バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

ユーバスROYAL高井田店@東大阪・高井田

2009-01-28 17:23:23 | 温泉(大阪府)

東大阪市の高井田地区は零細工場が林立する大阪の技術の集積地として、そして最近では真っ黒な醤油ラーメンの発祥の地として、徐々に全国的な認知が広がってきています。


この工場地帯のど真ん中にある天然温泉を謳うスーパー銭湯を訪ねてみました。掛け流し原理主義者のワタシにはこの手の温泉にはあまり足が向かないのだが、高井田系ラーメンをいただくついでに寄ってみたわけです。


温泉というのは本来は天然のものであって、あえて天然といわなくてもいいもののはずだが、ここはなぜか天然を謳っているので、なにか胡散臭さを感じてしまいます。

大きな内湯のある浴室と広い露天風呂、サウナ、垢すりと、いかにも普通のスーパー銭湯の造り。浴室には無粋な塩素臭が漂っています。


開放的な露天風呂に浸かっていたら、この一角にある三つ並んでいる壷湯を発見。この壷湯には地下1,001mからくみ上げる源泉そのままに近い状態のお湯が満たされているとのこと。


お湯は匂いも味もなく、僅かにヌルっとした感触の、特徴の希薄な単純泉。ただ、少し茶色がかかっているのが唯一の特徴かな。

加温していないのでお湯は温く、そのためじっくり浸かっていられる。これはなかなか居心地いいぞ!湧出量が550L/minと案外豊富なので、一部とはいえスーパー銭湯では貴重な自然な状態が保てるのでしょう。


全体的に清潔だし、靴箱・脱衣ロッカーが小銭不要だったりと、スー銭にしてはレベルが高い。機会があればまた来てしまうかも…

・場所:JR高井田中央駅・地下鉄高井田駅
・泉質:単純温泉 41.2℃
・訪問日 2009年1月28日


バス会社探訪@宇野バス

2009-01-25 19:45:40 | 乗り物(バス)

Img_5841 岡山市から岡山県東部の美作市や赤磐市周辺に路線を設けている小さなバス会社です。

湯郷温泉を訪ねた際、この温泉地から岡山まで乗ってみることにしました。

別に岡山に目的があるわけではなく、ちょっと風変わりなバス会社の宇野自動車(株)に興味を感じたためです。

Img_5840 このバス会社の全車両が三菱ふそう車で、シックなカラーリングは高級感が漂います。

現在のノンステップ化の風潮に抗って、2ステップの車両ばかり。

なんでも、ノンステップにすると座席が減ってサービスダウンになるからとのこと。

Img_5845 確かに短区間利用の少ない路線では確実に座れる座席が多いほうがいい。

それでも乗降しやすさに配慮して、全車両を小径タイヤに交換し、ステップ位置を下げているそうです。

ユニークな経営戦略で、どのバス会社も経常赤字に苦しんでいる中、ここは開業以来、いちども赤字になったことがないという。

ホームページの会社案内には社長挨拶や企業理念が話し言葉風なのがユニークで、ついつい読まされてしまいます。

宇野バス

この会社のバスに対する深い想い…いいなあ。

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総湯@片山津温泉

2009-01-17 22:24:37 | 温泉(石川県)

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北陸の名泉、片山津温泉は、賑やかな温泉街であると共に、特殊な浴場が所々に見られる歓楽的な温泉街です。建ち並ぶ大旅館を横目に、地元の人たちの愛用する共同浴場の総湯へ来てみました。

ところが……臨時休業です。暫し呆然…

P1010969

仕方がないのでその近くにある公園の足湯でお茶を濁すことになるのだが、この足湯、温泉のいい匂いがして湯口のお湯を舐めてみたら濃厚な塩辛さ。悔しいぐらいに極上の掛け流しなのです。服を脱いで全身で浸かってみたい衝動に駆られるが、人通りの多い街中、警察のお世話になりたくないので止めときます。

P1010968

実は以前ここの総湯は来たことはあるんです。泳げそうなぐらいの広さと深さを持つ浴槽は、循環で塩素投入ながら、かなり濃厚なナトリウム泉で実に熱いお湯でした。この広い浴槽には少なすぎるものの新湯が流れ込んでいて、傍らにはコップが置いてあって飲むことのできる、この辺りの総湯の中ではレベルの高いお湯だと感じたことを思い出します。

