迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

コララインとボタンの魔女 3D版

2010年02月19日 | か行 外国映画
「ピンク・アパート」とは名ばかりっぽい、ちょっとうら寂しいところに引っ越してきたジョーンズ一家。お父さんとお母さんは、なにやら執筆に忙しく、とんと娘の相手をしない。

友達もいないし、暇でしようがないコララインは、1人で井戸を探しに探検にでる。後を追ってきた大家の孫のYBと友達になるが、それでも毎日おもしろくない。

コララインは、うちの中に開かずの扉を見つける。これはきっと、秘密の扉!!と思ったら、扉を開けても、何にも変わらなかった・・・・。でも、その夜、騒がしいトビネズミの後をつけて行くと・・・・・。

なんと、扉の向こうは、似ているようで似てないような、不思議な世界!!優しくて、テーブルいっぱいに料理が並んで、仕事に振り回されてない別のお父さんとお母さんがいた!!でも、違うところが・・・・。それはお目めがボタン。

全然構ってくれないお母さんとお父さんを見てると、ボタンでもあっちの世界の方が・・・・。でもでもでも、そこは本当は魔女の世界。寂しい子供を狙って、魔女がその命を取ろうとしていた。

というダークファンタジーってやつですしょうか。。。いや、ついPCにばっかり向かって、とんと子供となんぞ遊んでませんが、あっちから断られそうで・・・。

コララインのお父さんとお母さんは、まじに忙しそうでしたが、なんだかアメリカじゃなく、日本のお父さんとお母さんみたいだなあアと思ってしまいました。あちらのお父さん・お母さんというのは、表面だけでも子供の面倒見てます!無理やり遊んでます!子供にはこういう風に接してます!!!という風に演じてるような気がして。

あんだけ素直に仕事一筋で、子供のご飯も省みず、家で一日中仕事してるというのもありなんですね。そういう両親だったら、きっとコラちゃんも、納得ずくのはずなんじゃないか・・・とか、妙なことを考えてしまったのでした。

いや、ファンタジーですから、そんなことを考えちゃいけないんですよね、きっと。そう、艱難辛苦を乗り越えて、勇気を抱いた子供は悪に勝つ!と、大人の知恵は大事にしましょう!!と、子供の声を聞きましょう!!!!

でも、そう見えて、お母ちゃんはちゃんと子供のこと見てんですよ。。。。というのもありましたがね。

教条的なもんじゃないので、別に楽しく見りゃいいんでしょうが、楽しい!!という映画でもないし、どっちつかずの印象も無きにしも非ず・・・かな。無理に3Dにしなくても、いいんじゃないかなと感じましたが、やっぱ3Dにするのは、生身の人間よりも、CGの映像の方がしっくりきますわ。

吹き替え版でしたが、やっぱアンパンマンはうまいです。



追記

この映画、ストップ・モーションアニメで製作されていたとは、露知らず。ドンだけ大変だったんだろう・・・ということを知らずに見ていたもんで、簡単にCGなんて書いてました。すいません。

児童文学の映画化ですから、一応ターゲットは子供だと思うんですが、どこに力点を置いて作ってるのか??作り手の一番の眼目は、映像の作り方かなのか、物語なのか、3Dなのか、その辺はどうなんでしょうね。


◎◎◎

「コララインとボタンの魔女」

監督・脚本 ヘンリー・セリック
声の出演 ダコタ・ファニング テリー・ハッチャー ジョン・ホッジマン イアン・マクシェーン ドーン・フレンチ ジェニファー・ソーンダース


最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは^^ (KLY)
2010-02-20 18:00:30
どっちつかずってその通りですね。
ただテーマ的には『かいじゅうたちのいるところ』と同じ様に思いました。
世界観がダークなせいかコントラストがキツめで明度が抑え目の映像だったんで3Dメガネをするとなんだかやたらと暗く感じたんですよね。出来たら2Dで観たかったかも。
返信する
こんばんは♪ (SOAR)
2010-02-21 01:31:19
元が児童文学とはいえこのダークな世界観は独特でしたね。見方によっちゃかなり怖いし。
フィギュアをコマ撮りしていくこの手のアニメと3Dの組み合わせ、これはけっこうしっくりきていたと思います。

