一年での変化

みかどんと両親はパリ行きの便に搭乗した模様。
私はパッキングを済ませ、同僚との夕食後に空港に
向かいます。明日の朝、私より数時間早く到着するはずの
みかどんと両親に空港で会い、自宅に戻りますが、
まだまだマダガスカルモード真っ最中なので、
なんとなく変な気分です。

ちょうど一年前は、今のポストの打診を受け、
母子二人での海外生活をどうしようか悩みながら
エチオピアに出張に行ってしまった頃です。
この一年の間、いろんな人たちに結構迷惑をかけて、
自分でも最後の瞬間まで悩みつつ自分の希望を
通してしまいました。

この一年があっという間だったように、
おそらくこれからの一年もすぐに過ぎるでしょう。
来年の秋には、半年後の帰国の心づもりも始めないと
いけないし、仕事面でも生活面でも、やりたいことは
どんどん取り組まないと勿体ないだろうなと
思い始めました。

来週からは、今週休んだ分と、マリの大統領選の
フォローアップに忙しくなりそうです。

両親が今回は3週間滞在してくれて、なんと最後の方には
姉と甥っ子も来てくれますが、その後はまたもや母子＋
シッターさんの生活に戻り、パリも日が落ちるのが早く
なって寂しくなってくる頃です。
家族でにぎやかに過ごした後、みかどんも少し寂しく
なるだろうな…と少々案じています。
シッターさんもまた一人（スペアを）探さないと。

駆け足のマダガスカル

24日早朝よりマダガスカルに入り、今日、土曜の深夜便でパリに戻ります。
相変わらず駆け足ですが、いつもと違う人達や企業から話を聞くことができ、
良かったと思います。

とはいえ、3月にはじめて入った時から比べると、ますます政治経済は袋小路に
陥り、このようにポテンシャルの豊富な国が（ポテンシャルがあるからこそ）
腐敗政治家、（おそらく）外国企業等により貧困のどん底に落とされ、
この先の展望がまったく見えない状況になっているのが本当に残念だし、
憤りを感じています。

今日はいつも行く市場最大のマーケットで最後のインタビューですが、
数日前より何度か人々（あるいは大統領選挙の候補者）のデモが起こり、
警官との衝突も起きているところ、市場で何かあると警告されているので、
朝早くインタビューに行き、危なくなる前に撤収しようと思います。
マダガスカルの場合、デモといっても流血騒ぎにはならないのが不思議な
ところです（同じような袋小路にあり、略奪、強姦等が蔓延する他アフリカ
諸国とは大違い）。

マダガスカルは今真冬で、日中は日差しがあり半そでで過ごせますが、
朝晩は長そでがないと寒い（9度くらい）。ちょうどよい避暑になりました。

さて、できれば今日中にレポートを書いてしまわないと、パリにもどると
みかどんと両親がちょうど日本から到着するので、それ以降は、
本来業務もあるしマダガスカルの作業はできないでしょう。

この4カ月の間、結局3回マダガスカルに駆け足で入り、一応現地調査は
今回で終わりなのですが、ホテルやコーディネイター/通訳、調査の
カウンターパートとのよい関係が構築でき、まだまだマダガスカルに
入ることができればなぁと思います。こちらが入ることで、仕事を生み、
現地にお金をおとすことになるので、このように人々に全くお金が
回らない最悪の状況では、そうするしか手段がないようにも感じます。

みかどんの思いが詰まった手紙

ままげんき、わたしはげんき。
はやくままにあいたいな。

きょうもママはさびしかったの。
わたしもきょうはさびしかったです。
ママはきょうはなにをしてたの。
わたしはきょうはプールかいほうにいったよ。
ひるごはんはデニーズでおこさまうどんをたべたよ。
かえって来てらしゅだいをしたよ。
きょうはでんわありがとう。
あしたもメールしようね。
ママがいないとさびしいよ。
にちようびにシャルルドゴールくうこうであうのをたのしみにしてるよ。
ではマダガスカルに行っていらっしゃい。
またあしたね。
パパかおばちゃんにあわないとかなしいの。
ママのことちゃんとおもっているよ。

きょうはプールに入るためのけんこうちぇっくカードにはんこをおしわすれましたが
パパがわざわざしょくばからかけつけて　はんこをおしてくれたよ。パパありがとう。
パパまたフランスにきてね。パパがくるのをまっているよ。
パパがパリにきたらふたりでだいかんげいをするよ。
パパがこんどパリにいっぱいとまってくれたら　パパのすきなことをたくさんしようね。

