バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

インスタントラーメン発明記念館@池田

2008-08-28 18:13:58 | まち歩き

Img_7942 悪く言えばジャンクフードの代表的存在であるインスタントラーメン。しかし見方を変えれば20世紀の大発明といっても過言ではありません。

今年は日清チキンラーメンの50周年。インスタントラーメンを発明した亡き安藤百福翁の偉業を称えた記念館を訪れてみました。

Img_7940 チキンラーメンやカップヌードルなど、ラーメン好きか否かに関わらず、誰もが一度はお世話になった食品を開発した翁は、二又ソケットの松下幸之助と並ぶ、大阪が輩出した大偉人ですからね!

入館は無料。夏休みが終盤になっているので、自由研究のネタを求める小学生と、今や最大の消費国、中国人の観光客で賑わっています。

Img_7954 館内に入ると先ず始めに安藤百福翁がチキンラーメンを開発した当時の研究所のレプリカがあります。

いかにも終戦直後のバラックで、ここで試行錯誤されたんですね。

Img_7948 その次にチキンラーメンの開発過程の展示があります。

僅かに当時の時代をリアルに生きた記憶のあるワタシにとっては、単純にノスタルジーと言い切ることのできない感慨のあまり、涙腺が緩んでしまった。(恥)

Img_7951 記念館の展示の目玉は日清食品の製品を時系列に並べた展示です。カップヌードルの誕生や、UFO焼きそばとか…

そうそう・あったあった!袋麺の蕎麦。これを見て思い出しました。

ここは単純にノスタルジーに浸れます。

Img_7955 記念館の主題は安藤氏が唱えた珠言「食足世平」。食が足りて世の中は平らか…

現在の飽食の日本では現実味は失われているが、現実に災害や紛争によって飢餓の危機にある地域にインスタント麺が役立っていることは紛れも無く翁の遺産です。
「NO BORDER カップヌードル」

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プチ船旅

2008-08-26 22:33:42 | まち歩き

ご存じない方も多いのではないかと思うが、大阪市内にはいまだに渡し舟が8箇所もあります
大阪渡船場マップ
Img_6407 今回、大阪市が運行している渡し舟で、此花区の桜島から安治川を横断して対岸の天保山へ行ってみました。

日本最低山・天保山に直通のこの船は、登山電車とか登山バスではなく、おそらく日本でここだけの登山船。さぞ船頭の多いことでしょうね…

Img_5337 渡し舟は道路と同じと考えられており、自転車もOKで利用は無料。この天保山渡船は外国人の乗客が多いのもユニークで、彼らの多くはユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスタッフです。

30分に1本の、あまり頻繁とはいえないダイヤだが、船着場には待合室もあるし、利用者の多くはダイヤを把握していて、出航の直前になってからわらわら集まってきます。

Img_6415 渡し舟といっても結構大柄な船なのだが、船内には椅子どころか窓ガラスもありません。そりゃそうでしょう、あくまでもこれは道なのだから。

乗船時間は5分ぐらい。途中、ユニバーサルシティと、大阪の人気集客施設の海遊館とを結んでいるキャプテンラインのクルーザーと併走しました。こちらは片道600円の有料航路なので、さすがにエアコン完備で窓ガラスも椅子もあるようです。

天保山の桟橋に着いたら、ここでお約束の天保山登山を。

市バスde登山

Img_4741 天保山ではジンベイザメがゆったり泳ぎ回る水族館「海遊館」と、近ごろ、麺哲の出店でラヲタ感涙の商業施設「天保山マーケットプレース」が、オープンから20年近くになる今でもいまだに人気を保っています。

海遊館での大阪人の会話はおもろいですよ!「あの魚、食えるんやろか?」とか「あの魚、旨いんやで!」とか…必ず言ってますよ。(断言)

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テルメ龍宮@朝潮橋

2008-08-24 10:51:54 | 温泉(大阪府)

地下鉄・朝潮橋駅と大阪港駅の中間ぐらい、大阪シティバス・港晴BSからすぐのところ。中央大通りから南に少し入ったところにある尖塔のてっぺんの誇らしげに温泉マークを掲げている銭湯です。


銭湯にしてはかなり大きな建物はムンムンと昭和臭を漂わせていて、番台ではなく自販機で入浴券を購入するが、料金は390円(当時。現在は440円)の銭湯料金だし、下駄箱は昔ながらの木の札。やはり銭湯です。


脱衣所や浴室は昭和の香りとともに、残念な塩素臭が漂っています。銭湯なので仕方ありません。面白いのは、脱衣所から地下に下りる階段があって、ここに第二浴場というべき地下浴場があることです。


