みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

価値観の違い

2011年01月21日 | みかどん
地方での駆け足調査を終えて、夜7時すぎに
首都に戻ってきました。
日が落ちてから、舗装されていない埃まみれの道路を
走るのはなかなかドキドキしました。
埃でほとんど前が見えないのですよ…
思わずドライバーにボーナスをあげてしまった。

今日のお昼、地方を出発する前に、コンサルタントの
実家によってお昼をごちそうになりました。
それ自体はとても嬉しかったけれど、この食費などは
すべてこちらの調査費用(彼に渡した日当宿泊)から
来ているのかと思うと、少し複雑。
これが現実だとはいえどね…

おまけに、コンサルタントからは、
自分は儲けよりも良好な関係構築を優先しているので、
なるべく費用がかからないようにした云々と
言われたけれど、ちょっと待て!と思いました。

彼の言い分は、首都では自分の車を使って
自分が運転しているが、運転代(笑)は請求していないし、
経済都市での調査も、4駆のレンタル代を節約するために
当初の2泊ではなく1泊にしたなどということだけど、
いや、そもそもコンサルタントの車ではなく運転手つきの
車をレンタルするつもりでお金を払ったのだし、
地方での調査が短くなったのは彼の調整のお陰ではなく
単に企業側の都合によるものだから、議論を
すり替えないでほしいと暗に伝えました。

おまけに、明日の首都での行動のための燃料代も
負担してほしいというので、それは出せないと
断りました…

首都での車のレンタル代はまるまる彼の儲けになっている
はずだし、そして地方に行くために雇った運転手の日当宿泊、
おそらく彼がいくらかピンはねしたのではないかと疑ってます…
やれやれ、自分で支払えばよかったわ。

とはいえ、彼らの社会ではこれが当たり前なのですよねぇ。
日本では、自分の持ち出しはある程度当たり前だと感じるけれど、
彼らは、より持てる者から少しでも多く得ようという
価値観が当たり前(表現は悪いですが悪意ではありません)。

また、今回の地方調査は、コンサルタントにも運転手にも、
故郷の家族に会うという目的にかなっていたのだなと判明。
それ自体は別にいいのだけれど、こちらの調査時間を
短くするくせに、自分の家族との面会やお土産買いのために
とても時間をとったりして、そこらへんのルーズさが
とても気になりました。
もう!滅多に来られない地方の工場だから、全部製造ラインを
見たかったのに!!

アフリカは好きなんだけど、こういう行動に出くわすと、
なんだかいやだなぁと思います。。。
お金を出すのが嫌なのではなくて、何でも人に頼ろう、たかろうと
いう気持ち、また公私混同を平気でするのが好きではないのです…
ビジネスなんだからビジネスらしくいこうよ、と思います
(あぁ、私に言われるなんて)。

あ、付記すると、外部の人間にたかろうという行動は、おおむね
公共セクターあるいは開発援助の仕事にぶら下がっている人間に
顕著であって(もちろん、たかるようにさせてしまったのは、
我々ドナーの大きな責任です)、民間企業は大企業でも中小企業でも
そんなことありません。
どんなに厳しい環境でも、政府あるいは外部からの支援を見込めないので、
自分たちでなんとか切り抜けるという言葉を何度聞いたことか。
厳しい環境下で一生懸命頑張っている民間企業の人々の姿の
清々しかったこと…。

確か前回の調査時もこんなこと書いたなぁと思いつつ。

いや、でもやはり皆さん、他国に比べると本当にいい人たち
ばかりです。

明日、ラップアップをしたら夜の便で帰国です。
あっという間だったなぁ…
今度はいつ来れるかしらと思います。

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