それだけに、今回の空振りはかなり悔しい。事前のリサーチを怠ったことを後悔ですわ。

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物泉 73度
  • 場所:CANバス・片山津温泉湯の元公園BS
  • 訪問日:2009年1月13日
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かめたに@粟津温泉

2009-01-16 00:51:59 | 温泉(石川県)

P1010924_2

世界最古の宿とされる、「法師」を擁する、歴史ある北陸の名泉、粟津温泉。温泉ブームの恩恵を授かっているとは言いがたいこの温泉地では、賑わっているとは言えぬまでも、しっとりとした温泉地の情緒を感じることができます。

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この温泉地で泉質には評価の高い「かめたに」に宿泊することにしました。お隣の純和風旅館「法師」とは対照的に、鉄筋コンクリートの近代的な造りながら、ここは源泉掛け流しを頑なに維持しています。仲居さんの案内で部屋に通されてお茶をいただくが、温泉への期待で実は気もそぞろ。お茶もそこそこにして、早速お湯に浸かってみる。

Img_8362

蛍長石貼りの深めの浴槽に、澄明でほんの少し匂いのあるお湯が掛け流されています。湯の花はないが、湯口の辺りに析出物がこびりついています。この旅館は自家源泉。湧出場所から女湯で5m、男湯で12mとのこと。これなら湯の花を形成する暇もないほどの新鮮さですね。

Img_8364

もちろん飲むことも可能で、僅かな匂いと塩分を感じるが、実に美味しい。これならグビグビ飲むこともできるでしょうが、通しやすいので、お腹の弱い人には要注意です。源泉を浪費する露天風呂を、敢えて造らない姿勢にも共感を覚えます。温泉へのこだわりのある旅館、リピート必至ですね。

  • 泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 50.9度
  • 場所:小松バス・粟津温泉北口BS
  • 訪問日:2009年1月12日
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総湯@粟津温泉

2009-01-14 22:55:17 | 温泉(石川県)

JR北陸本線・小松駅からバスで30分ほどのところ、ゆのくに・加賀の名泉のひとつ粟津温泉は、西暦718年に開湯したととされる北陸の温泉では最も古い歴史を持つ温泉です。


旅館13軒のこぢんまりとした温泉街は、賑わっているとは言えぬまでも、各旅館が自家掘りの源泉を持ち、しっとりとした温泉地の情緒を感じることができます。


北陸の温泉街の中心には、必ずといっていいほどある総湯だが、ここにももちろん存在します。この粟津の総湯は2008年に建てかえられて、この辺りでは比較的新しい施設です。


山代温泉や山中温泉の総湯に比したら小ぢんまりした施設ではあるが、さすが新しいだけあって、インテリアも秀逸です。


入り口で靴を預け、その靴の鍵と引き換えにロッカーの鍵をもらう…スーパー銭湯みたいな共同湯らしからぬシステム、少し戸惑いますね。

浴室は丸い浴槽がひとつ、澄明なお湯が満たされています。一部掛け流しとあるので、おそらく循環のお湯の上層部に掛け流しのお湯を投入してオーバーフローさせているのでしょう。


塩素臭は気にならないが、入浴客の持ち込むボディーソープやシャンプーの臭いが入り混じって、複雑な香りが漂っています。


ここはあくまで地元の方々のお湯なので、われわれ観光客がとやかく評論できる筋合いはないのだが、せっかくの良泉のこと、もうちょっとお湯を活かす工夫はないものでしょうか。

・場所:小松バス・粟津温泉北口BS
・泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 50.9度
・訪問日:2009年1月12日


総湯@山代温泉

2009-01-13 22:29:38 | 温泉(石川県)

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山代温泉は大きな旅館が立ち並ぶ街だか、しっとりとした温泉らしい雰囲気はあります。雪の温泉街を恐る恐る歩いていたら、ところどころ雰囲気のいいお店や、和装のきれいどころの女性に出くわしたりしで、温泉情緒に満ち溢れています。

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この街の中心にあるのが、街の共同浴場である総湯です。いや、総湯を中心に、街が形成されたのかも知れません。鉄筋コンクリートの建物の1階が女湯、2階が男湯と、階層構造になっていて、男湯では二つの大きな、やや深めの丸い浴槽に温泉が張られています。

