旧吉原遊郭の名所のひとつで、京都の島原遊郭の門口の柳を模したものと言われ
ています。遊び帰りの客が、後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、この柳のあたりで
遊郭を振り返ったということから、「見返り柳」の名があり、
きぬぎぬの うしろ髪ひく 柳かな
見返れば 意見か柳 顔をうち など、多くの川柳の題材となって
います。かつては山谷堀橋の土手にありましたが、道路や区画の整理に伴い現在地
に移され、また、震災・戦災による焼失などによって、数代にわたり植え替えられ
ています。(台東区教育委員会)
今ではガソリンスタンドの前ですから、当時の情緒はゼロです。教育委員会が説
明しているところが面白いですね。