バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

御前湯@有福温泉

2019-09-06 22:24:21 | 温泉(島根県)
山陰本線・江津駅より石見交通バス有福線で30分ほど、およそ1300年前の開湯以後、湯治場として栄えた有福温泉は、石段が入り組む山峡の斜面に旅館や民家、共同湯が建ち並ぶその景観から「山陰の伊香保」とも呼ばれています。

実に鄙びた、時が止まったかのようなこの温泉街には、9軒の小規模な旅館とともに、3箇所の共同浴場があります。

そのうちのひとつ、斜面の上方に、小さな温泉街に似合わぬほどの立派な建物が、この温泉のアイコンと言っていい有福を代表する共同湯、御前湯です。


実にレトロなこの共同湯が建てられたのは昭和初期とのことで、今でこそひっそり佇んでいるが、建設当時はかなり賑わっていたとのことです。


番台で300円を支払って中に入るのだが、この番台もレトロだ。じっと時代を見つめ続けてきた矍鑠とした存在感がありますね。


浴室に入ってみると、室内は古さこそ感じるが、手入れが行き届いていて意外なほど清潔です。中央に設えられた浴槽の、その真ん中から清澄な湯がこんこんと沸いて出ています。


ここの湯は無味無臭なアルカリ性の単純泉。シルクのような淡白な感触で、個性は希薄だが、肌触りがしっとりしている、いわゆる美人の湯といった感じです。

この建物の2階は休憩室なのだが、実質は昔の写真のギャラリーとなっています。当時の温泉街には人がいっぱいで、艶やかな芸妓が華を添えている…当時の栄華がしのばれますね。

当時のように賑わいを取り戻してほしいと思う反面、この静寂のままでいてほしいとも思ったりもします。

・場所:石見交通、広島電鉄(高速バス)・有福温泉BS
・泉質:アルカリ性単純温泉 45.5℃
・訪問日:2009年4月12日

薬師湯@温泉津温泉

2019-09-04 08:20:29 | 温泉(島根県)
山陰本線・温泉津駅から太田市生活バス温泉津線で5分ほど。鄙びた日本旅館が建ち並ぶ温泉津温泉には「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2軒の湯元が存在し、それぞれ泉質が異なります。

「薬師湯」は明治時代の浜田地震によって新たに湧出したため、「新湯」あるいは「震湯」とも呼ばれています。こちらの建物は昭和初期の建築で、2階建てのレトロモダンな造りです。

浴室の真ん中に、あまり大きくない楕円形の浴槽が掘られていて、そこに褐色のお湯がコンコンと掛け流されています。湯口の形状はナマズを模していて、この温泉の由来を表しているのが面白い。

自噴湧出のお湯は湧出時こそ透明だが湯船で淡茶褐色に変化するそう。強烈な金気臭で、舐めてみるとかなり塩辛い。浴槽の縁には析出物がこびりついていて、この温泉の濃厚さを物語っています。

この建物の上階は休憩所になっていて、洋館造りの旧館と繋がっており、カフェで食事をいただくことができます。また、屋上も開放していて、石州瓦の茶色い甍を望みながらコーヒーをいただくこともできます。

お湯の質もさることながら、街並みの美しさを持つこの温泉津温泉。ここは山陰の第一級の宝物です。

・場所:大田市営バス・温泉津温泉BS
・泉質:カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉 45.9℃
・訪問日:2009年4月13日

元湯泉薬湯@温泉津温泉

2019-09-03 09:16:49 | 温泉(島根県)
山陰本線・温泉津駅から太田市生活バス温泉津線で5分ほど。山陰の古湯・温泉津温泉は鄙びた日本旅館が建ち並ぶ、歓楽街など一切見られない静かな温泉地です。

開湯は古く1300年前。戦国時代や江戸時代には石見銀山から産出される銀の積出港にもなったことから、大いに栄えた宿場町でもありました。

その町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているとともに、銀を積みだしていた港は「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されています。

温泉津には2箇所の異なる源泉があり、それぞれに共同浴場があります。それらの源泉は旅館へ分湯する程の湯量がないので、旅館内に内湯を造らず、宿泊客は共同浴場に通うという昔ながらの湯治場のスタイルを維持しています。

