みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

レムールとの遭遇

2013年06月30日 | みかどん
今日は深夜便でパリにもどるため、珍しく日中に
観光をすることができました。

お昼すぎには市内の動物園に行き、干からびたような
巨大なワニ等を見た後レムール(アイアイ等の猿?)の
ケージに行きました。
そこで、飼育係が特別に部外者立ち入り禁止の飼育エリアに
入れてくれて(お金目当てでしたけどね)、みかどんは
数種類の大人しいレムール達に手から蜂蜜をやったり、
思いがけず直接触れ合うことができました。

その後、私のインタビュー調査につきあい市内最大の
市場へ。排気ガスと異臭が交じり、みかどんは少々
青い顔をしながら私についてきました。
みかどんが飽きないようにと配慮して、中国からの
バッタもん玩具を路上で販売している女性にインタビューし、
最後には中国のバッタもんの塗り絵(シールが品質の悪い
紙に変な色で印刷してあり、絵はゆがんでいる)を
千アリアリ(50円くらい?)で買ってやりました。

その後はまたもや別の手工芸品マーケットに突っ込み、
ラフィア(サイザル麻のようなもの)のカラフルな子ども用の
手提げをお土産に購入。
最後に、クレジットカードが利用できるきちんとした
お土産物屋さんに行き、同僚達へのお土産に結局50ユーロほど
買いこんでしまいました。

あともう少ししたら空港に向かいます。
なんとなくパリに戻るのが残念なような…
パリでの生活は便利だけど緊張を強いられます。
人もマダガスカルみたいにニコニコ親切でないし…。


マダガスカルに来ました

2013年06月28日 | みかどん
10時間のフライトを経て本日早朝マダガスカルに到着。
機内ではビデオが見られずがっかりしていましたが、
ぐっすり寝てくれたので一安心。
私はやはりエコノミーは疲れます…

南半球は冬なので朝晩はとても冷えますが、
日中は日差しもあり気持ち良いです。
政治的にはかなりガタガタしているマダガスカルですが、
首都は政治・経済的な行き詰まりを一見感じさせない
穏やかさ。

午前の打ち合わせのあと、みかどんと偶然パリで発見した
マダガスカル製のスモックドレスの本社・工場を訪問。
大人が行くと労働者も怪訝そうな顔でこちらを見るのですが、
自分たちの作ったワンピースを着たみかどんを見て、
女性労働者達の顔が一気に明るくなり、みかどんはあちこちに
呼ばれて人気者(?)でした。
ぬいぐるみにもお揃いのワンピースを着せていったので、
皆とても喜んでくれ、最後にみかどんが欲しがった非売品
(結婚式用のピンクのサテンで作ったボンボニエのようなもの)を
頂いてきました。
パリでちらっと会った創業者は今はパリに滞在中というので、
帰国したらインタビューに行く予定です。

明日は9時から会議、来週から始まる調査のための質問票の
詰めをするのでみかどんを寝かしつけたら作業です。

お葉書ありがとう

2013年06月25日 | みかどん
今日は姉夫婦から葉書が来ていました。
忙しい中有難う!

夏には姉と上の甥っ子が二人で遊びに来るので、
パリも夏休み真っ最中ではありますが、
皆で(父も来てくれる…すみません)一緒に
楽しい時間を過ごしたいです。

みかどんと姉は趣味が合うので、
今から「おばちゃんをLa dureeのサロンに
連れていく」と楽しみにしています。


おじいちゃんおばあちゃん有難う

2013年06月25日 | みかどん
日曜午前、おじいちゃんとおばあちゃんが帰国。
4人で1週間少し賑やかに過ごしただけに、二人が
空港に発った後のみかどんはとても寂しそうでした。

赴任してからそろそろ3カ月、私もみかどんもだいぶ
慣れてきましたが、やはり誰か頼れる人がいるというのは
本当に心強い。
父は4度目の渡仏となり、本当に申し訳ないと思いますが、
みかどんがニコニコ過ごせるのも、こういう家族のつながりを
日々感じているからこそと思います。
本当に有難うございました。

午後からは新たなシッターさんとも面談し、
まだまだ日が高いので、みかどんのリクエストで映画館に。
とはいえ、夏休み直前で子ども向け映画の新作はなく、
Man of steel(スーパーマン)を見ました。
戦闘シーンがものすごい迫力だと聞いていたので、大丈夫かと
案じていましたが、みかどんはなんとか2時間20分乗り切りました。
新スーパーマンも魅力的だし、よく出来た映画で面白かった。
ダンナが夏休みに来れたら、一緒に見に行こうかな。


