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オールド・ルーキー

2003年02月04日 | あ行 外国映画
軍人を父に持つジミーは幼い頃から基地を転々としてきた。野球というあふれる才能があったのだが、父は人生には野球より大事なものがもっとある、といってジミーの野球への情熱を理解してくれなかった。

腰を落ち着けたテキサス。30半ばのジミーは地元の高校の化学の教師で野球チームの監督だった。弱小野球部。地区のリーグで毎年せいぜい1勝あげるのが精一杯だった。覇気のない子供達、やる気と勝つ喜びさえ知れば強くなれるのに・・。「夢はないのか?」と問うジミー監督。「じゃー監督の夢は?」と聞かれて答えに窮してしまった。

自分達が強くなって地区で優勝したらプロの入団テストを受けると約束してしまったジミー。勝つわけがない、安心感共に、一抹の淋しさも感じていた。しかし、生徒達の変身ぶりは彼に入団テストを受けさせるまでになっていた。

156キロの剛速球を投げ込んだジミー。今の生活を捨てて、プロになるか?それとも夢をあきらめるか?究極の判断に苦しむジミー。しかし、ここで夢を捨てては男じゃない。いけ-、ジム・モリス。

私の野球狂は当HPにいらっしゃる方は周知のことと思います。今まで最上の年は1985年、私情で選ぶなら、去年のベスト1は「ミスター・ルーキー」。あー恥ずかしい。んでもって野球映画は私情が入り込みすぎて冷静に見られなくなってしまう私。お恥ずかしい。

で、この映画。うまい作りでした。プロローグの油井発掘の話からオチまでちゃんとつながってる。デニス・クエイドが30半ばというのはちょっと無理があったけど、あのアヒル笑いが夢を追い求めようとするくたびれかけた父ちゃんとぴったりマッチ。いらんとこまで丁寧に作るディズニー映画の真骨頂も見た。エピソードが皆真実ならば本当に映画みたいな人生もあるのだなと驚嘆した。

どうしてもテキサス女に見えなかったのがレイチェル・グリフィス。あの人選だけがどうしても引っかかったけど、子供達の名演で帳消しします。

アメリカにはそれこそピンからキリまで野球チームがある。その頂点はもちろんメジャーリーグだが、どんなチームで野球していても心から野球が好きだ、野球をすることがうれしくてたまらないという気持ちが伝わってくるのだ。アメリカの野球映画を見たとき、あったかい気持ちになれるのはそういった素地があるからだと思う。

ちょうどジム・モリスっぽい年齢ぐらいのおっさん。ポッキーぽりぽり、袋かちゃかちゃ、ええいいいかげんにしろといいたくなったのだけど、ちょっと遠かったので今回はあきらめ。分別もってくれよ、おっさん。映画見ながら情けなくなってしまった。

「オールド・ルーキー」

原題「The Rookie」 
監督 ジョン・リー・ハンコック 
出演 デニス・クエイド レイチェル・グリフィス 2002年 アメリカ作品

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