この元湯泉薬湯は開湯以来の源泉を連綿と保ち続けている温泉津温泉を代表する共同湯です。何気ない単なる古びた建物だが、控えめな唐破風が歴史ある温泉を主張しています。

脱衣所には鍵の付いたロッカーがなく、名前の入ったマイ洗面器がキープされています。地元の方々と湯治客が主な利用者なのでしょうが、バスで訪れる旅行者にはいささか不便です。

浴槽は三つに分かれていて、左側は浅い浴槽、真ん中が適温、右側が熱い浴槽となっています。やや緑がかった褐色お湯は、かなりの金気臭と塩分。浸かっていると体が浮きそうになるぐらいです。

浴場の床は温泉成分が茶色に染み付いていて、独特の造形を織りなしています。濃厚なお湯であることの現れです。熱いほうのお湯に地元の爺さんが何食わぬ顔で浸かっているが、ワタシには手を浸けることさえできません。

建物の外には飲泉場があるが、強烈な塩分と金気臭があり、とても飲めたものではありません。泉質を求められるいま、再びホンモノの温泉を求める湯治客で栄えることを期待します。

・場所:太田市生活バス・温泉津温泉BS
・泉質:カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉 49.9℃
・訪問日:2009年4月13日

皐月湯@有福温泉

2019-09-02 22:45:04 | 温泉(島根県)
現在の有福温泉は、観光客も多いわけでもなく、潰れたスナックやみやげ物屋が寂寥感をいっそう増幅させます。そんなひっそりとした温泉街で、夕方になるとひときわ賑わうのがここ皐月湯です。

レトロな建物で一部愛好家に人気の御前湯とは異なり、坂の下方、民家に近い場所にあるこちらのほうが地元の方に人気のようです。

有福温泉にはなんと13箇所もの源泉があり、各共同湯もそれぞれ独自の源泉で、この皐月湯も当然ながら自家源泉。無味無臭の、しっとりとした浴感は有福温泉ならではのものです。

有福の温泉効能表示にはリウマチや通風などと並んで原爆症の記載があります。また、老朽化により2013年に閉所するまで、この温泉街の一角に原爆被爆者有福温泉療養研究所もあり、46年間で83万7千人が利用したとのこと。

広島に近いからでしょうね。戦争があった歴史の重みを感じます。平和を享受して温泉めぐりを楽しめることのありがたさを噛みしめました。

・場所:石見交通、広島電鉄(高速バス)・有福温泉BS
・泉質:アルカリ性単純温泉 45.9℃
・訪問日:2009年4月12日


どじょうすくいの湯@鷺の湯温泉

2009-11-22 15:30:04 | 温泉(島根県)

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鷺の湯温泉は旅館3軒の小さな温泉地だが、その発見は西暦700年代と歴史は古く、その昔、一羽の白鷺がこの湯で脚の傷を癒したという伝説からこの名となったとのこと、まあありがちな逸話ですが…

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そのごく小さな旅館街の奥に「安来節屋」という土産物屋というか、どじょうすくい体験道場のようなよくわからんお店があり、そこの離れが「どじょうすくいの湯」という温泉施設です。

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まるで民家の離れのような造りの建物があり、にわかに信じがたいがここが温泉なのです。
3畳ほどの浴槽には無臭で透明なお湯が掛け流されています。露天はないが、大きな窓からお庭を眺めることができ、経営者の思い入れが感じ取れます。ウイークデーにもかかわらず、常連と思しき客が立ち代り…聞くと、スポーツで痛めた肩を癒すのにここがいちばんだとのこと。

  • 泉質:含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉 53度
  • 場所:安来市広域生活バス(イエローバス)・鷺の湯温泉BS
  • 訪問日:2006年6月26日
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竹葉@鷺の湯温泉

2009-11-21 15:08:34 | 温泉(島根県)

JR山陰本線・安来駅、または荒島駅から安来市広域生活バス(イエローバス)で20分~30分。安来市郊外の飯梨川沿いにある、旅館がたった3軒だけの小さな温泉街が鷺ノ湯温泉です。


