今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

9-24(祝・月)14:00 チョン・ソンファさんの回、見て来ました

2007年09月24日 20時33分44秒 | ins Theater
チョ・スンウさんに続き、
チョン・ソンファさんの回の「ラ・マンチャの男」。
ぐらさん、conaさんとお会いしました。

ぐらさん、conaさん、
お時間をいただき、ありがとうございました。
お二人の感想ブログ楽しみにしています。
お土産ありがとうございました。

さて、
チョン・ソンファさん、最後、すがすがしく、カッコ良かったです。

チョ・スンウさんは、劇中劇を終え、
カツラを外した瞬間が一番カッコいいのです。
それは、キハノから、チョ・スンウさんに戻ったカッコ良さなんです。

ソンファさんは、老人キハノから、青年セルバンテスに戻った清々しさというか、やりとげた清々しいカッコ良さなんです。

チョ・スンウさんとチャン・ソンファさんの格好よさは、種類が違います。

それは、ドンキホーテとしての演じ方にも顕著で、
老人を演じているチョ・スンウさんと
老人になっているチョン・ソンファさんの違いです。

チョ・スンウさんは、劇中、セルバンテスに戻ると
ピチピチ威勢が良くて、若さ溢れるセルバンテス。

チョン・ソンファさんは、歌声も、老人なんです。

劇中、スンウさんが、若さ溢れる青年セルバンテスなのに対し、
ソンファさんは、詩人としての仕事の他に、税の取立ての副業をもつ社会人ぽい壮年セルバンテス。

conaさんによると、昨日のソンファさんは、本調子じゃなかったそうで、
ぐらさんによると、ソンファさん、かなり緊張していた様子だったそうです。

劇中、歌声もおじいちゃんだし、小柄で、おじいさんに見えていたのに、
最後、劇を終えて、
地上での裁判に向けて、階段を上がっていくとき、
「あれ~こんなに身長高かったんだ、ソンファさん!!」
と思うほど、鮮烈で、颯爽と、かっこいいんです。

スンウさんの場合、劇中で青年の姿を見慣れちゃってるので、
この瞬間のかっこよさが、あまり引き立たないんです。
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正直、今回の公演、チョ・スンウサンで見ても、チョン・ソンファさんで見ても
遜色ない公演です。

キャストに興味がない人がみたら、あまり大きく違わないのは、
昨年のジキル&ハイドと同様だと思います。

そう言う意味で、日本の東宝のように、違いを楽しむキャスト・トリプルキャストとは違って、
均質なWキャストだと思います。

でも、決定的に違う何かが、あるから不思議。
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チョ・スンウさんが光ったところは、
アロンソ・キハノとして、死にそうになっているところへ、
アルドンサが訪ねてきたとき。

ベットから再び立ち上がって、朗々と歌い上げたと思ったら、のシーンです。
燃え尽きる前の一瞬の煌き。
燃え尽きる前に一番輝く炎のような。

輝いたと思ったとたん、燃え尽き倒れる、瞬発力の鮮やかさ。

チョ・スンウさんを形容するのに一番ピッタリなのが、「鮮やかさ」。

ドンキホーテの芝居が終わって、カツラを外す瞬間のチョ・スンウさんが
この劇中、一番かっこ良かったです。
カツラの脱ぎ方が、鮮やかで、ドラマティックなんです。

鮮やかで、華やかで、ドラマティックな瞬発力が魅力のチョ・スンウさんでした。

サプライズ系チョ・スンウさんに対して、
無理なく、自然に見えるチョン・ソンファさん。

宣伝ポスターの写真で、
スンウさんの写真と見比べると
どう見ても、不利なルックスのソンファさん。

そのソンファさんが、
ラストシーンで
実は、ものすごく長身で
白のシャツと、黒いコート(実は茶色?)が映えて、
颯爽と去って行く姿。

鮮烈で、嬉しい驚きでした。