不肖・宮嶋を読破

2013年06月17日 | 仕事
金曜日、ようやくおじいちゃん・おばあちゃんが到着。

頼んでいた不肖・宮嶋の文庫本6冊、週末にあっという間に
読んでしまいました…(カンボジアPKO、アフガン、イラク等)。
どれも面白かったけど、個人的には、アフガンをカバーした
「儂は舞い降りた」(上)「儂は舞い上がった」(下)、
カブール陥落前に帰国という、本人にとっては後悔の残る現場のよう
だけれど、アフガンに入国するまでの想像を絶するような苦労話が
すごいインパクト。アフガン従軍記を読んだ後にイラクを読むと、
より分かりやすくなります。
ジャーナリストにとって、right timeにright placeにいることの大切さ、
そして難しさを痛感。

戦争映画も相当見ていて、ぴあから本も出しているよう。
我々もそれなりに戦争映画は見てきたので、今度はこの本も
買ってみようかな~。
写真集も見てみたいのだけど、かさばりそうです。

先日、仕事の一環で、命がけでリビアに入ってきた
仏人ジャーナリストからも話を聞きましたが、
こういう命知らず?な人たちの話はすごい。
今度は暗黒地帯ナイジェリア北部でのフィールドワークを
行った直後の仏人研究者と会う予定です。



お友達

2013年06月14日 | みかどん
みかどんの涙の大爆発から1カ月が経過。
今では仲良しのお友達もできて、また前からいる
子ども達の輪の中にも入れるようになり、
少しずつフランス語が聞き取れるようになった
せいか、毎日のお話の中から、人間関係が
広がりつつあることが見て取れます。

お友達とはシール交換をしたり、
縄跳びで遊んだり、自由に色々とやっているよう。

パリの子どもは意地悪だという意見もありますが、
そこはフランス語が分からないのが幸いしているのか?
工作やダンス等の時間で一緒になるフランス人児童も
親切に声をかけてくれるようです。

昨日、同僚宅に預かっていただいた際も、
日本の粘土(普通の粘土ではなく、マカロンや
ドーナツ、ケーキ等を作れる綺麗な色のもの)を
沢山持っていき、お友達も気に行って沢山遊んだ
との話を聞いて、良かったと思いました。

ようやく慣れてきた小学校もあと3週間ほどで
終わり、長い夏休みに入ってしまいますが、
仲良しさんとは夏休み中も一緒に遊べたらいいなと
思っています。

9月からインターに移すと、またゼロからお友達を
作らなくてはいけないので、どうしようかな…
学費(1学期分)は戻ってこないとのことですが、
みかどんが慣れた環境で生活できる方が大事かも
しれません(フランス語の能力は、どちらにいても
そう変わらないかもしれない)。


マダガスカルの準備

2013年06月14日 | 仕事
昨年より引き受けている某研究機関の外部委員の仕事で、
月末より数日間またもやマダガスカルに入る予定となりました。
本当は、両親の滞在中に出張する予定だったのですが、
東京から出張する同僚のスケジュール上、時期がずれてしまい、
事情を説明して、みかどんの同行を了承してもらいました
(もちろん、みかどんの渡航費は自腹)。

こちらでの仕事もなかなか席を外せないので、
出発日は午前中一杯仕事し、そのまま空港に向かって夜の便で現地に飛び、
翌朝早く到着してそのまま打ち合わせに入り、3日間滞在して
深夜便で帰国というとんぼ帰り、そして7月中旬にもまた同様の
とんぼ返りとなるので、やや厳しいスケジュールではあるのですが、
現場に近くなるのはやはり嬉しいです。

みかどんははじめての途上国渡航(とはいっても首都だし、
ホテルはよいところ)。
小さなハエ一匹でも大騒ぎをして逃げ出すみかどん、
途上国での経験は、色々とショックも大きいことでしょう…
特に、道に溢れる失業者の山を見て、どう感じるか…
赴任してから、「テロリスト」だの「宗教対立」「ジェノサイド」、
(まぁこれまでの私の仕事柄、物騒な話にはそれなりに
免疫があったのですが)子どもが知らなくてもよいような
ことを多く耳にし、父には「そこまで言うな」と言われるものの、
テレビを見ていてもよく耳にするし、
こういう現実があるということは、そろそろ知り始めても
良いのではないかという気もします。

20年ほど前、私が留学から帰った後、犬養美智子さんが
「日本にいると世界で何が起こっているか分からない」と
書いていらっしゃいましたが、本当にそうだと感じます。
欧州の動向はもちろん、アラブの春の余波、特にシリア、
イラン、トルコ等は毎日主要紙がトップに取り上げるほど。
他民族が混ざり、他国の動向がそのまま自国にも波及する
環境にいるのだと、改めて痛感します。


