まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

心霊写真館のイケメン!

2017-06-21 | フランス、ベルギー映画
 お松の独りフランス映画祭②
 「ダゲレオタイプの女」
 撮影助手としてカメラマンのステファンに雇われた青年ジャンは、ステファンが一人娘のマリーと暮らす洋館で、異様なものを感じ始めるが…
 同じ黒沢清監督の「クリーピー」がとってもつまんなかったので、この作品もあまり期待してなかったのですが、想定外になかなかの佳作でした。怖くもないし、特に面白い内容ではなかったけど、恐怖映画らしからぬエレガントな雰囲気が良かったです。フランス映画で心霊もの、というのも珍しかったような。

 古めかしい洋館が、いかにも何か棲んでそうな妖しさ。明るく清らかな光が差し込んでるのに、何か潜んでそうな温室とか。何か映ってはいけないようなものが映りそうな大きな鏡とか。地下にある撮影アトリエの暗さとか。全般的にどこか冷ややかな空気感が、心霊的なムードを醸してました。お化けやモンスターが襲ってきてギャー!なシーンは皆無なので、怖いホラーやオカルトを期待すると拍子抜けするのでご用心。幽霊も、本物なのか、それとも心がコワれてる登場人物たちの妄想幻覚なのか、最初から最後まで曖昧にしてたところも、よくある心霊映画とは一線を画してました。心霊ものというより、心理ものといったほうがいいかも?
 幽霊の恐怖よりも、マリーと結託したジャンが、狂い始めたステファンを言いくるめて館を売っぱらおうと企むところが、実際にもよくある現実的な話で面白いな~と思った。年寄りから金や土地を巻き上げようとする悪人のほうが、幽霊よりも怖いですもん。
 主人公ジャン役は、お気にのボーギャルソン、タハール・ラヒム。

 ラヒムくん、もう30半ばなのに相変わらず若いですね~。大学生役もまだできるのでは?薄幸そうなところも不変で、不幸で不運な貧乏青年役やらせたらピカイチ。シャイで優しそうな雰囲気で母性本能をくすぐりながら、暗い野獣っぽさも時どき見せたりするラヒムくんが好きです。笑顔が無邪気で可愛い!暗い悲しい役がいちばん似合うけど、たまには「サンバ」の時みたいな明るいコミカルな彼も見たいです。
 この映画、ラヒムくんだけでなく、もう一人お気にのボーギャルソンが出てた!知らなかったので驚喜!不動産屋さん役で、マリク・ジディが登場!

 マリくんも、相変わらずカッコカワいいイケメン!クールだけど優しそうで知的な大人の男性って感じ。チョイ役かと思ってたら、わりと登場シーンは多く、ほとんどがラヒムくんと絡むシーンだったのが嬉しかったです。ビジネス関係にしては、二人が何だかいい感じに見えて萌え~。マリくん、でも可哀想すぎる役…あんなワケアリ物件、関わってしまったのが運の尽きでした…

 ステファン役のオリヴィエ・グルメのコワレ演技も見ものです。ラヒムくんとグルメおじさんといえば、「グランド・セントラル」でも共演してましたね。マチュー・アマルリックも出演してますが、超チョイ役でした。マリー役のコンスタンス・ルソーは、地味だけど透明感があって、ファッションが上品にオサレでした。
 モデルを金属の器具でガッチガチに固定、というダゲレオタイプ撮影も何か怖かったです。あれ、心身共に苦痛!乗っ取りとか拷問的撮影とか、幽霊が最も怖くないという変わった幽霊映画でした

↑最近は英語圏の映画にも積極的に出演してるラヒムくん。最新作は、ルーニー・マーラとホアキン・フェニックス主演の“Mary Magdalene”です
7
 ↑マリくんの最新作は、キュリー夫人の伝記映画“Marie Curie”です
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湖畔のハッテン場殺人事件!

