みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

マダガスカル無事終了

2013年03月17日 | 仕事
3月9日に日本を慌ただしく出て、マダガスカルで1週間、
低所得層を対象としたワークショップ、インタビュー調査を主導してきました。
そう、私が主導…(笑)
現地のカウンターパートへのトレーニングも兼ねて、なのです。
私もそんな年になったのかと感慨深いです。

マダガスカルは、2009年の政変による経済危機で、貧困問題が非常に
深刻になっています。
今回のインタビューで、砂糖も買えなくなったという老女性、
工場が閉鎖されて売春を余儀なくされた若い女性、とにかく政府は
貧困層達の声を聞いてほしいという訴え。
私がワークショップの締めくくりに、なんでも質問を受け付けますと
言うと、必ず「貴女の組織は我々の仕事を与えてくれるのか」と
聞かれます…。このような声を、国際的な法的枠組みを規定する
ところに届けるというのが今回の研究の趣旨なのですが、
人々の現実の前に、紙を書くだけの研究者となってはいけないと
改めて感じました。

人々の生活は非常に深刻ですが、一見したところ人も街も穏やか。
そしてとにかく国土の景観の素晴らしいこと!
ちょうど雨期のため、緑が豊かで、赤い土とのコントラストが鮮やか。
首都のタナも、急な坂道が沢山入り組んだアフリカらしくない街で、
夕焼けの赤と建物の赤・ピンク等が映えて本当に印象深い街でした。

人もよいし、シーフードは美味しいし、売っている物もオレンジ、ピンク、
黄色等と南仏を彷彿とさせるコーディネイトで、特に現地で取れるラフィアで
作られたカバンの素敵なこと。お土産用にマーケットでまとめ買いをし、
すっかりマダガスカルのファンになりました。
6月に本調査に入るのが本当に楽しみです。

今回は東京‐バンコク‐ナイロビ‐マダガスカル、と
動線としては短く見えるけれどとにかく乗継が多く、
今はナイロビのラウンジで深夜の便を待ちながら仕事をしています。

筆の遅い私が珍しく、なんと今回の出張報告書(日本語)を
現地出発前に(!)書き終えてしまったのは、
やはり自分に主導権があることと、モーティベーションもぐっと
あがったせいかなと思います。
ナイロビを発つ前にフランス語のレポートを終わらせて現地に
送ってしまえば、後は東京に戻るまで英語に切り替えて
モザンビークの方に専念できるので、あともう少し、頑張ります。

みかどんも私の留守中に一生懸命バッジテストに向けて
スケートを頑張っている由。
私は残念ながらバッジテストの時間に間に合わないのだけれど、
帰国した時、朗報が待っているといいなと思います。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