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強い馬を観る楽しみ

2006-07-16 23:59:05 | 競馬(その他)
通常、「最強馬」と言う表現は、クラシックレースでの、その世代の枠組みに用いられるものです。

もちろん、ディープインパクトのように、世代を越えた馬の場合もありますが、まずは、2歳のデビューから、その強さを誇示し続けなければならないのです。

しかしながら、毎年毎年、「最強馬」が出てくるわけではありません。
たとえば、今年・・・。
メイショウサムソンは、現時点で「皐月賞」「ダービー」の2冠を制していますが、その強さは、「最強馬」であるとは、認識されていません。

いや、確かにメイショウサムソンは、現3歳世代では、強い馬です。
先行して、そのまま押し切るのですから、強い馬に違いは無いのです。

不幸(?)にして、昨年のディープインパクトの影響があるのです。

つまり、「最強馬」になる為には、それなりのパフォーマンスが必要です。

まず第一に、「三冠馬」になることでしょう。
あるいは、連勝を続ける事も、その一つです。

しかし、たった一つのレースの勝ち方が、一瞬にしてその馬を「最強馬」に仕立て上げてしまいます。

たとえば、アグネスタキオン。
ラジオたんぱ杯2歳ステークスにおいて、3コーナーから一気に捲くって行く、あの脚色は、その強さを存分に見せ付けました。

ディープインパクトも、天皇賞や、宝塚記念で同じようなパフォーマンスを魅せつけてくれました。いや、彼の場合は、それ以上の強烈なインパクトを我々に、その名を示すかのように与えてくれました。

圧倒的なスピードで逃げ切る馬も、それなりに強さを認識させてくれるのですが、やはり、破天荒な、他馬がけっして真似の出来ないようなレース振りを見ることは、感動的ですらあります。

エルコンドルパサーや、キングカメハメハのNHKマイルカップでのパフォーマンスも、以降の活躍を予見するに十分なものです。

東京コースの1600Mで、あのような勝ち方のできる馬は、東京の2400Mなら十分通用するのです。

エルコンドルパサーの活躍を見れば、ディープインパクトの凱旋門賞での活躍は、かなりの度合いで期待できると考えます。

また、29日に英国のキングジョージ&クイーンエリザベスDSに出走するハーツクライのレース振りも、今後の日本馬の道標となり、我々の競馬を観る目をワンランク上げてくれるものと期待しているのです。

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