散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

浅草寺 五重塔

2007-08-14 07:50:54 | Weblog
 

 五重塔は浅草寺本堂・雷門・宝蔵門と同じ天慶5年(942)武蔵守、平公雅(た

いらのきんまさ)により建てられたと伝えられますが、長久2年(1041)火災に

よって倒壊、寛永12年(1635)再建、同19年炎上した記録があります。

 その後、慶安元年(1648)三代将軍徳川家光公により再建され、寛永寺・増上

寺・天王寺の塔とともに「江戸四塔」として親しまれました。明治44年には国宝

指定を受けましたが、昭和20年3月14日の戦災により焼失しました。江戸時代

の度重なる大地震、大正の関東大震災にも強かった五重塔も、人災には弱かったと

言えます。  

 昭和48年11月1日に鉄骨鉄筋コンクリート造りで、回廊式「塔院」の上に五

重塔を建てる「塔院造り」の方法で再建されました。回廊式の塔院には霊牌殿があ

り、百体の聖観音像と信徒の方々が納めた1万2千基の永代供養の位牌が安置され

ています。(資料・浅草えんじゅの会)