Img_8343

Img_8340

澄明で味も匂いもないお湯は、循環・加水・加温で、残念ながら銭湯の域ですね。広い浴室に充満するのは温泉の芳しい匂いではなく、無粋な塩素臭。飲泉用の湯口も塞がれています。せっかく街を代表する温泉なんだから、もう少しなんとかならんもんかんな?っと思うが、これだけ巨大旅館が建ち並ぶ温泉街では、源泉だけでは賄えないのでしょう。

P1010870

この総湯の裏手では大規模な建築工事がたけなわ。新しい総湯ができるそうです。そして、その工事現場の横には源泉公園があり、ここに足湯と飲泉所が整備されています。お湯を飲んでみると、僅かに硫化水素臭があり、柔らかいお湯だと判る。源泉のパフォーマンスはしっかりしているようです。もしこのお湯を掛け流しで浸かれる事ができたら最高の贅沢だろうな。この温泉、お湯自体はいいが要はその使い方。湧出量と使用量のバランスがよくないのです。実に残念。

(現在、新しい総湯が開業されているようです。)

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩泉 63度
  • 場所:加賀温泉バス・山代温泉BS
  • 訪問日:2009年1月12日
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高速バスで行く南紀・共同湯三昧の旅@白浜

2009-01-10 12:52:29 | ☆バスde温泉(近畿)

Img_7569 一般的に、白浜って軽薄なイメージがあって、団体旅行のオヤジやオバハンたちがいく所と、永い間その程度の認識でした。

確かに駅の旅行カタログスタンドにささっている白浜温泉のパンフレットには、いかにもって感じの巨大ホテルと、パンダやイルカが表紙を飾っている。

しかしこの辺りの温泉は意外にも優れた泉質なのです。

Img_7546 大阪から白浜へはJRの特急くろしおを使うのが一般的だが、このところ急激に乗客を増やしているのが明光バスと西日本JRバスとの共同運航の高速バスです。