内湯から奥に進むと、陽の光が差し込んだ一角が現れます。これがこの銭湯の白眉、掛け流し露天です。地下1,500mより毎分293リットルを汲み上げるという貴重な天然温泉です。


ここには循環ろ過のない褐色のお湯が満たされています。保健所の指導もあってか塩素を投入しているが、自然の温泉であることには違いない。加温していないため温めのお湯だが、塩の湯なので浸かっているうちにじんわり温もってきます。


掛け流しとは言ってるが、流れ出たお湯はしっかり回収されて他の浴槽に廻されているので、本来の掛け流しとは言えない。それでも、大阪市内でこれほど強力なお湯は貴重です。


なお、このお湯が湯処あべの橋へタンクローリーで運ばれていて、阿倍野付近の住民に親しまれています。

・場所:地下鉄・朝潮橋駅、大阪シティバス・港晴BS
・泉質:ナトリウムー塩化物強塩温泉 54.5℃
・訪問日:2008年3月7日


湯の華廊@猪名寺(尼崎)

2008-08-23 09:11:02 | 温泉(兵庫県)

阪急伊丹線・稲野駅、またはJR宝塚線・猪名寺駅からそれぞれ徒歩圏内。大型SCの「つかしん」に併設されているスーパー銭湯、いわゆるスー銭です。元来、こういったスー銭は好きではないのだが、泉質が評判ということで来てみました。

浴室にはいかにもスー銭らしく、ジェットバスや薬草風呂など様々な趣向を凝らしたお風呂やサウナがあるが、目的はここではない。露天に向かって一目散です。

露天の源泉は赤褐色のお湯が満たされています。少しの金気臭とともにかなり塩辛い。有馬温泉に似た泉質なので力強い浴感があります。ここでは地下1,001メートルよりこんこんと湧き出た源泉をそのまま掛け流しているそうです。

顔に湯を掛けたらヒリヒリするほどの塩気です。おそらく塩素は投入されているが、この源泉にはまがい無く加温なし、加温なしの掛け流し。これは聞きしに勝ります。

都市部の大規模施設で掛け流しを実行するのは実は大変なことなんです。設備のメンテナンスなど、スタッフのご苦労を思うと素直に頭が下がります。

・場所:阪急伊丹線・稲野駅、JR宝塚線・猪名寺駅、阪急バス・つかしん前
・泉質:ナトリウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)47.4℃
・訪問日:2008年3月17日


天然温泉田辺@地下鉄田辺

2008-08-21 17:45:00 | 温泉(大阪府)

Img_5451 自宅から赤バスで10分ほど、地下鉄田辺駅の間近にある温泉施設で、おそらく我が家から最短距離の温泉でしょう。

温泉というのは本来は天然のものであって、あえて天然といわなくてもいいもののはずだが、ここはなぜか天然を謳っているので、なにか胡散臭さを感じてしまいます。

Img_5453 ところが、一般料金(390円)ではなく650円の特別料金を払うと、サウナとセットで露天温泉の使用が許される。そしてその露天こそ源泉そのままの、大阪市内としたら画期的な上質なお湯が溢れています。
僅かに湯の花の漂う褐色の湯は無臭ながら少しだけ塩味。露天のお陰で一般浴室にある無粋な塩素臭とは無縁です。

ワタシはサウナが不得手なので、賑わうサウナをよそ目にもっぱら源泉に浸かることに…

こちらはあまり人気がないようなので独り占めができる。
ここは穴場ですよ。

  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉 53.4度
  • 場所:地下鉄田辺駅・市バス田辺駅BS
  • 訪問日:2007年11月12日
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湊潮湯@堺

2008-08-21 12:32:25 | 温泉(大阪府)

堺市の臨海地区は、今でこそ巨大な工場が建ち並び、煙突から白煙を立ち上らせるコンビナート地帯だが、昭和の高度成長期以前、このあたりは白砂青松の海岸でした。


大阪郊外の主要な海水浴場であったとともに、1913年(大正2年)に海水を利用した「大浜潮湯」が開業。浴場のほかに食堂、劇場、遊技場なども完備した、現在の健康ランドに近い施設として人気を博したそうです。


南海線・堺駅の南隣の駅・湊駅のすぐ近くにある「湊潮湯」は、全国的にも珍しい、海水を温めたお風呂のある銭湯です。これぞまさしく「大浜潮湯」の生まれ変わりです。


ここの温泉…いや、温泉ではないのだが、そこらへんにあるスポイト温泉(現行法では白湯に温泉水をスポイトで一滴落としただけでも温泉を名乗れる)なんかよりよほど強力なのです。


