迷宮映画館

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トランスポーター

2003年02月03日 | た行 外国映画
南仏あたりのうるわしいところ、そこを爆走するBMW。正体不明の運び屋フランクは今日も荷物をきっちりと運んでいた。最高のドライブテクニックで絶大の信頼を得ていた。うさんくさいとコロンボみたいな刑事がうろうろしているが、尻尾はつかませない。

今日の荷物は50キロの大荷物、ルールその1、絶対に荷物は開けない、と自戒していたフランクはアクシデントからその荷物を開けてしまう。そこには美女一人。ルールを破るとろくなことがない。そこから次々と降りかかる災難。これもみんなルールを破ったからなんだろうな。さあ、絶体絶命のピンチに陥ったフランクは切り抜けることができるのか。

リュック・ベッソンプレゼンツの小気味いい作品。1時間33分で無駄がない。ところどころにリュックの癖と哀愁が出てたけど、それもご愛嬌。すべては主人公のジェイソン・ステイサムのすごさに尽きる。いかにも今まで脇役でした、という感じがまずいい。機械人間のような個性のなさから、だんだんと人間性がにじみ出ていく過程もうまい。そして、なんてたってあの筋の入った腹筋でしょう。かっこいいよー。

うそ臭い中国人がちょっと気になったけど、いきなりドンパチしない肉弾戦も嘘っぽかったけど、すべて、ステイサムで許す。いいの見つけたなあ。

「トランスポーター」

原題「The Transporter」 
監督 ルイ・レテリエ 
出演 ジェイソン・ステイサム スー・チー 2002年 フランス作品

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