ワイルド・スピード ユーロ・ミッション

何の気なしに、何の期待もなく、普通に見始めたこのシリーズでございます。車の詳しいことなど、さっぱり知らないまんまですが、なんでしょねえ、このノリ！！スピード感！！絶対にありえねーー展開と、期待を軽々とクリアしちゃう前進力に感服！普通、何作も続いたら、失速しますよ。いや、３作目は確かに失速しました。あれは明らかに配役ミス。

このシリーズにかけてる・・・・というか、この映画しかない二人の男が不可欠だったということであります。

つうことで、他の映画に出てもさっぱりぱっとしないヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーの看板映画、乱暴な速さの新作です。

ストーリーはこの際、どうでもいいはずなんですが、やはり前作からの絡みや、レティの存在、ＦＢＩ捜査官との確執なんかがわかんないと、小ネタの部分の納得感はないでしょうね。スタジアック捜査官とのやり取りなんざ、うまいわあ。プラガもちゃんと登場。納まりつけてるところがいいです。

さあて、ドム率いるワイルド・スピード軍vs世界をまたにかけて軍事機密を盗んで高く売りつける犯罪組織軍との対決であります。敵の大将は、なんとまあ、現代劇でお目にかかるのは初めてではないかと思われるルーク・エヴァンスです。いやーー、いい男。レティとの絡みを見ても、どっちも興味ないんだろうなあなどと、邪推をしてしまいましたが、悪役が似合ってる。

人類の最大の弱点は【愛】と言ってる予告編が頭の上をちらほら。弱点であり、強みなんだよ！！と言いたいのでしょうね。

ドム軍の面々と、あっちの軍の面々が、それぞれマントゥーマンで、相対するのが面白いっす。４あたりから、車だけじゃなく、肉弾戦もがんがん入ってきましたが、敵のでっかいごついの見た瞬間に、この人はドウェイン用ね！と。と言いながら、ちゃんと信じられない爆走と、撮影のために作ってしまったという高速道路での攻防が半端ないっす。

ひとまず決着ついたかあ・・・と思わせながらのまだまだ終わりません的な展開もお約束。車を運転するのは、もちろん度胸と腕が必要ですが、女性でも負けないってのがいいのかも。この映画には、強い女性がわんさか出てくるのが惹かれる要素かもしんない・・と思ってみておりました。


人類最強の女性、ジーナ・カラーノには、不屈の女、ミシェル・ロドリゲスでしょう！！

でもって、最強、最美、最かっこいいのがジゼル姐さん！！！全部、持ってかれました。

かっこえかった！！

でもって、まだまだ終わりそうにないですな。今度は東京？３になるの？・・・。むむむ。

いまやトレンドははげなんでしょうか。一体、何人のはげがご登場！次回作には、また増えそうな気配。。。はげ増殖中。

ポール・ウォーカーの影が若干薄めな回でございました。彼はやっぱスーツが似合うなあ。ちょっと太ったな。次回、シェイプアップして、スーツなポールが見たいなあと思いました。

◎◎◎◎

「ワイルド・スピード　ユーロ・ミッション」

監督　ジャスティン・リン
出演　ヴィン・ディーゼル　ポール・ウォーカー　ドウェイン・ジョンソン　ジョーダナ・ブリュースター