沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

映画「MABUI」

2012年04月27日 | こども&孫


 夏休みのある日。「MABUI」という映画が金武町で撮影され、エキストラを探しているというので、公民館で私が担当している子どもたちを「映画出演体験」と言う事で参加させることになった。
 
 終戦直後、沖縄中が焼け野原になり、学校もなかった。子どもたちは「青空教室」と呼ぶ、屋根のない空き地で授業が行われていた。子どもたちが出演するのは、その「青空教室」の場面だった。
 顔に煤をぬって、当時の服を着て、子どもたちは戦後の(昭和の)子どもたちになった。炎天下で何度もやり直しがあったが、子どもたちはよく頑張っていた。
 
 先生役をしているきれいな先生のお話をよ~く聞いていた。彼女のセリフが、「リンカーンは人の上に人をつくらず、人の下に人を作らず・・」というものだったが、何回もやり直しがあったお陰で、子どもたちもそのセリフをしっかり覚えてしまったようで、うちの三男も家に帰ってはつぶやいていた。

 子どもたちは映画がこういう風に作られるのだという、貴重な体験になったと思う。後日、映画上映される情報を送ったので、子どもたちは映画館へ足を運んで、自分の出る場面を見た筈。子どもたち嬉しかっただろうね。

 映画「MABUI」:
         製作・音楽:海勢頭豊
         監督:松本泰生
製作:ジージーエス
(カラー96分)

沖縄戦を描いた映画『GAMA 月桃の花』の続編として製作されたのが、『MABUI』。1945年から1950年の沖縄を舞台にその時代を生きた少年たちの体験を通じて「自立」を見だす物語です。いい映画です。もう一度見たいな。

(写真は出演した三男坊)

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