バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

白猿の湯@俵山温泉

2019-11-25 23:25:04 | 温泉(山口県)

サンデン交通バスで小月駅から70分、下関駅からは110分のところ。木屋川上流の山間部にある俵山温泉は、山口県を代表する温泉(「防長四湯」)のひとつで、1100年の歴史を持つ古くから湯治場です。


温泉街にある40軒ほどの旅館は、そのほとんどが個人向けの小さな日本旅館で、歓楽街は一切ありません。この地の旅館は内湯を持たず、温泉は外湯に通うという古くからの湯治場のスタイルが今も残る希有な温泉地です。


この「白猿の湯」は2004年にオープンした俵山の最新の温泉施設です。レストランや地元の物産店を備え、浴室も大きくて開放感があります。


広い浴槽は加水なしの掛け流し。この施設の近くに自噴する「町の湯」が惜しげもなく使われています。この温泉はpH9.9というアルカリ性のため、ぬるっとした肌触りが特徴です。


この施設では露天湯もあるが、こちらは一部循環のようで、内湯の方が明らかにお湯の質感が勝ります。洗い場も広くて気持ちがいいのだが、どことなくスーパー銭湯っぽい感じがします。


立ち寄りの旅行者向けの施設とは思うが、気軽に俵山のお湯に触れることのできる、上質の温泉施設です。

場所:サンデン交通・俵山温泉BS
泉質:アルカリ性単純温泉 41.2℃
訪問日:2006年4月5日


湯免観光ホテル大衆浴場@湯免温泉

2009-12-19 23:35:41 | 温泉(山口県)

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湯免温泉には一軒宿の「湯免観光ホテル」と公営の日帰り入浴施設の「湯免ふれあいセンター」のふたつの施設しかない小さな温泉地です。しかし、ホテルにしても公営施設の方も温泉は循環式で、泉質はあまり期待できない。ところが、このホテルの運営する日帰り利用用の大衆浴場だけは掛け流しとのこと…言わばオマケの施設に極上のお湯が溢れているんです。

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ホテルとは別の、大衆浴場専用の社員通用口のような玄関から入り、ここで受付のオバチャンに250円を払います。こんな値段でオバチャンの人件費が賄えるのだろうかと心配しながら、昭和にタイムトリップしたような壊れかけの廊下を進みます。

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廊下の先には、これまた廃墟寸前の脱衣所が…しかし、清掃はしっかり行き届いているようで不快感はありません。

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服を脱ぎ、浴室に入ってみると、浴室の中央に勾玉のような形の浴槽があり、浴槽の底から透明な源泉が掛け流されている。施設は古いが、脱衣所同様、しっかり清掃されているので気持ちいい。ここの泉質の特徴はラジウムの含有が西日本有数とのこと。しかし一般的に放射能泉は浴感がないのでよく判らないものの、放射能の特性を生かすべく底面からの噴出方式にしているのは嬉しいですね。時間を忘れてこの清澄なお湯にじっくり浸かってしまいました。
なお 、その後にここがリニューアルされたようで、ついでに300円に値上げされています。でもまあ値上げといってもたった50円、しかも掛け流しが維持されているんだから言うことないですね。廃墟好きにはお気の毒だが…
  • 泉質:アルカリ性単純弱放射能温泉 37.8度
  • 場所:防長交通・湯免温泉BS
  • 訪問日:2006年4月6日
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礼湯@長門湯本温泉

2009-12-15 23:45:12 | 温泉(山口県)

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この長門湯本温泉の大旅館のほとんどが集中配湯の循環温泉ではあるが、地元の共同湯は源泉掛け流しが保たれています。「恩湯」の横の小路から石段を少し登ったところに、もうひとつの共同湯「礼湯」があります。

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以前はオンボロの建物だったそうだが、災害復旧で建て直され、いまやバリアフリーの施設になっています。単一源泉の恩湯に比べて、混合源泉のこちらは、しかも加温しているために有難みは薄れるが、それでも掛け流しのお湯は一級のもの。透明なアルカリ性の、ややあっさりした透明なお湯がここでも掛け流されています。

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わりあい空いているので勿体無い気もするが…それはともかく、ここの共同湯のオドロキは140円という安さ。こんなこというのもなんだが、もうチト商売っ気を出してもいいのでは?