一応、普通の銭湯と同様に清水の大浴槽がメインだが、この浴室の一角に、堺の海の少し沖のほうから引かれた海水を温めた、独自の潮湯を設えてあります。


海水なので当然といえば当然だが、塩辛いお湯。温泉では熱の湯とされるナトリウム泉に相当するこのお湯のこと、体ホカホカになってくる。油断したらのぼせてしまいました。


海水なのでベタベタ感があるのはしかたがないが、すぐに清水で洗い流せるし、アトピーの人にもいいのかもしれません。夏場は暑くて足が向かないが、寒い日には無性に入りたくなるお湯です。

・場所:南海電鉄湊駅・南海バス出島BS
・泉質:海水
・訪問日:2010年4月25日


世界の大温泉・スパワールド@新世界

2008-08-20 23:26:37 | 温泉(大阪府)

大阪環状線新・今宮駅、または地下鉄・動物園前駅野周辺は、ディープ大阪の中でもひときわディープなエリア「新世界」です。その新世界でいつも多くの観光客を集めている商店街「ジャンジャン横丁」の西側にある巨大な温泉施設が「世界の大温泉・スパワールド」です。


ここは、その西隣にあった「フェスティバルゲート」とともに大阪市の土地信託事業で造営された集客施設で、大阪の「暗部」に光をもたらす施設となるはずでした。


フェスティバルゲートは当初、ビルの中を駆け巡るスリリングなジェットコースターが人気で、カップルや家族連れで賑わっていたが、早々に客足が遠のき、紆余曲折を経て今では銀玉屋に成り果てました。


一方のスパワールドは、「世界の大温泉」というサブタイトルどおり、古代ローマ風呂などのヨーロッパゾーンと、ペルシャ風、バリ風、和風のアジアゾーンがあり、月毎に男女が入れ替わるシステムなど、様々な趣向や広告宣伝が奏功し、今でもかなり賑わいを見せています。


温泉マニアの義務感として、この大阪を代表する日帰り温泉施設であるスパワールドを試してみることにした。しかし入館してみると、予想に違わず…というか、想像を絶するほどの塩素臭。天然温泉を謳ってはいるが、どこに天然の部分があるのかと…


でもまあ、これだけの人数が入るのだから仕方がないのかな。考えるに、ここは温泉だと思ってはいかんのです。むしろ男女別のヌーディスト専用プールだと思えばいいのですよ。ワタシは二度と行かないでしょうが…

・場所:大阪環状線新今宮駅・大阪市営地下鉄動物園前駅
・泉質:単純温泉 39.6度
・訪問日:2007年8月21日


励明園@大阪港(天保山)

2008-08-19 19:39:42 | 温泉(大阪府)

地下鉄中央線・大阪港駅より北方向、巨大水槽にジンベイザメが泳ぐ海遊館が人気を集める天保山エリア。ここに温泉ではないのだが、ある意味、温泉以上に強力なお風呂があります。


この励明園は、おそらく港湾関係に従事する人たちのための木賃宿が発祥なのでしょう、昭和の匂いがぷんぷんと漂っている家族経営の小さな旅館。しかし、ほのぼのとした雰囲気とは対照的に、お湯は実にサディスティックです!


さっそく浴場に入ってみると、強烈な漢方薬の臭い。不快な臭いではないが、目や喉がヒリヒリします。まず洗い場で体をよく洗い、湯に体を慣らすため白湯に短時間入ります。


その後、スープカレーのような色の薬湯に入るのだが、ここで注意するのは必ず急所を手で覆って入るとのこと。浸かった当初はあまり痛くないので少し油断してしまったのが大間違いでした。いったんお湯から上がり、再度入ってみると…あれ?少し熱いぞ…


熱い…イタイ……イタイ……痛いっ!……ウギャー!!!!浴槽から飛び出てシャワーで洗い流し、しばし休憩。


覚悟を決めて再挑戦、今度は急所をしっかり押さえて入ると、慣れたのかチョットは快適になってきました。沁みます。熱いです。痛いです。お手軽コースの制限時間の2時間すら全うすることすらできませんでした。


しかしお風呂から上がってからの爽快感は比類ありません。これはクセになる気持ちよさ。是非挑戦してみてください。

・場所:地下鉄大阪港・大阪市バス天保山BS
・泉質:黄柏・黄ゴン・山梔子・蕃椒・当帰・川キュウ・鬱金・荊芥・その他
・訪問日:2007年10月22日