースが凄いことになっています。伊勢海老のミソの旨みを抽出した、いわゆるアメリカンソースなのだが、どうやったらこれ程の旨みが引き出せるのでしょう。口に入れるや否や、封じ込められていた伊勢海老の甘味と香りが、溢れんばかりに口の中で広がります。今まで食べてきたアメリカンソースはなんだったのでしょう。頭の部分の身もナイフできれいにこそげ落としていただいたのだが、フィンガーボウルも用意されているので手で取ってもOKです。

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同行者の「鮑ステーキブールノワゼットソース」は、こちらの席まで漂ってくるほどのバターの芳醇な香り。この鮑を口に含むと鼻孔いっぱいに濃厚な磯の香りとバターの風味が広がります。噛みしめると鮑特有の弾力がありながらも、柔らかく溶けていくような感もある、不思議な食感です。この食感は下処理に秘結があるらしく、鮑をステーキとして焼き上げる前に、大根、香草、白ワインと天然塩などを加えたクールブイヨンでゆっくりと静かに火を通すことによって、鮑の風味を引き出しつつも柔らかく焼き上げることもできるとのこと。熟練の技なんでしょうね。

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デザートはアイスクリームみたいなもんだが、その前の料理が圧巻すぎて、まったく印象に残っていません。これぞまさしくデザート本来の姿ですね…(汗)

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このホテルの開業は1951年とのこと、館内は古びてきてはいるが、さすが宮内庁御用達。重厚感があって気品高い。村野藤吾の意匠設計だそうで、ところどころ昭和の面影がフリーズされているのも、これがまたいいんです。ドラマ「華麗なる一族」のロケに使用されるのも納得ですね。

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実はこの建物、老朽化によって全面的な建て替えが検討されたが、風格ある建物を惜しむ声が多くて残すことになったとのこと。その代わりに2008年、全室海辺のスイートルームである新館BAYSUITE(ベイスイート)がオープンし、この旧館はCLASSIC(クラシック)と名付けられて営業を続けることになったのです。近代建築が大好きなワタシにとってもひと安心ですね。

  • 場所:近鉄賢島駅
  • 訪問日:2009年7月17日
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ラ・メール クラシック フレンチ / 賢島駅
夜総合点★★★★ 4.0