小学校にお迎え

2013年06月14日 | みかどん
今週半ばより両親が渡航してくれるはずが、
こちらの管制官のストで急に欠航となってしまい、
二日遅れての渡航となりました。

急遽シッターさんを手配する必要が出てきたのですが、
いつもお願いしているシッターさん達はお暇を出していたので
皆都合がつかず、昨日は友人のつてを頼って学生さんに午前中お願いし、
お昼は私とランチ、午後からは同僚宅にお世話になり、
なんとか事なきを得ました。
しかし今日の夕方は皆揃って予定があり、仕方なく、
有給をとって小学校のお迎えに行きました。
登校初日は母親のお迎えと言われていたので、私が行きましたが、
それ以降はずっとシッターさんや父頼みだったので、
非常に新鮮でした。

いつも職場を出る頃にはお店は閉まっているので、
今日のように、夕方早い時間に街中にいるのは珍しく、
みかどんをピックアップした後、懐かしい店を見てまわりました。
10年前住んでいた時は気にも留めなかった子ども用品や
手芸用品なども豊富にあることが分かり、早速、週末にも
みかどんとゆっくり買い物をしようと思いました。

夜は、昔ダンナとよく行ったカジュアルなイタリアンに行き、
お店の名前の入ったコインチョコレートを頂いて帰宅。

ダンナに父の日カードを書き、みかどんは就寝。

両親が明日の早朝到着予定なので、これからごちゃごちゃになった
寝室等の片づけです。

簡単な文が読めるようになった

2013年06月05日 | みかどん
小学校で親しいお友達ができて毎日楽しそうに
通学しているみかどん。

寝る前に、先日買ってやった絵本(とても簡単な表現ばかり)、
le petit chien malinを枕元に持ってきていたので
ためしに読ませてみたところ、非常にたどたどしいながらも
Je suis trop petit, le petit chien... je ne peux pas...
等の簡単な文章がなんとか読めるようになっていて驚きました。

発音、特にtrop等rがつくものは難しいようですが、
小学校で発音の規則を教わっているからか、
単純なものは読めるようになったきたようです。

筆記体も簡単なものはとても綺麗にお手本を写せるように
なってきました。お得意はchocolatですが…笑

小学校もあと1カ月で夏休みに入ります。
あと1カ月、どれくらい伸びるかなと楽しみになってきました。

また、日本の小学校のお友達からメールが来たのを契機に、
昨晩より私のPCに向かうようになりました。
「わ」と「は」、「お」と「を」、「っ」や「ちゃん」等、
まだまだアルファベットの組み合わせがあやふやですが、
これから毎晩東京にメールを書くと張り切っています。
特に今日は「送信」の操作を覚え、自分でもメールが送れることに
大喜び。「メールはいつ着くの」「おじいちゃんたち見てくれないと
消えないかな」等、メールの仕組みが不思議なようです。

モンマルトル散歩

2013年06月03日 | みかどん
これまで殆ど曇りor雨という異常気象のフランス。
気温もまだまだ上がりませんが、6月に入り、ようやく
日差しが出てきて外出しようという気になりました。

今日はようやく、前から連れて行きたいと思っていた
モンマルトルのサクレクール寺院に行きました。
階段には沢山の人が座っていて、ギニア出身の
アスリートの度肝をぬくようなパフォーマンスに
思わず5ユーロを出してしまった(細かいのがなかった)。
パリが見渡せるロケーション、みかどんも気に行ったようです。

サクレクールではちょうどミサが始まるところ、
パイプオルガンの荘厳な響きの中、みかどんと最初の方だけ
ミサに参加しました。
別に信者ではありませんが、キリスト教の幼稚園に通った
みかどんはすっと入りこめるものがあるのでしょう、
しばらくオルガンと聖歌隊に聞き入り、心が洗われるような
気持ちでした。

その後は画家の多いなんとか広場でおやつのクレープを食べ帰宅。
丁度昨日、子ども用のかわいい料理の本(濡れてもいいような
素材でシンプルかつかわいい絵で説明してある)を買ったので、
みかどんにも夕食のお手伝い(じゃがいもの皮むき)をしてもらい、
明日の夕食用のグラタンも作りました。
お風呂前に学校の宿題もやり(単語力はまだまだだけど、
筆記体が綺麗にコピーできるようになってきた)、
大分生活のペースが出来てきたかなと思います。

これからは①片付けを含むお手伝い、②勉強(学校の宿題)、は
生活の中に織り込まないと、ずーっとテレビをだらだら見ている
だけになってしまうので、そこは苦心します。

私はそろそろマダガスカル入りの準備を始めなくては…

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みかどんが先ほど送ったメール

ぱぱとおじいちゃんとおばあちゃんへげんきですか
わたしはげんきです。きょうはモンマルトルにいきました。
ほんとうにきれいなところでした・
こんどみんなでいきたいね。パリ全体がみえてすてきでした。