みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

涙の後は晴れと思いたいね

2014年08月28日 | みかどん
今朝、久しぶりに現地校の学童に行ったところ、
お友達がいなくて不安そうな顔をしていたみかどん。
後ろ髪を引かれつつ出勤し、日中も、大丈夫かな、と
心配してしまいました。

来週火曜からの新学期に備え、また急に母子二人の
生活に戻るのも精神的に厳しいだろうと思い、
明日と明後日は休暇を取れるよう、少し残業して
帰宅したところ、シッターさんから、
帰宅する途中から私が帰るまでの3時間ほど(?)
ずっと泣いていたと聞きました…。

おじいちゃんが作り置きしてくれたハヤシカレーと
ご飯、おじいちゃんが作ってくれたものだと思って
泣き泣き食べたようです。

先程おじいちゃんとおばあちゃんと電話で話して
ようやく笑顔になり、明日と明後日は学童には
行かなくてよい(ただし私の職場についてくる)
と聞いてほっとした様子。

新学期はいよいよフランス人児童クラスに完全に
移行するので、前学年からの持ち上がりとはいっても、
心配なよう。特に仲良しのお友達が転向してしまい、
残る一人のお友達が休んでしまったら、寂しいと
今から案じています。

思えば、昨年こちらに来てまだフランス語が分からない時、
カザフスタン出身の女の子が仲良くしてくれて、
本当にうれしかったらしく、先日おばあちゃんに自分の
気持ちを話していたよう。

こんなに小さいうちから、一人になるつらさ、寂しさを
強く感じてしまうのが良いのかどうか、今でも、みかどんに
とってこの海外生活は良かったのか悪かったのか、
悩んでしまいます。
長じてよい経験になるとは思っているものの…。

とはいえ、祖父母が帰国した後は必ず3日ほどは寂しがって
泣いているので、私も本人も心の準備はしてありました。
あと半年あまり、早く過ぎてほしいような、でもパリの
生活も満喫したいような…複雑です。

さて、明日からも二人で頑張ろうね。

おじいちゃんおばあちゃん有難う

2014年08月26日 | みかどん
みかどんの長かった夏休みもそろそろ終わり。
パリに3週間滞在してくれた両親も今晩の便で帰国します。
本当に有難うございました!

また明日からみかどんと二人の生活。
今回は、日本での夏休みも含めて1.5カ月近く祖父母と
過ごしたから、また数日は寂しいとしょぼしょぼする
でしょう…(パリに戻ってくる前から、寂しくなると
しょぼしょぼしてたし)。

でも、来年3月離任まであと7カ月と、大分先が見えて
きたので、補習校に行かない分色々旅行に連れていったり、
今楽しめることを色々やってみたいと思います。


日本のPMC。。。

2014年08月19日 | 仕事
日本にもPMCがあったんだと驚いて、少し日本の報道を
追いかけてみたところ、自称CEO、ただのミリオタと
いうことを知り大いに呆れました…。

柘植久慶とか外人ぽい名前の人(忘れた)とかだったら
まだしも、ただの元模型屋のオヤジとは。。。

通常PMCといえば軍隊、傭兵OBが中心で、こちらで
おつきあいのあるPMCの方々もアフリカやコソボ等の紛争地を
10年ほど渡り歩いてきた猛者ばかり。
PMCでなくとも、アルカイーダがうじゃうじゃいる地域に
入ってる命知らずの知人から話を聞くと、現地に入る際は
半ばパラノイア的ともいえる複雑で時間がかかる手続きを
経て、ギリギリのところで命の保障を得ているのに。

この拘束されたミリオタは、紛争地のルールはもちろんのこと、
シリア紛争の背景や現状、イスラム過激派のこととかきちんと
勉強しないで入ったんだろうなという気がします…

以前イラクで処刑された青年も、自分に箔を付けたくて
現地に入ったように記憶してます。こういうのがたまに
出てきてしまうということは、危ない橋を渡ってなんとか
無事に現地に出入りしている輩がいるということなんでしょうか。



9歳になりました

2014年08月18日 | みかどん
そしておじいちゃんの指導の下、5日で自転車に乗れるようになりました!
私も子供時代、フランスの田舎で鬼コーチの指導を受けたけど、
乗れるようになるまで2週間はかかりました。

両親もあと1週間ほどで帰国。
また母子二人の生活に戻ります。夏休みもあと2週間ほど。
フランス語の復習を始めないと(汗)

日本の勉強もおじいちゃんにお願いしています。
漢字はとにかく書いてみる程度、算数はあまりのある割り算までは
できるけど、たまに3ケタ同士の掛け算のやり方や、繰り上がり・
繰り下がりが分からなくなってしまったり…。


海水浴に来ました

2014年08月09日 | みかどん
昨日より休暇を取って(といっても週末含め三日)
子供の時に住んでいた海辺の街に、両親とみかどんと
やってきました。私や両親は10年ぶり、みかどんは
初めてです。
懐かしい風景が広がります。