開湯は古く724年~729年の間とされ、白鷺が傷を癒していることから発見したという開湯伝説から鷺の湯温泉と呼ばれるようになったとのこと。

130点におよぶ横山大観の作品と日本庭園で有名な足立美術館のすぐ隣にあるこの旅館では、ここの食堂でのマクロビオティックの食事に+500円で旅館のお風呂をいただくことができます。

まずは食事です。ここでいただけるマクロビオティックランチ(1,500円税別)は、マクロビオティックの本来の姿である皮や根も捨てずにひとつの素材を丸ごと使うのと違って、旅館の提供するものにふさわしく美しく加工されています。

マクロビオティック (Macrobiotic) とは、玄米や雑穀、全粒粉の小麦製品などを主食とし、植物性の自然食を中心とした食生活法や食事療法のこと。玄米ご飯と厳選オーガニック素材のお料理の数々で、メインはおからの揚げ餃子。植物性の優しい味わいながら、煮物などは意外にしっかり味付けされています。健康食的な悲壮感はありません。

食事の後がお楽しみの温泉です。こぢんまりした内湯には澄明なお湯がこんこんと掛け流されていて、舐めてみてもほぼ無味無臭。浴感に特徴はないがサラッとした素直な湯質です。

岩風呂になっている露天は、広くはないが丁寧に手入れされているお庭に面していて実に雰囲気がある。オーガニックな食材と、オーガニックなお湯…この合わせ技で実に心に残るお宿だといえます。


・場所:安来市広域生活バス(イエローバス)・鷺の湯温泉BS
・泉質:含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 51.6℃
・訪問日:2009年11月3日


国民宿舎清嵐荘@出雲湯村温泉

2009-11-19 22:33:49 | 温泉(島根県)

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ここ出雲湯村温泉は出雲国風土記に「漆仁の湯」とされる歴史ある温泉。しかし、夢千代日記であまりにも有名になった兵庫県の湯村温泉と区別するため、いまでは出雲湯村と呼ばれるようになっています。今夜の宿は「国民宿舎晴嵐荘」。公共の宿なので、客室は狭くて質素、仲居さんすらいないながら、料金は格安です。

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安くて簡素なサービスな、庶民的な宿なのにもかかわらず、増築されたような真新しい浴室棟があり、ここに湯村温泉の柔らかい、優しいお湯が満たされています。温泉にはかなりの力を注いでいるようですね。現に昼間は地元の日帰り客でかなりの賑わいを見せている。確かに宿泊だけでは施設の維持は難しいんでしょう。

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露天風呂は周囲の山々が見渡される絶景で、ここでも新鮮なお湯がジャバジャバ掛け流されています。ここのお湯は少し温く、長湯を楽しめるワタシ好みのお湯です。日帰り客のいなくなる深夜に、上質なお湯をひとりで楽しみました。

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国民宿舎なので、食事は食堂でいただきます。ご飯を装うのもセルフサービス。しかし、ひとり旅のオッサンにはこんなフランクなサービスのほうが合ってるような気がします。仲居さんに付きまとわれるのも気が引けるしね。料理の質は…まあこんなもんでしょ。

  • 泉質:アルカリ単純泉、40.8度
  • 場所:雲南市民バス・湯村温泉BS
  • 訪問日:2006年6月25日
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湯乃上館・共同浴場@出雲湯村温泉

2009-11-17 23:17:55 | 温泉(島根県)

JR木次線・木次駅より雲南市民バスで国道314号線で15分ほど斐伊川沿いを遡ったところにある、出雲湯村温泉唯一の共同浴場です。


この温泉場は出雲国風土記に「漆仁の湯」とされる歴史ある温泉ながら、夢千代日記であまりにも有名になった兵庫県の湯村温泉と区別するため、いまでは出雲湯村温泉と呼ばれるようになっています。


斐伊川の両岸に1軒づつの旅館(うち1軒は一時休館中)しかない鄙びた温泉だが、鉄道の開通までは出雲と広島を結ぶ街道の宿場として栄えていたとのこと。今ではその鉄道すら危うい状況ではあるが…


