みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

復活祭の休暇

2014年04月14日 | みかどん
みかどんは明日から2週間、今度は復活祭の休暇。
朝から18時までcentre de loisir(学童)に行きますが、
とにかくゴム飛びを精力的にしているようで、
少し足が引き締まったかな?

2月も2週間休みがあったし、フランスは休暇ありすぎ。
多分これが過ぎたら、6月末の学期末までは何もないはず…。

5月15日にはDALFの児童向けレベルA(一番下)を確か受けるはず
なので、この休み中こそ少し勉強を頑張らないと、と母は焦ります。
あと漢字検定の準備も。


家事・育児を巡る罪悪感

2014年04月13日 | 仕事
新しいシッターさんに来て頂いて半月ほど。
家事が得意な方なので、ついみかどんのご飯も
お願いしてしまい、先日はなんと親子丼を作って
頂き、とても助かっています。

そして、私が全く家事に手が回っていないことも
慮ってくれて、掃除等もしますよと有難い提案を
してくださり、とてもありがたい半面、
「妻、母親なのに家事ができていない」罪悪感で凹みます。

自分の中からどうしても抜けない
「女性は家事・育児をするもの」という
この女性特有の固定観念、罪悪感。

おそらく子どもの時から様々なツールを通して
刷り込まれているこの思い込みをなくしていかない限り、
どんなに女性の社会進出と声高に(それも男性が)
言ったとしても、全くなんの役にも立たない。
むしろ、ますます女性を追い詰めていくかもしれない。

男性は、決して、海外出張に行くことに罪悪感を感じない。
淡々と「仕事だから、それで家族を養っているから」と行く。
でも女性はなぜか「家族を置いていく、その間家事が
できず家族に迷惑をかけてしまう」と罪悪感を感じてしまう。

仕事が終わって帰宅し、男性だったら家事をせず
趣味の時間を持っても罪悪感を感じないでしょうし、
むしろ「仕事の息抜き」と思えるでしょう。
でも女性は、「家事もやらなくては、残業できなかった分
持ち帰った仕事もやらなくては」と、息抜きの時間を
持つことに強い罪悪感を感じることが多いのでは。

こういう気持ちを抱くのは私の世代までなのでしょうか。
もう少し若い人たちに、こういう固定観念がしみついて
いなければ良いと思いますが…。


野良犬の最期(?)

2014年04月07日 | みかどん
今日、新古書屋にふらっと入って面白そうな本を
物色していたところ、みかどんは犬の生態を子ども向けに
説明する本を発見。

ここを食い入るように眺めていました…



「犬の最期」という頁で、野良の犬(他の動物もそうらしい)は、
体が弱ると、外敵に襲われないようどこかに隠れて自分の最期を
待つらしいことが説明してあり、
その横にかわいい野良犬が棚に隠れようとしている絵が添えてあります。

みかどん曰く
「ママがお仕事引退して、こんな犬に出会ったら、
おうちで飼ってあげてね」とのこと。





STAP(フランスでの報道)

2014年04月06日 | 博士
最近、こちらの同僚達と密かに盛り上がっているのが
STAP論文(?もう論文じゃない?)の行方。
1月下旬、日本で華々しく報道された時は、
フランスではニュースにならなかったけれど、
ヤフーのヘッドラインで否応なく様々な進展があったことを知り、
研究者の端くれとして、どうしてすぐに分かるようなコピペとか
不正をしちゃったんだろうと不思議でなりません…。

リケジョちゃん、そんなにSTAP細胞が存在するというのなら、
おかしな振る舞いばかりしないで、なぜ数々の疑問に
「研究者として」冷静に答えないのだろうと不思議に思います。
自分の研究成果、どんなに稚拙で間違いがあったとしても、
まずは論陣を張るのが研究者ではないかと…。
それができない時点で、そもそも、研究者としての
能力・実力がなかったからじゃないのかと思ってしまいます。

さて、たまにこちらで読んでいる一般向け科学雑誌Science et Vie
最新号に、"Cellule Souches: elle aurait trouve le bain de
jouvence universel"(「彼女は若返りの元を発見したようだ」)
と題し、割烹着&フルメイクで実験中?の小保方氏の写真とともに、
見開き4頁の特集が組まれています。
記事は「3月上旬現在、誰も再現に成功していない」としつつも、
「ほんのちょっとした刺激で万能細胞が作り出せるのならば…」と
こちらの研究者も大いに期待している論調。
この雑誌は、この後の一連の騒動も当然報じることでしょう。

まぁ、科学の世界はこういうのも少なくないでしょうから、
one of themとして一般人の記憶からはあっという間に忘れ去られると
思いますが、あのインパクトのある服装等が、却って仇になったような
気がしてなりません。薄化粧で普通の白衣だったら、顔写真の
代わりに研究成果の画像等が紙面で紹介されるだけで済んで、
自分の顔が全世界に出回ることもなかっただろうに…。

昨日(4月4日)、主要紙のひとつLe Figaroは、
「若い日本人生化学者、不正と剽窃の疑い」として、
小保方氏のアップの写真と共に先日の理研の調査結果を報じています
(ここでも、不正があったと指摘される画像の写真ではなく、
彼女の顔がどーんと載っているのが興味深い)。
ちょうどフランスは内閣改造真っ最中、なのに紙面の一部を
割いているから、やはりこちらでも大きな関心を持って
受け止められているのでしょう。


優秀なポスドクがなかなか研究職につけない中で、
こういう人に税金が投じられていたのかと思うと、驚き呆れるばかり。

数年前に話題になった、トルコ人の自称宇宙飛行士、東大から学位を剥奪され
解雇されたとんでもない学歴・職歴・業績詐称の男性を思い出します。
この男性の詐称っぷりはスゴイ。
ここまでホラがふける(あるいは自分で思い込める)能力はどこで作られたのか。

とんぼ帰り

2014年04月06日 | みかどん
3月28日の夜の便でパリを発ち、4月2日早朝に戻りました。
今回はなんと香港経由で往復のため、少々疲れましたが、
みかどんはパパと会えて大満足。
とても忙しいダンナも、結局連日会うことができて
本当に良かったです。

帰国中、ふとダンナの枕元をふと見たら、
なんと鬱関連の本が数冊あり、付箋まで貼ってあるので、
まさか鬱になってしまったのか、場合によっては任期短縮も
覚悟しなくてはならないかと非常に気を揉み、
最後におそるおそる確認してみたら
案の定「部下が鬱」とのことでした。

パリに戻って同僚達(ダンナの同業者)にこの話をしたら、
オチを聞く前に皆「部下が鬱なんでしょ」と即答。
そんなに一般的なんですね…。

今回は「チェルノブイリ ダークツーリズム ガイド」
佐藤優氏の新刊、青木昌彦の経済学入門、また
一昨年夏に大阪で起きた幼児2名餓死事件の背景を追った
新書等を購入。この「虐待」は本当につらい本でした。
最後にはつい「エガヨガ」も買ってしまった。
面白い本なんだけど(ダンナも立ち読み)、両親と
みかどんには絶対見せられません。