徒弟制というか。
経験と勘が仕事の原点みたいな。
現場を知らないと、話が通じないので、一通り現場を知っている必要がありますけれど。
結局の所、第二次世界大戦で日本が負けた戦略差は、経験と勘を、どれだけ道具に置き換えられたか?ということかと。
努力と根性での現場のやりくりには限界がある。
データが取れたらパターン化や理論化を行って合理化して、経験と勘がなくても、知識で対応できるようにする。
物理学による核兵器はその差で。
プロペラ機で特攻する頃には、高高度戦略爆撃機から核爆弾を落とせる差になる。
精神医学も、経験と勘から理論化して、パターン化や類型化を行い、投薬治療しやすくする。
営業にもパターンがある。
経営にもパターンがある。
情報化戦略もパターンの塊。
農産物の進化も、いきあたりばったりよりも遺伝学を用いたほうが断然効率的。
大衆心理も政治学。
ルール作りには法律学。
そのようなパターン化され、分類化され、理論化した知識によって、効率的なトライアルをしたほうが、圧倒的に生き残る確率が高くなる。
努力と根性では到達できない段階に入ることができる。
いつまでも経験と勘だけでやっていては超えられない。
しかし経験と勘に頼れるぐらい、現場に精通していることは無駄ではないと思っている。
そのようなプロがいないと、最先端理論は構築できない。
音楽は理論と技術で。
演奏技術もあった上で、他の音楽を吸収して、音階や和音、構成技術理論をしっかりと学ぶ必要がある。
とても奥が深い。
それがわかるかわからないかの差も大きい。