とある会社の中途採用試験を受けた際、確率の問題があった。
確か、サイコロの目の組み合わせ問題だけど、数が膨大なので簡単には解けなかった。
おそらくスマートな解き方があるのだろうけれど、公式なんぞ覚えていないので、分かる問題を解いたあと、試験時間の残りを使って、全ての組み合わせを試そうと思った。
全てと言っても、サイコロであれば1/6なので、その1/6を求めればなんとかなるだろうと。
解答用紙にびっしりとシミュレーションを行って、なんとか時間内に解いた。
結果は数千通りだったように思う。数百通りか?記憶は定かでない。
そんな感じで本田技術研究所に受かった。
結局のところ、解けるだろうと思っても、めんどくさいから解かずに諦めるか、とりあえず解いてみるかの違いだとは思うんですよね。
研究開発の適性は、そんなところだと思います。
「面倒だけどやってみるか」という気持ちがないと、地道な研究なんかできるわけないので。
とはいえ、それで中の人の品位が良いか、良識やモラルがあるかどうかは、また別の問題ではある。
それで辞めたのでね。