池之端から本郷への坂道で、左側は旧岩崎弥太郎邸の塀です。どんどん上れば東
京大学構内となります。元和元年(1616)に、今の護安寺が湯島天神下から移
転して、開山上人も同じ境内に無縁寺と名付けた庵を建てました。
文京区と台東区の境になりますが、この無縁坂が有名になったのは、さだまさし
作の唄「無縁坂」がありますね。 母がまだ若い頃僕の手を引いて こ
の坂を登る度 いつもため息をついた・・後ろだけは見ちゃダメと笑ってた と。
この界隈はその昔、松平備後、榊原、前田の武家屋敷にかこまれた坂なので、武
縁坂とも記されていたといいます。