バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

但馬高原植物園 ヒュッテブルンネン@香美町(村岡区)

2012-05-20 23:49:33 | 料理(肉)

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香美町村岡区の国道9号から関西を代表するスキー場の「ハチ北」へ至る横道に入って山道をかなり登ったところの兎和野高原一帯は、氷ノ山後山那岐山国定公園の一部で、特に瀞川平あたりは豊かな植生と湧水に恵まれています。この中の17haが「但馬高原植物園」として整備されています。この「ヒュッテブルンネン」は植物園に併設されたレストランで、美しい景色の中、本格的な但馬牛料理や採れたての山の幸などがいただけるスペースとなっています。なにぶん山の中のこと、ここはちょっと公共交通機関ではいけません。今回、レンタカーで訪れました。

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植物園玄関口の、ゲストハウスにあたるドイツかスイスの山小屋風の建物の一角にこのレストランがあります。室内はテーブル席と、少しだけのグリルカウンターで、約70席ぐらい。わりと広めです。今回は予約してあったので、予約席と書かれ、ここだけテーブルクロスの敷かれた丸テーブルに案内されました。

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メニューは定食とかカレーとかコーヒーとか…いかにも観光地のレストランでありがちななんでもありの構成。しかしこのお店、他とはちょっと違います。今日は相方とひとつづつ、但馬牛ステーキコースの「ヒレ」と「ロース」を、一人当たり5,000円の予算で予約しときました。本来はお客の目の前のグリルで焼き上げるディナーだけのメニューなんだが、事前に電話で確認すると、ランチでも用意できるとのこと。ただしこの場合はテーブルにお皿で配膳になるらしいが、これは仕方ないですね。

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前菜は植物園や村岡の野菜をあしらった但馬牛ローストビーフ。焼き魚があるのがユニークですね。

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サラダはちょっとオドロキ!生野菜の上にお牛シャブが載っています。このお肉、口に入れると溶けるほどに柔らかい。

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テールスープです。スープは濃厚。大き目のテール肉が沈んでいて、これが乳臭く感じるぐらい肉の風味が溢れています。

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厨房から店長兼シェフがお盆にお肉を乗せて運んできました。本日のステーキ肉のお披露目です。今日は特にいい肉が手に入ったらしく、「A5」超級のヒレとロースに加え、希少部位のサガリも加えてくださいました。

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このお肉を具合よく焼いて運ばれてきました。鉄板のお皿の上にギュウギュウ詰めに載っています。ロースは脂が乗っていてジューシーで柔らかい。圧倒的な存在感。ヒレは肉の味が凝縮された感じ。脂の押し出しが少ない分、上品な味わいです。サガリは、これがいちばん牛肉らしい味わいで、歯ごたえと旨みのバランスがいい感じですね。

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タレは塩ダレ、山葵塩、醤油ダレ、そしてポン酢です。醤油ダレは村岡のオリジナル。サッパリと山葵塩でいただくのが気に入ってます。パンはハバネロソースでピリ辛になっているのがユニークです。

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デザートはティラミス。ペパーミントが効いています。園内に湧いている銘水で淹れた千年水コーヒーが実に芳醇で美味しい。

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レストランでお腹いっぱい食べた後は、植物園を散策して腹ごなし。手入れの行き届いた園内は実にいい感じです。正直、今まで食べた牛肉の中で、ここのお肉が最高位ではないかな。こんな上質のお肉がこの値段でいただけるのは驚愕です。決して行きやすい場所ではないが、レンタカーを借りてでも再訪する値打ちは充分です。

  • 営業時期:4月中旬~11月下旬
  • 営業時間:10:00~17:00、(ディナー要予約18:00~)
  • 定休日:開園期間中無休
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但馬高原植物園 ヒュッテブルンネン (そば・うどん・麺類(その他) / 新温泉町その他)
昼総合点★★★★ 4.5


村岡温泉@村岡温泉

2012-05-19 21:52:11 | 温泉(兵庫県)

JR山陰線・八鹿駅から全但バスで50分、鹿田BSよりすぐのところ。兵庫県香美町村岡区の小さい集落の中にある温泉施設です。


ここは地中1,000mに掘り当てた比較的新しい温泉で、旅館街はなくてこの施設が唯一の温泉。規模は小さく、地元の人たちに愛される共同湯といった雰囲気ですね。


浴場は内湯のみで露天はないが、大きな窓が広がっており、手入れされた庭園が望めるので解放感はあります。規模の割には大きめの浴槽は総大理石。その一角の湯口から澄明なお湯が掛け流されています。


浸かるとサラッとしながらも僅かにヌメリ感も感じられる。無味無臭の淡泊なお湯ながら、上質な感がありますね。源泉温度は41.5℃とのことなので、加温もやむなしですが、やや温めの温度設定で長湯ができそうです。