金曜日は生憎の雨。たまに強い雨が降ります。
午後はゆっくり寝たり、みかどんは勉強をして
おじいちゃんと一緒に浜辺に出て行きました。

夜はかわいいクレープ屋さんに行き、
おいしいガレットとクレープ、ムール貝を
お腹いっぱい頂いて帰路につきました。

少しずつ親離れ

2014年08月05日 | みかどん
私の帰国から10日ほど前に帰っていたみかどん。
最初の数日は「何時でもいいから電話してくれ」と
父から連絡が入ったり、「またか」と心配していたのですが、
いざ私が成田に着いてみると、「今晩もおばちゃんちに泊まる」と
従兄弟たちの方に行ってしまい、結局、滞在中は私より
従兄弟一家と過ごす時間の方が圧倒的に多くなってしまった。

みかどん曰く、「ママとはいつパリで一緒だけど、
従兄弟たちとは普段会えないから」ということらしいのですが、
今までは、私の用事に必ず付いてきていたのが、
たとえ知らない子供たちの中であっても、子供同士を選ぶように
なり、大きな変化だなと感じました。

パリで二人きりの生活の中にいきなり投げ込まれ、
家族や友達と離れて沢山寂しく辛い思いをしてきたみかどん、
見かけはそんなに変わらないけれど
随分大人になったんだろうなと思います。

8月下旬に両親が帰国したら、当面はまた私と二人きり。
9月にCM1(小3)に進級したら、いよいよフランス語だけのクラスに
なるし、本人もますます大変でしょう。来年4月の復学に向け
日本語の勉強もしなくてはいけないし、それを考えると、
寂しがっている余裕はないかも、とも思います。
1月が過ぎたら、こちらの学校は2週間の休みが2回入るし、
そう考えると、この9月から12月までの4ヶ月間が、落ち着いて
フランス語を勉強できる期間になりそうです。

大分先が見えてきた母子赴任、秋以降はまとめの時期に入ります。

「死都日本」その他

2014年08月05日 | 趣味
1週間の休暇はまたたく間に終わり、昨晩パリに戻り。
異動を控えたダンナも沢山時間を作ってくれて、
果てには電車で1時間ちょっとの異動先までみかどんと
ついていき、温泉にも入ってしまい大満足!!

今回は珍しく何の宿題・仕事を抱えていかなかったのと、
みかどんが私よりも従兄弟たちと過ごすことを選んだため、
一人で本屋でゆっくりすごす時間が意外にあり、
沢山の本を買い込んでしまいました。

今回のインパクトNo.1は「死都日本」。
火山学に造詣の深い(研究者レベル)内科医が書いた、
九州の火山が大噴火したらどうなるかという災害小説。
最新の火山学に裏打ちされた大迫力の小説で、購入してすぐ隣の
カフェで4時間かけて読破。
火山噴火の恐ろしさを知るとともに、この時代から(2002年)
自然災害が起きた時の原発事故の危険性をしっかりと書いてあり、
必ずしも「想定外」ではないのだと思ってしまいました・・。
ついダンナにあげてしまったけど、どうしても手元に置いて
おきたくて、アマゾンで購入して、遅れてくる両親に持ってきて
もらうことに。
同じ作者の「富士覚醒」もなかなか面白いです。
普段小説は殆ど読みませんが、「死都日本」は「亡国のイージス」
に並ぶくらいすごかった。亡国のイージスなんて、これまで何冊
買ったか分かりません。死都日本も2日間で2冊買ってるし。
なかなか本屋に置いてないので困ります。
面白い本を探している人はぜひ。

ノンフィクションでは
「チェルノブイリの祈り」(岩波現代文庫)。
冒頭の、事故後すぐに現場に入った消防士の妻の語りだけでも
読む価値はあります。
事故後現地で骨髄移植等に携わったアメリカのゲイル博士の
本も同じ文庫から出ていたので読んだけれど、どちらかというと、
ロシアやアメリカの政治家との関わりに関する記述が多く、
まぁ、立場上色々書けないのかなとも感じました。

あとは佐藤優の「獄中記」、昔好きだった赤瀬川原平の
「超芸術トマソン」と「路上観察学入門」、
最近出た新書(水野和夫の資本主義の限界みたいなタイトルの本、
母子家庭の現状、集団的自衛権、あとなんだっけ)、
気になっていた「背信の科学者」、等など。

「トマソン」は、やはり六本木の再開発で消えていく
麻布の一角に立っていた煙突のエピソードが秀逸。
あの章だけでもこの本の価値はあります。

パリでも相当フランス語の本を買い込んでいるので、
読みたいと思いつつ。ピケティの本、日本でも話題になっている
ようなので(アメリカで取り上げられたから話題になっている
だけでしょうけど)、そろそろこちらも積読リストから外したい。

明日の朝、両親とみかどんが到着するので、今晩は、
また地図を見ながら「富士覚醒」を読み直します。

みかどんも地球の構造とか鉱物に関心があるので、
地学の道に進ませようかとも思ってしまったり…