にほんにいるときはママにあえなくてさびしいけど、
パリではパパにあえなくてさびしいよ。
にほんにいるときたくさんパパにあいたいな。
あともうすぐでパパとあえなくなるのもさびしいな。
パパもできるだけわたしとながくいれるじかんをつくってくれる。

パパとママ　おしごとがんばってね。
パパとママがおしごとがんばっているとわたしもがんばれます。
はんたいにパパとママがおしごとがんばれなかったら　わたしもがんばれないよ。
パパとママのことだいすきだよ。がんばろうね。
あしたはパパとあえる。あえたらうれしいな。

ではまたあした。

暑い

週末は友人宅に泊まりに行き、日本のドラマを見たり、
沢山おしゃべりしてリラックスして過ごしました。

ただ、この週末より気温があがり（32度くらい）、
フランスは冷房のないところが大半なので、少々ばて気味。

夜も全く風がないので、PCに接続するミニミニ扇風機で
なんとかしのいでいます。

火曜夕方からまたマダガスカル。これから用意もしなくては。

パパと一時帰国

昨日午前、ダンナとみかどんを空港で見送り、
午後は寂しくて職場でしょぼしょぼしていました。

夜も長いだろうし、気分転換に本を読もうと
何冊か分厚いのを買いこみ、早速読み始めましたが、
一人だとご飯作る気にもならないでしょうと、
おいしいミートソースの差し入れとワインと一緒に
女友達が遊びに来てくれて、夜中まで色々と
楽しくおしゃべりをしました。

ダンナ曰く、「精神的に危ない状況になったら
また来るから」というのですが、一体いつかな～…

また、日本に到着した時、みかどんは泣いていたとか。
ダンナ曰く、パリでの3カ月が相当しんどかったんだろうと。

このままでは、10日後、いくら祖父母と一緒といっても、
果たしてすんなりと帰国するかどうか、少し不安です。

パパが来た！

3月27日に成田で別れてから、顔を見ることなしに
（スカイプもできず）3カ月少しが過ぎ、今朝、
ようやく、ダンナがパリに来てくれました！

早朝便だったので昨晩より空港のホテルに泊まり、
ガラス越しにパパの顔を見たみかどんは
これまでの我慢が爆発したのでしょう、顔をくしゃくしゃにして
泣きじゃくりました。

今日は私は抜けられない仕事があったため出勤、
みかどんはパパと観光バスに乗った由。

それにしても、やはり家族で一緒にいる安心感は
大きいです。これまでみかどんと二人で必死に
立っていたのが、足が一つ増えて落ち着いた感じ。

火曜日にみかどんはダンナと一緒に一時帰国、
私は寂しくなりますが、今まではダンナが寂しい
思いをしていた（と思いたい）ので、おあいこです。

今日から夏休み

週末は叔父が海外での学会の帰りにパリに
立ち寄り、一緒にgrand palaisでやっている
Dynamo（光や目の錯覚等を使った現代美術の作品群）
を見てきました。

途中、霧だらけでホワイトアウト状態が味わえる
小さな部屋もあったり（何も見えず方向感覚を失い、
このまま出られなかったらどうしようと内心非常に
焦りましたが、叔父の「壁に手をついて辿っていけば
出られる」という冷静な一言でなんとか脱出）、
目で見ただけではただの抽象画なのに、写真で見ると
別の形が浮き出ている等、とても刺激的で面白い
作品展で、みかどんも大喜びで迷路？に何回も
入り込んでいました。
あともう少しで終わりとのこと、ダンナが来れば
皆で一緒に見に行きたいなと思います。

そして今日からいよいよ夏休みで、
centre de loisirという学童の利用を開始しました。
フランス語がまだ分からないので大丈夫だろうか、
孤立しないだろうか、等等心配して学童施設（小学校に
併設されている）に連れて行ったところ、大勢の子ども達が
受付をしていて、みかどんもお友達を発見して中に
さーっと入って行ってしまいました。

学童は8時半くらいから18時までと長い時間なので、
いくら遊びだけといっても、途中で嫌がったり泣いたり
していないだろうかと少し不安でしたが、
お友達と一日中サッカーをしてとても楽しかったとのこと、
ほっとしました。夏休みはずっとcentre de loisirに
行けるというので楽しみにしているようで、良かったです。

これでシッター代もかなり軽減されるので、ちょっと一息…
学童は一日中利用して（お昼代も含めて）15ユーロくらい
（所得により1ユーロ？から15ユーロくらいまでスケールがある）。

日本語のできるお友達と遊んでいるようだけれど、日本語の
シッターさんとべったり過ごすよりも、遊びながらフランス語を
聞く環境にいて、少しは進捗が見られればいいなと思います。