私も吹替版でしたが、はい、アンパンマンうまいですよね。声だけでなく俳優さんとしての彼女も味があって好きです。
返信する
>KLYさま (sakurai)
2010-02-22 14:25:40
子供が喜んでみるような感じではないし、さりとて大人が満足できるような物語とも言いがたいし、こういうファンタジーものの難しさでしょうかね。
大人が見ても面白いものは子供が見ても面白いし、その逆もそうで、どっちつかずよりは、ちゃんと絞った方が、いいものになるような気がします。
あたしもやけに暗く感じました。目が疲れた・・。
返信する
>SOARさま (sakurai)
2010-02-22 16:14:53
児童文学にしちゃダーク感がぷんぷんでしたが、いまどきのってそんなもんなんでしょうか。
3Dの使い方は、うまかったと思うんですが、いかんせん暗かった。
あまりの暗さに、眠気が襲ってきました。
もうちょっと明るい色目の3Dが、早くでないもんかなと思いますわ。

戸田さん!本当にうまいですよね。
彼女は女優でも、声優でも、どっちも一級品です。
返信する
Unknown (Nakaji)
2010-02-23 10:27:43
こんにちは♪

本当に途中で眠気がおそってきましたわ~(-_-;)
戸田さんはほんとうに上手でしたね~!!
返信する
Unknown (mig)
2010-02-23 11:14:14
こちらにも、、、、

観て来ました★
これまた同感な感じです。
3Dとストップモーションアニメの相性はそんなに良くないなぁって思いました。
字幕版だったけど字を読むのにとられて
映像みられないのが難点。
ダコタの声聞けたのは良かったんですけどネ、
返信する
>Nakajiさま (sakurai)
2010-02-23 15:47:19
結構、きついものがありました・・・。
後半の展開は、目が覚めましたが。

戸田さんの声は、ぴたっと決まりますね。
で、顔を思い浮かべずに聞いてられます。
返信する
>migさま (sakurai)
2010-02-23 15:53:24
字幕版の上映はなかったんで、はなっから吹き替えでした。
なんですが、イスに座って、初めて「へー、ダコタちゃんなのか・・」の始末・・。
最近、どんな映画かも知らずに、イスに座ってから「へーーー!」と思うことしきりです。
ダコタちゃん!上手そうだなあ。
吹き替えは、ひとりと戸田さんが、うまかったです。
返信する
3Dじゃなくても・・・ (マリー)
2010-02-25 23:55:20
こんばんは~~♪
私も思いました。これって3Dにする意味がどこにあるの・・・?
人形だけで十分立体的じゃないかなぁ。

映像はすっごく好みでした~。
ダークなんだけど時々、鮮やか~~♪
コラライン仕様のお庭なんて、ため息ものでした~。
『アバター』より美しかったかも・・・

アンパンマンじゃなかった戸田さんって本当にうまいよね~。
別のママとの使い分けなんて素晴らしかった。
榮倉奈々ちゃんの子供声が嵌っていたな~(ちょっと抜けてる感じ←ほめてます 笑)
返信する
>マリーさま (sakurai)
2010-03-01 21:14:16
せっかくの手作り感が、3Dになってしまったことによって、CGっぽく見えてしまったような・・。なんかもったいないな~などと思ったりして。
うーん、めがねかけると、ますますくらくなって、ちょっと見づらかったかな。
ダークな感じはよかったんですがね。

この吹き替えの声は、なかなかはまってたと思いますわ。
戸田さんは、まぎれもなく、一流声優ですもんね。
返信する

コメントを投稿