2017-06-18 | フランス、ベルギー映画
 昨日6月17日は、大瀬良大地くんの誕生日でしたね!Happy birthday to 大地!26歳になった大瀬良くん、初々しかった彼も、アラサーの仲間入り。たくさんの後輩に慕われ、優しく頼もしい先輩ぶりも板についてきました。かんじんのお仕事のほうが、ちょっとピリっとしないのが気になりますが、まだまだペナントレースは真っただ中。起死回生、捲土重来の活躍を期待してます

 大瀬良くん、今年こそは10勝!よりも、今年こそは結婚?!のほうが気になる私。後輩の薮田くんの電撃入籍には驚かされました。そろそろ大瀬良くんの番、と戦々恐々としてる私ですでも、大瀬良くんを活躍させるアゲ◯ン嫁なら、ぜんぜん大歓迎です。できれば女子アナ、グラビアじゃなくて、大物女性アスリートとかと結婚してほしいな~。吉田沙保里とか伊調馨とか。

 それにしても。プロ野球選手といえば、若くして女子アナかモデル、グラビアタレントと結婚、が定番ですが(カープも緒方監督はじめ、新井さん、石原、マエケン、あまやん、中村恭介、堂林くん、やぶたんetc.)、なかなか年貢をおさめない選手がカープに数名いるのが気になる。そう、福井と菊池、野村です。元モー娘の女子アナと付き合ってたノムスケはさておき、ふっくんとキクに関する女性がらみの噂やスキャンダルって聞いたことないし、ひょっとしたら、ひょっとして?って、んなわけないか!

 話はガラっと変わりますが。今年はフランス映画祭に行けなくて悲しい生のイザベル・ユペールに会えて感激してから、もう1年が経過したんですね~。超話題作「エル ELLE」を引っ提げて、今年もフランス映画祭にやって来るユペりんに会いたかった!今年はユペりんやポール・ヴァーホーヴェン監督のトークショーもあるとか。行ける方々が羨ましい!
 お江戸には行けないので、独りでひっそりとフランス映画を楽しもうと思います。
 
 お松の独りフランス映画祭①
 「湖の見知らぬ男」
 セックス相手を求めて湖畔の発展場に通うゲイのフランクは、殺人事件の現場を目撃してしまう。後日、魅力的な男ミシェルがフランクに近づいてくるが…
 日本では知る人ぞ知る的な存在であるフランスの新鋭、アラン・ギロディ監督作品。ヨーロッパでは高く評価され、日本でもカルト的な人気を誇っているのだとか。
 ハッテン場。それは究極の女人禁制!男たちの欲望が、ねっとり熱く渦巻く秘園!本当にそんな場所があるのかと、無縁な者には信じがたいけど、実際には児童公園とか駅のトイレとか、意外と身近な場所がそうだったりするらしいですね。
 BL大好きな腐女子たちが軽々しく観たら、あんころ餅のつもりが馬糞を食べてしまった!みたいなことになりかねない、そんな映画です。夢見がちな腐には、かなりキツいです。とにかく、ゲイのセックスシーンが生々しい!腐は男同士の恋愛が三度のメシより大好物、男同士のセックスにも興味はあるけど、あくまでそれはファンタジーの世界、美しい妄想の範囲内。なので、本番としか思えぬリアルな性交や、劇中ほとんど全裸な男たちの丸だしなチ○コ、丸見えなア○ルなど、ほとんどの腐にとってはウゲゲ以外のナニモノではない。かくいう私も、少女漫画に近いソフト&ライトなBLが好きなので、この映画で繰り広げられるゲイの生態は、かなりショッキングでした。これ、ほんとに一般映画?!ゲイビデオじゃないの?!と、ボカシなしでズコバコ、ギンギンなアレを手○キ、フェ○など、食べてたお菓子の手が止まるほどグロテスクでした。男同士でも男女でもセックスは、気持ちいいけど汚い行為、ということをあらためて思い知ったような。

