熊野交通、龍神自動車、奈良交通の各バス路線で湯の峰温泉BS下車してすぐ。湯の峰温泉の由緒である東光寺の小さなお堂の目の前にある公衆浴場です。
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熊野詣の最終目的地、熊野本宮大社にほど近いところにある湯の峰温泉は、古くから熊野詣の旅人達にとっての湯垢離と休息の場として知られていました。
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温泉街の中心地には公衆浴場、および天然温泉の岩風呂である「つぼ湯」があり、このつぼ湯こそ「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部として、温泉としては世界で唯一の世界遺産にも登録されています。
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つぼ湯のすぐ手前の川沿いには「湯筒」という熱湯の源泉の自噴口があり、地元はもとより、観光客も卵や野菜を茹でることができ、近所の土産物店などでも卵や野菜が販売されています。
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この公衆浴場には一般湯、くすり湯、貸切湯、休憩場などがあり、つぼ湯も含めて公衆浴場入り口の券売機で入浴券を買うようになっています。
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公衆浴場の一般湯は加水がしてあり、ここでは石鹸を使って体を洗うことができるが、その横にある「くすり湯」では、石鹸の使用は禁止されていて、その代り濃厚な源泉がそのまま掛け流されています。
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浴室は10人も入ればいっぱいの小ささで、強烈な硫化水素臭が充満しています。ここでは加水していないので湯温はかなり熱いが、実に濃厚で、まるで水銀に浸かっているかような強力な浴感があります。
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つぼ湯のために長時間の順番待ちするよりは、空いていて、しかも極上湯のこのくすり湯。湯治目的なら間違いなくこちらをお薦めします。
・場所:奈良交通、熊野交通、龍神自動車・湯の峰温泉BS
・泉質:含重曹硫化水素泉 92℃
・訪問日:2008年2月27日
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