那智勝浦町営バス・二河BSから徒歩10分ほどのところ。新宮出身の詩人佐藤春夫が湖の静かな景観に心ひかれて命名した汽水湖・ゆかし潟の畔にある共同湯です。
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同じくゆかし潟の畔の温泉施設「きよもんの湯」とは対岸に位置し、こちらは国道に面していないため落ち着いた、静かなロケーションになっています。
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今回、朝9時のオープンに当てて訪れました。時間前のこと、当然ながら入り口は閉まっているので玄関前で待っていると、9時直前に温泉のスタッフが車で到着し、ガチャガチャ鍵を取り出して玄関を開けました。
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300円の入浴料を払うのももどかしく、浴室に直行すると、浴槽にはすでに自家源泉のお湯が掛け流されている…ということは、一晩中この温泉が掛け流されていたということ。つまり捨てられているんですね。勿体無いというか贅沢というか…
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ぷうんと硫黄臭のあるお湯は澄明で少し甘く感じる。ここでも近隣の温泉と同様、ややヌルっとした肌触りが気持ちいい。体温より少し熱い程度のぬる湯なので長湯も可能。実際、浸かっているうちに寝てしまいそうになりました。
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この地の泉質の良好さと湧出量の多さを具現化しているこの温泉、南紀の名物温泉のひとつです。
・場所:那智勝浦町営バス・二河BSから徒歩10分
・泉質:硫化水素泉 38.5℃
・訪問日:2011年7月4日
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