  • 泉質:アルカリ性単純泉 39.4度
  • 場所:サンデン交通・湯本温泉入口
  • 訪問日:2006年4月6日
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恩湯@長門湯本温泉

2009-12-13 10:29:17 | 温泉(山口県)

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長門湯本温泉の開湯は室町時代、山口県ではもっとも古い歴史をもつ温泉です。湯本中心部の泉源は現在でも大寧寺の所有で、礼湯(れいとう)と恩湯(おんとう)のふたつの源泉があり、また、それぞれ同名の共同湯があります。昔は上の礼湯を武士や僧侶、下の恩湯を一般の人が使っていたそうです。

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この恩湯は川べりにある、古びた、しかし唐破風のある立派な建物です。内部も相当年季が入っており、壁のタイルも剥がれかけ。石州瓦で葺かれた屋根には「湯本温泉」と記されたネオンサインがあり、少々悪趣味の感はあるが、夜になると川面に映えて温泉情緒を醸し出すのでしょう。

浴場には澄明のややヌルヌルしたお湯が壁の湯口から掛け流されています。加温していない低温の湯のため、シルクに包まれるような柔らかい浴感を楽しめます。御影石の湯船は驚くほど深くて少し落ち着かないものの、壁面には仏さんが張り付いていて元はお寺の施浴施設だったことを窺わせます。

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温泉街の中央を流れる音信川の川べりは美しく整備され、下駄を鳴らして散策するのに具合がいいようになっています。ここには実にゆったりとした空気が流れていますね。

  • 泉質:アルカリ性単純泉 39.0度
  • 場所:サンデン交通・湯本温泉入口
  • 訪問日:2006年4月6日
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町の湯@俵山温泉

2009-12-08 23:00:00 | 温泉(山口県)

サンデン交通バスで小月駅から70分、下関駅からは110分のところ。木屋川上流の山間部にある俵山温泉は、小さな日本旅館の40軒ほどが立ち並ぶ鄙びた温泉地で、歓楽的要素は一切ありません。


今夜の宿の通された部屋で荷物を解くやいなや、小銭とタオルを持って外湯に向かいます。俵山温泉の宿の多くは内湯を持たず、湯治客は外湯を使うんですね。これが温泉街の本来の姿、浴衣の湯治客がそぞろ歩く様は風情がありますね。


「町の湯」その名のとおり旅館街の中にある小ぶり建物で、浴室も広くない。しかし、ここに掛け流されているお湯は、澄明で僅かに硫黄臭。そして、評判どおりのヌルヌル感、足先を入れただけで感じます。


これが俵山のお湯。肩まで浸かると一層この感触が深まります。体全体にねっとりと纏わり付くのがいい感じです。若干の加温があるものの、上質のお湯であることは間違いない。


この温泉の入り口には飲泉のためのお湯がチョロチョロ掛け流されていて、ペットボトルを購入したら、お湯を詰めて持ち帰ることもできます。肝臓にいいというこのお湯のお陰で、宿で酒を飲みすぎることはありませんでした。肝臓にいいというのはこういうことか…

・場所:サンデン交通・俵山温泉BS
・泉質:アルカリ性単純温泉 41.2度
・訪問日:2006年4月5日


川の湯@俵山温泉

2009-12-03 22:46:28 | 温泉(山口県)

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俵山温泉は、旅館の多くが内湯を持たず、湯治客はあまねく外湯に向かうという、温泉本来の姿を今に留めている、今や絶滅寸前の温泉街です。外湯は3箇所、「川の湯」と「町の湯」、それと「白猿の湯」です。

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この「川の湯」はまさしく地元の共同湯といった趣きで、どちらかというと銭湯のような感じがします。お湯は掛け流しではないようなので、噂に聞くほどのヌルヌル感は感じられないが、肩肘の張らない日常使いとしたら実にいい温泉です。脱衣所でたむろして風呂に入ろうとしない子供たちを、地域のコワーい爺さんが叱りつけている様がほほえましい。

この俵山温泉では飲用が推奨されていて、リウマチや肝臓に効能があるとのこと。リウマチはともかく、アルコール漬けのワタシには肝臓にいいのは魅力的ですね。

(閉鎖されたようです)

  • 泉質:アルカリ性単純温泉 29.0度
  • 場所:サンデン交通・俵山温泉BS
  • 訪問日:2006年4月5日
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清水温泉@湯田温泉

2009-12-01 23:24:28 | 温泉(山口県)

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山口市は実に小さな地方都市。県庁所在地らしくない閑静なところ。しかし、市街地の真ん中に湯田温泉がある。しかもこれがかなり真っ当な温泉とのこと、ある意味うらやましい都市ですね。この清水温泉に来たのは、源泉掛け流しの銭湯にもかかわらず、早朝から営業しているからです。なにせ大阪から夜行バスでここに着いたのでね…

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造作は銭湯そのものではあるが、朝早くにもかかわらず多くの地元客で賑わっています。お湯に入ってみると、僅かにヌルヌル感があるが、澄明で臭気もない、割と素直なお湯です。ここは湯田温泉の温泉街から少し離れた場所にあるが、温泉街が集中配湯であるのに対し、ここは自家源泉とのこと、これは値打ちかな?夜行の旅の疲れを癒してくれる、ホントにいいお湯と言える…こんなのに毎日入れる地元の人たちがうらやましいですね。

  • 泉質:アルカリ性単純泉 65度
  • 場所:防長バス、中国JRバス・商工会館前BS
  • 訪問日:2006年4月5日
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