この路線、利用好調により大増発され、ほぼ2時間おきに発着していて所要は3時間チョット。

しかも片道2700円と実に格安で、これなら気軽に白浜の湯を楽しむことができます。

Img_7547 大阪・難波のバスターミナル、OCATでバスを待っていると西日本JRバスの新型のセレガが現れました。

8時20分発のこの便は満席で、しかも、2台続行とのこと。

日野自動車のセレガは、2005年にいすゞ自動車と共同開発した車で、いすゞではガーラとして若干のデザインを変えて販売している車です。

Img_3306 新しいだけあって室内デザインも洗練されているが、バスが阪神高速に入ると、そのパワーを実感することができました。加速が実にいい。

ただ、シートもサスペンションも堅めに設定しているようで、高速道路のジョイントがゴツゴツと響いてくる。

乗り心地より走りを重視しているようです。

Img_3312 阪神高速湾岸線で港大橋を渡ると、ここからしばらくは大阪湾を望みながらの快適クルージング。

阪和自動車道の現在の終点、田辺で高速を降り、田辺の市街地を経由して白浜へ向かいます。

白浜では家族連れやカップルや若いグループばっかりで、おっさん独り、なんだか居心地が悪い。それでもめげずに共同湯めぐりを敢行します。腰にタオルをぶら下げて…

Img_7649 白浜温泉の中心、白浜バスセンターから明光バスの椿温泉行きに乗りました。

バスは日野のレインボー。

このバスセンターから白浜駅を経て国道42号線を南下します。

Img_3264 国道は整備されているものの、海岸線のためカーブが続きます。

車窓には紀州灘が美しいが、結構なスピードなのでしっかり掴ってないと飛ばされそうになる。

前方に旅館街が見えてくると椿温泉です。

Img_3247 バスを降り、国道に沿った温泉街を歩くが人がいなく、どことなくひっそりとしている。

しかも、温泉街から少し離れたところにバブル期の遺物、高層リゾートマンションが建っていて景観を壊しています。

廃墟かと思いきや、そこそこ人は住んでいるようです。

ここなら毎日温泉に浸かれる余裕の生活。ワタシもリタイヤ後はこんなライフスタイルもいいかも。

Img_7665 さらに歩くこと約10分、地中海風ファサードの旅館が現れました。ここが関西屈指の名湯の宿、富貴です。

よく見るといささか年季の入った建物であるのが解るし、地中海風なのはファサードだけ。

しかもそのファサードには和風な書体で富貴と看板が掲げられている。なんだかチグハクやなあ。

Img_7666 案内されて部屋に通されるのだが、廊下を歩くとギシギシ響くし、襖のシミも古臭く感じるし…はっきりいって、マイナスポイントばっかり。

それなのにまたまた来てしまいました。ここには、と、実に心地いい温泉があるからです。

Img_7674Img_7668  客室は純和風ではあるものの、ヨーロッパの町並みを描いたリトグラフが飾られていて、ここでもチグハグ。

それでも、窓を開けると潮騒が響ぎ、遠くに貨物船が往来する。

これまでのマイナスポイントを大逆転させるほどの、見事なオーシャンビューです。

Img_7702Img_7690  食事は食堂でいただくのだが、至って普通。

白味噌仕立ての鍋が濃厚で旨い程度かな。

オバチャンが一人だけで甲斐甲斐しく仕切っているが、少々忙しない。

Img_7697Img_7698_2  歓楽街も何もない静かな温泉地では、温泉に浸かる以外は寝るだけです。

宵っ張りには信じられないような時間に布団に入る。

そして潮騒の音を聞きながら目を閉じたら、程なく意識が遠くなってきます…

Img_7688 翌朝、まだ明け切らぬ早朝にむくむくと起きだし、眠い目をこすりながら温泉へ。

早寝した理由はこれ。誰もいない源泉浴槽でまどろむことができるのです。

睡眠と覚醒の間をさまよいながら温泉のぬるま湯に浸かっていると、魂が抜けていくかのような浮揚感。熱いお湯だとこうはいきません。

これぞ宿泊者の特権ですね。そのうちだんだん外は明るくなってくる、気づくと2時間近く入浴していました。

Img_7708Img_7710  朝食も至って普通だが、ここには温泉粥がある。

このお粥、もう他はいらない、これだけでいいと思うほど美味いんですね。

多少ツッコミどころがある旅館だが、この温泉がある限り、関西での最上級の旅館といってもいいんではないかな…

Img_7712Img_7713  椿温泉のバス停から白浜駅まで昨日辿った道をバスで戻ります。

現れたバスは最新型の日野ポンチョ。今回、初乗車です。

このクルマはコミュニティーバス用の小型車で、もちろんノンステップで、今後、各地で活躍するんではないかな?

Img_7723 新車の軽快な走行を暫し楽しんだら早くも白浜駅。ここでは、特急くろしおで到着した観光客を明光バスがリレーしています。

このバスの車体色、まんま近鉄バス。明光バスは近鉄の子会社なので、お古が廻ってくるようです。

車体塗り替えすらままならない地方のバス会社の苦労がうかがえますね。

  • 訪問日:2008年7月21日・22日

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湖泉閣吉乃屋@十津川温泉(十津川温泉郷)

2009-01-07 23:20:45 | 温泉(奈良県)

Img_4013 十津川は湯量が豊富なのですべての旅館が同じ源泉の掛け流しです。温度管理の手法で多少の個性があるものの、どの旅館でも泉質は変わらない。

某温泉地のように、あちこちの源泉からお湯をかき集め、タンクで貯めて旅館に配湯しているのと違い、熱々の源泉をそのままの状態で各旅館に配湯しているので、お湯の鮮度が一味違います。

Img_2704_2 しかし問題は源泉の温度が高いこと。加水しなけりゃ浸かれないし、加水すると温泉が薄まる。どこの旅館でも熱い源泉を冷ますのに苦労しているようです。