 女性は一人も出て来ません。そして男たちはみんな、ほぼ全裸。デロっとしたイチモツを常にブラブラさせてます。あそこまで堂々と出してたら、ちっともイヤらしくないです。やっぱ秘部は隠してる、見えそうで見えないのがエロいんですよね。しばらく気づかなかったのですが、みんなパイ○ンなんですよ。ツルッツルに剃ってます。陰毛がいかにイヤらしく見えるかが、ないとよく分かります。AV俳優ではなく、フランスでは有名な俳優たちがやってるところがスゴいです。日本ではまず無理。ハッテン場で男を漁るゲイ、といえば、「怒り」ではブッキーも演じてましたが、あれぐらいが丁度いいんですよ。
 それにしても。性欲って怖いな~と、殺人事件があっても警察がいても、ハッテン場に来ずにはいられないフランクたちゲイを見ていて思いました。不特定多数とセックス、なんてヤバすぎる。しかも、殺人鬼かもしれない男と。まさに命がけの性欲満たし。恐怖さえも凌駕する性欲。それがない私は、幸なのか不幸なのか…
 殺人事件が起こるのですが、ミステリーな展開、サスペンスな内容でもなく、あくまで淡々としたドキュメンタリー調なので、気を付けないと睡魔に襲われます。映像は美しく、湖と森の静けさ清々しさ、涼しげな風の音、降り注ぐ優しい陽射しが、男たちの汗と精液の臭いに満ちそうな空気を浄化しています。ゲイだけに独占させるには惜しい湖畔でした。もし家族連れやカップルが、ハッテン場と知らずにあそこへ行ってしまったら、さぞや困惑することでしょう。

 フランク役のピエール・ドゥラドンシャンは、綾瀬はるか主演の大コケした邦画「万能鑑定士Q」(周囲に観た人、誰もいない!)にも出演していたとか。まあまあイケメンだけど地味~です。でも大胆すぎるゲイ演技、タダモノじゃないです。今年も「マドモアゼル」や「灯台守の恋」などの名匠フィリップ・リオレ監督の新作“Le fils de Jean”でセザール賞主演男優賞にノミネートされるなど、フランスでも注目株の俳優みたいです。彼を含め、登場するゲイを演じる俳優たちが、みんな腐好みのイケメンや美青年ではないところも、ゲイのリアルワールドを形成していました。
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ポエトリー東京

2017-06-15 | 日本映画
 「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
 工事現場で働く青年慎二は、ガールズバーでバイトをしている看護師の美香と偶然の出会いを重ねるうちに、彼女に恋するようになるが…
 今や実力、将来性も若手俳優No.1と断言してもいい池松壮亮目当てで観に行きました(^^♪
 映画じたいはビミョーだったのですが壮亮くんはチョベリグ(死語)でした!いつの間にかすごい売れっ子になってしまった壮亮くん、その出演作には当たりよりもハズレが多くなってきてるのが気になります。子役時代からのファンである私は、壮亮くんにはどうしても期待しすぎちゃうんですよね~。今回は、壮亮くんの魅力と才能が最高に活かされている!とは言えないながらも、彼が無駄づかいされていなかった点は評価したい。同じ石井裕也監督の「ぼくたちの家族」「バンクーバーの朝日」も、壮亮がスゴい!でもなく、ダメじゃん!でもない、フツーに悪くない、みたいな映画でした。

 今回の壮亮くんも、どよよ~ん系。薄幸で虚無的な雰囲気、見た目、演技。たまには明るく溌剌とした彼も見たいとは思いつつ、壮亮くんには暗い悲しい役が似合うのも事実なんですよね。それこそが彼へのオファーが絶えない理由でしょうし。でも今回は、ちょっとユーモラスな味わいとピュアな可愛さが加味されていて、胸キュン度もかなり高かったです。