湧出量は250リットル/分と、さほど多くはないが、この規模の温泉施設には十分な量。しかも無理して露天風呂を作って循環ろ過させるような愚かなことをしていないのがいい。


館内には小さいながらも休憩室もあって、地元の方々がくつろいではります。のどかでほのぼのとした雰囲気の温泉。これはいいですね。

・場所:全但バス・鹿田BS
・泉質:弱アルカリ性単純温泉 41.5度
・訪問日:2012年5月14日


奥澤旅館(料理)@七釜温泉

2012-05-18 21:54:55 | 料理(旅館)

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七釜温泉(しちかまおんせん)は兵庫県北部の新温泉町・浜坂から少し内陸に入った岸田川畔にある鄙びた温泉地です。ここは冬場はカニ目当てのお客さんで大賑わいの場所なのだが、今はシーズンオフ。そんな時期に、この温泉地の旅館のひとつ、奥澤旅館活で「エビと旬の魚介を満喫!」というプランを発見、ひとり¥12600とはかなり手頃。しかも、あの上質な七釜温泉の掛け流し付とあっては…思わず予約を入れてしまいました。

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1階の広間に夕食が並べられていました。ここまではわりと普通。最初っから天ぷらが出されているが、質はいいものの冷めてるのがいかん。

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お造りはイカです。このイカ、すごく甘いわ。

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しばらくして本日のメイン、浜坂港で水揚げされた「活モサエビ」が運ばれてきました。山陰の春はモサエビ(桜えび)の旬なんですよね。このプランはエビ漁が終わる6月中旬までの期間限定とのこと。お盆のような大きな皿に盛られた海老は2人分。まだピチピチ暴れています。これを踊り食いやほうらく焼きにするんですね。圧倒されます。全部食べれるやろか…

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さらに活けの剥き身でも出されてきました。

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これだけではない。煮物にも、茶碗蒸しにもモサエビが入っています。

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季節はずれだが、一応のカニ。もうエビに圧倒されて印象が薄くなるな。

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お吸い物にもエビのすり身が…もう何匹エビを食ったやろ…これはもうエビのジェノサイドですわ。

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翌朝も同じ広間でいただきます。ごく普通の朝食ながら、井戸水で炊いたご飯は実に美味い。

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鰈の一夜干しも身がぼってりと肥えてていい具合です。この旅館、温泉もいいし料理も絶品。加えてご主人も女将さんも実に親切です。なんだか田舎の親戚の家に来たようなほのぼのとした気分にさせてくれました。いい旅館です。

  • 場所:七釜温泉
  • 訪問日:2012年5月13日
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奥澤旅館旅館 / 浜坂駅諸寄駅久谷駅
夜総合点★★★★ 4.0


大江山鬼そば屋@福知山

2012-05-15 23:07:26 | 料理(うどん・そば)

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バスなら丹後海陸交通の「仏谷」バス停そば。国道176号線で福知山から車で30分ほどのところ、鬼伝説で知られる大江山の与謝峠の頂上近くの福知山側にあるお蕎麦屋さんです。

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店内はテーブル席とこ上がり合わせて30席程度、やや大きめの、いわゆる峠の蕎麦屋ですね。訳あってレンタカーで加悦を訪れる際、通りがかったこのお店で昼食を相方とシェアすることにしました。

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おろし蕎麦(800円)は十割蕎麦を冷たいかけ汁がひたひたにしてあって、その上に大根おろしが盛られています。粉鰹が掛かっているのが面白いですね。一口啜ってみると、やや辛めな掛け汁ながら醤油の風味がストレートに効いているのがいいですね。

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太くて黒いお蕎麦はかなりコシが強く、蕎麦の風味が濃厚です。

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日替わり定食(800円)は、このお店の主力商品、「鬼そば」のミニサイズとお寿司です。

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寿司は鯛の昆布〆で押されたバッテラと巻き寿司です。これは素朴ながら実に美味しい。小鉢の煮しめもいい味付けです。

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お蕎麦はおろし蕎麦と同様、風味と食感の良好な蕎麦に掛け汁が掛かっているが、このお汁、醤油が強くて辛すぎです。もう少し出しの旨みを効かせてくれれば…惜しいな。

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ともあれ、こんな辺鄙な場所で本格的なお蕎麦がいただけるのは基調ですね。それと、サービスで出された蕎麦クッキーが蕎麦の風味が効いていて実に美味しい。ここを再び通るときには蕎麦本来の風味を味わえるざる蕎麦をいただきたいと思います。

  • 営業時間:10:00~18:00(夏季は10:00~20:00)
  • 定休日:火曜
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大江山鬼そば屋そば(蕎麦) / 大江)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5