17歳になった紋次郎はなんとなく老犬になってきた。先日遠出の時郵便局のお兄ちゃんが「よたよた歩いている赤い首輪の柴犬がいましたよ」と言ってくれた。本当は隣村まで行くときは山を越え川を渡り1時間ほど着いていた。友人の家からのメールでわかる。このごろは街道をよたよた歩いているようだ。私たち家族は欲目でみるので、そんなによたっているとは思ってもいなかった。その後観察をするとおしっこの時も足をあげない。それに寝ている時間が増えた。鹿を見ても猿をも見ても吠えるだけで追いかけようとしない。体系も少し痩せてきた。犬の長寿は20歳ぐらいだと獣医さんが言っていた。元気だった紋次郎も老いぼれ犬になるのだ。これから介護しなければならないかもしれないが最後まで見る。紋次郎でこの17年間癒されてきたし、時には私たちの喧嘩の仲裁役や愚痴の聞き役をしてくれた。私はいつも「紋ちゃん、話ができたらいいのになあ」と言っていた。我が家のよた男君はこれヵらどんな生き方をするだろう。
先日知人が事故で亡くなった。私は悔いのないように生きなければと思った。70歳で本を出版しようと考えているが、今日タイトルを思いついた。
「生き切ってグッドバイ」
先日知人が事故で亡くなった。私は悔いのないように生きなければと思った。70歳で本を出版しようと考えているが、今日タイトルを思いついた。
「生き切ってグッドバイ」