その鉄道の息の根を止めるがごとく快適に整備された国道バイパスにあるバス停から、坂道を下り斐伊川を対岸に渡ると現れてくるこの共同湯は、その2軒の旅館のうちのひとつ、元湯の「湯乃上館」が運営する共同湯です。


2002年に立て替えられた木造の建物は、小さいながら小洒落た造りで、内湯と露天風呂が設けられています。


浴室内の溜め枡に澄明で無味無臭な源泉が一旦木桶に注がれ、そこから斐伊川を望む浴槽にジャブジャブ流れ落ち、内湯の湯船を満たします。


そしてその湯はさらに露天湯へ流れ、最後は川に捨てられる、見事なまでのお湯の利用法です。ここのお湯は少し温いので、じっくり長湯を楽しむことのできるお湯です。

・場所:雲南市民バス・湯村温泉BS
・泉質:アルカリ単純泉 44.1℃
・訪問日:2006年6月25日


かじか荘@海潮(うしお)温泉

2009-11-14 11:30:17 | 温泉(島根県)

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「出雲国風土記」にもその名を残す海潮温泉は、雲南市の山間、斐伊川支流の赤川沿いに約1,200年前に発見された歴史ある温泉とのこと。しかし、現役の旅館は3軒だけ。それ以外には、営業しているのかいないのかよくわからないスナック1軒と、廃業旅館の廃墟が骸を晒しているだけの、ごく小さな温泉地です。
 
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そんなあまりにも鄙びた温泉街の、これまたはずれにある共同湯がここ「かじか荘」です。ここには管理人が居らず、左の写真の賽銭箱に入浴料を投入してスタンプを押す方式。入浴客の善意によって成り立っています。

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4畳ぐらいの浴槽に源泉がそのまま掛け流されています。お湯は無色透明で僅かに硫化水素臭が感じられる…温泉の名前から塩辛いのでは?っと予想していたが、舐めてみると無味。特にコップを置いてるわけではないのだが、飲泉はできそうな感じです。

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熱い場合は蛇口を絞るように掲示してある。ワタシはは少し熱いと感じたが、地元の人たちは満足そうに浸かっているので、一介の旅行者が余計なことをしないほうがよさそうです。無名ながら一級品の温泉に出会いました。

  • 泉質:ナトリウム-硫酸塩泉 41度
  • 場所:一端バス・海潮温泉BS
  • 訪問日:2006年6月25日
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玉造ゆ~ゆ@玉造温泉

2009-11-13 17:10:36 | 温泉(島根県)
山陰本線・玉造温泉駅から南方に2kmほどのところ、玉湯川沿いに旅館が立ち並ぶ玉造温泉は、『出雲国風土記』抄に記載がある奈良時代に開湯した古湯です。

清少納言の枕草紙・117段に「湯はななくりの湯(現在の榊原温泉)、有馬の湯、玉造の湯」と記され、平安時代から名泉として謳われていたことが判ります。

玉造ゆ~ゆは新しい泉源の開発にあわせ、バブル真っ只中の1996年に誕生した日帰り温泉施設です。島根県出身の建築家、高松伸の設計で、施設内には温泉のほか、レストランや小規模なホールなど、複合的な機能を持っています。

路面から奥が高くなっている地形を活かし、斜面に壁を切り込ませ、その壁により天空に直径41mの半球を持ち上げるという大胆な設計。これは美術館であったとしても、とても温泉施設とは思えません。

しかしこの著名な建築家による先鋭なデザインの空間に、多数の幟が立ち、ゲーム機が置かれ、ホールでは「どじょうすくい」をやっているのはなんともキッチュ。高松伸もこれを見たら吃驚でしょう。

浴室には勾玉をイメージした大きな浴槽をはじめ、露天、サウナ、打たせ湯など、スーパー銭湯並みの設備が充実している。しかしムンムン漂う塩素臭にはがっかりです。

しかし、露天の湯口からはかなり熱いお湯が投入されていて、周囲には少なからず析出物があるので、もしかしたらここだけは新湯を流入させているのかも知れません。

・場所:一畑バス・温泉ゆーゆ前
・泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 70.8度
・訪問日:2006年6月25日