十津川温泉には何度も訪れているが、ここでいちばんの高級で、温泉博士の松田忠徳氏も絶賛しているこの旅館に泊まってみることにしました。たまには贅沢したいもんね。

Img_2708_2 この旅館でも源泉を適温にするのに工夫があって、温泉のパイプをダム湖に沈めて冷まし、加水することなく極上のお湯を提供しています。

ここの露天風呂では、お湯だけでなく、眺望も極上。露天風呂からは波穏やかなダム湖の二津野湖が一望です。

Img_2709_2 銘木をくりぬいた野趣あふれるお風呂が人気だとのこと。

確かにお湯を独占したような気分にはなるが、これのどこがいいのか正直、よく解りません。

Img_2723 ところが、突如霧が湧いてきて、一瞬にして幻想的な情景が広がります。

山の天気は変わりやすいというが、温泉に浸かりながら天候の移り変わりが実感できる…自然との一体化が実感ですね。

Img_2716 さすが高級旅館だけあって料理も上々。山の幸、川の幸で溢れています。

高級感があるのに意外に廉価。実にいい旅館です。

しかし、本音を言えばなんだか落ち着かないんですね。非のない旅館は体が受け付けないというか、なんというか…

それは貧乏性の所為なんでしょうかね。

  • 泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉 70度
  • 場所:奈良交通・十津川温泉BS
  • 訪問日:2006年8月1日
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通天閣@新世界

2009-01-06 23:14:34 | まち歩き

P1010728 時代遅れの歓楽街だった新世界は、ステレオタイプの大阪イメージそのまま、強烈な色彩の看板やモニュメントのコテコテ感が再評価され、最近では多くの観光客で賑わっています。

ここは明治末期の1912年、内国勧業博覧会跡地にニューヨークのコニーアイランドを模して街づくりされた人工の繁華街です。

P1000428Img_5460_2  パリを模した放射状の街路の中心に屹立しているのが、昔からの大阪のシンボル、「ダイヤモンド高い、高いは通天閣」と尻取り歌に歌われ、親しまれた通天閣です。

設計は東京タワーや名古屋、札幌など、多くのタワーを設計した内藤多仲、建築は奥村組です。

高いといっても100m、高層マンションなら今やこれより高い場所に住むこともできる時代、単に展望を求めるのなら他にもあるが、大阪情緒を味わいたい観光客で、いまだに高い人気を誇っています。

実はこの通天閣は2代目。1912年開業の初代通天閣は、凱旋門の上にエッフェル塔を乗っけて、そこからロープウェイを発着させるという荒業を実現し、当時日本一の高さの75mを誇っていました。

しかし、戦時中、足元の映画館からの出火で焼かれ、戦争末期に解体され、鉄くずとして供出されたとのこと。

Img_5462Img_7261_3  地元商店会の強い想いによって再建された現在の通天閣では、絶対的な高さで他のビルにも劣るものの、ビルが林立する大阪市内や、賑わう新世界を見下ろすことができます。

また、見下ろされることを逆手にとって、こんなあざといことを考える大阪の商売人の抜け目なさを感じたり、お約束のビリケンさんの足の裏を「こそば」したり…っと!

Img_4209 すぐ隣の天王寺動物園と同様、ここでも酒臭いトラが彷徨い、競馬新聞を持ったクマがフラフラ歩き、すばしこい子猿がキャッキャと騒いでいる…

この通天閣の股下を、さも当たり前のように路線バスが通り抜けて行きました。

まるでサファリパークの遊覧バスですね。

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わらびお公衆浴場@十津川温泉(十津川温泉郷)

2009-01-03 23:46:11 | 温泉(奈良県)

Img_3117Img_3118_2  奈良交通、十津川温泉のBSから2つ先、蕨尾BSの目の前にある共同湯です。

蕨尾集落は十津川温泉の中心地である平谷集落の隣にあり、平谷には及ばないものの、ここにも小規模な旅館や民宿が並んでいます。

ここ古くから民宿を営むかたわら、公衆浴場を営業しているのがこの浴場です。

Img_3119 お風呂は古くて小さく、タイルも一部剥がれかけていて年季を感じる。

しかし、長年使い込まれてきた風格を感じますね。

お湯は当然ながら掛け流し。十津川温泉独特のやや白濁した、うっとりするようなアロマのお湯で満たされています。

Img_3121 ここに来るときはなぜかいつも地元のお年寄りの先客がいらっしゃいます。

このお年寄りがじっくりと静かに…このお湯を愛おしむように浸かってられました。

新しい共同湯の庵の湯より、ここは地元の方々と共に創り出された重みが感じられますね。

  • 泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉 70度
  • 場所:奈良交通・蕨尾BS
  • 訪問日:2007年1月8日
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