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都鐘煥詩人の詩、教科書掲載継続。

2012年07月11日 | 南域内情勢
都鐘煥詩人が、4月の総選挙で民主統合党の国会議員になったことから、
教科書から彼の詩を削除する動きがあった。

韓国教育課程評価院がそういう決定をしたのだ。

それが当然ながら大きな反発にあい、頓挫したのだけれど、
韓国の高級公務員たちが、こういう愚かなことができるのが、私には到底信じられない。
彼らは、いったい、どこを見て仕事をしているのかと思うと情けない。

目の前の権力しか見えないのか、自分の目の前の栄達しか見えないのか…
民主主義を知らず、権力の下僕になるとは情けない…

10年後、20年後、ひいては100年後の国づくりをいつも考えるべきなのに…



都鐘煥詩人
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%8F%84%EC%A2%85%ED%99%98


by maneappa




都鐘煥詩人国会議員の詩、掲載継続することに

韓国教育課程評価院がしたことは、しようとしたが恥をさらしだけで終わった。
10日中学校国語検定教科書で都鐘煥詩人(民主統合党議員)の作品削除を勧告した方針を撤回した。

ト詩人の詩と随筆は来年中学校国語教科書にこれからものせられることになった。
政治偏向的な定規で掻いて寝た子を起こした評価院と教科書発行を最終決定する教育科学技術部は今回の事態に対する責任論を避けることができなくなった。

教科部は“イ・ジュホ長官は事前に知らなかった”と明らかにした。
中央選挙管理委員会はこの日、都詩人の作品を教科書にのせるのが選挙法違反なのかを尋ねる評価院の質問に対して‘選挙法違反でない’と通知した。

評価院はこの日午後教科書検定審議会会議を緊急招集して、都詩人の作品の削除勧告を取り消した。
評価院関係者は“検定審議会が選管委の回答と各審議委員が取りまとめた外部の意見を総合して再議論した結果、方針を撤回することにした”と話した。

先立って評価院は検定を申請した中学校国語教科書を対象に先月6~20日審議会を開いて、26日各出版社に結果を通知した。
評価院はト詩人の詩と随筆を収録した教科書8種に対して該当出版社に修正・補完を勧告して、事実上削除を指示した。 だが、このような事実が言論を通じて知られ、文壇はもちろん与野党政界と各界各層で非難世論があふれた。

これに9日夕方、評価院は中央選管委に‘球’を押し付けた。 選挙期間でもないが比例代表出身議員の作品を教科書に収録することが公職選挙法に違反するのかどうかを尋ねる寸劇を演出した。

評価院は10日午前選管委の回答を受けた後、急いで教科書検定審議会会議を招集した。 予想しなかった会議を突然招集しようとしたせいで、一部審議委員は直ちに連絡がつかなかったし、一部は地方出張のために時間を合わせるのが難しかった。 結局午後2時で計画された会議は午後4時頃に開かれて方針を撤回した。

一連の大騒動と立撤回を通して評価院は事件を収拾しようとしているが波紋は沈まらないでいる。

疑惑の注目は事実上‘機械的に賛成する人’の役割をする審議会より評価院と教科書検定を委託した教科部へ向かっている。
教科書検定の最終決定権者のイ・ジュホ教科部長官の責任論も議論されている。

しかし教科部は“責任を負うものでない”として典型的な‘尻尾切り’式の姿を見せている。
教科部関係者は“イ長官には先月22日、何種類の教科書が検定審査を通過したのか、数字だけ見たので、長官はト・ジョンファン議員関連の内容は分からなかった。 9日長官に報告しようとしたが言論に先に報道された”と明らかにした。

教科部はこの日開かれた担当者会議で“評価院で処理する事項”という原則を再確認した。 教科書検定の最終認可権者の教科部は今回の波紋の責任を評価院に押し付けたのだ。

しかし評価院は“自らの委嘱した検定審議会の判断である”としながら事態の解決よりは責任回避に汲々とした。
審議会構成は個別委員に非公開・秘密維持誓約を受けて対外的に公開されないのが原則だ。
しかしどんな形態でも今回の波紋に対する真相究明と共に責任の所在を明らかにしてこそ再発を防げるというのが専門家たちの分析だ。

'煉炭材むやみに足でけるな。 君は誰かに一度でも熱い人であったか'
アン・トヒョン詩人'君に尋ねる'

“詩人をむやみに足でけるな、君たちは誰かにただ一度だけでもきれいな文だったことがあるか”

-キム・ジェドン


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