 壮亮くん扮する慎二は、かなりのコミュ障?発達障害っぽい言動で、知能は高いのに社会にうまく溶け込めず、底辺生活に沈んでる青年。キツい肉体労働と貧困生活がかなりリアルなのですが、不思議と辛酸なめ太郎には見えなかった。希望のない毎日の中でも、同じ底辺生活者たちと明るく優しく繋がっている慎二が、孤独な青年ではなかったからでしょうか。突然饒舌になって意味不明なマシンガントークをしたかと思うと、貝のように沈黙してしまう慎二の不安定さ危うさ。一緒にいたら癒され守ってもらえそうな優しさと包容力。複雑で不思議な魅力を、壮亮くんが時にエキセントリックに、時に哀切に表現しています。

 それにしても壮亮くん、相変わらず若さにそぐわぬ退廃、倦怠感、そして色気!すでに酸いも甘いも噛みわけ尽くした熟年男の域に達してますよ。今回は珍しくまったく脱いでませんでしたが、裸になってエロいことしなくても、男の色気はムンムン醸してます。ちょっと粗い浅黒い肌も、メイクばっちりなイケメンタレントと違って、リアルで男らしい。これほど無精ひげが、アンニュイに煙草を吸う姿が似合う20代男優もいません。ホームレス一歩手前な服装も、飾らないナチュラルなファッションに見えた。工事現場のニッカポッカも素敵でした。某事務所タレントやイケメンなだけ男優だと、ぜったい嘘っぽくなる社会底辺者を、リアルにチャーミングに演じてた壮亮くん。やっぱ彼は特別な、特殊な役者!

 ニヒルでアンニュイな風情と同時に、すごくあどけない表情を見せ、人恋しげな雰囲気を出す壮亮くん。それ反則!とムズキュンなシーンも多々あり。友人のお葬式の後、美香と夜の街を一緒に歩くシーンの壮亮くんが印象的でした。謎めいた、でも幼い少年のように純真な笑顔。ポケットに手を突っ込んで佇んでるだけなのに、何という絵になるカッコよさ!やっぱ壮亮くん、天性の役者ですわ。特別なことをしなくても、グイグイ惹きつける強い磁力を持ってます。あと、彼のあの独特すぎる喋り方、低音ウィスパーヴォイスも好き。

 お話じたいは、あるようでないような(原作は小説ではなく詩だとか)、ポエムなモノローグ主体の台詞とか、大都会の片隅で進行する不思議で不器用な若い男女の恋とか、カメラワークや映像など、かつて「恋する惑星」などで一世を風靡したウォン・カーワァイ監督の作品を彷彿とさせました。
 美香役の石橋静河は、原田美枝子と石橋凌の娘だとか。デビュー作にしては演技は悪くなかった。ふてくされたような図太そうなところも、媚がキツいブリっこが苦手な私には好感。でも、女優として何かキラリと光る特別なものは感じられなかったです。見た目は素人に近いフツーっぽさ。ママよりパパにのほうに似てるかも。鈴木さわを素朴にした感じにも見えた。美香のキャラも、ブータレた不思議ちゃん的で、めんどくさいだけの女。もうちょっと観客も惹かれるヒロインにしてほしかったです。若い頃の上野樹里にピッタリな役かもと思った。親密になっても、セックスどころかキスさえしない慎二と美香。二人が男女の性的な恋人ではなく、親友みたいな絆で結ばれていく過程は、もどかしいながらも爽やかで微笑ましかったです。

 脇役の好演も印象的でした。工事現場の仲間役、松田龍平と田中哲司は、個性的すぎるところを抑え気味にしてたのが良かったです。美香の元カレ役でチョコっと出演してた三浦貴大がイケメンでした。人でごった返してる白昼の新宿駅や夜の歌舞伎町など、よくロケできたな~と感嘆。それにしても。あんなに人であふれかえってるのに、孤独な人が何と多いことか。華やかな大都会東京の影の部分が、田舎者にはとても冷ややかでわびしく思えました。

 ↑どよよ~んアンニュイな壮亮も悪くないけど、そろそろ子役時代みたいな凛々しい彼にも会いたいな~
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侍エグザイル

2017-06-11 | 日本映画
 「たたら侍」
 戦国時代。奥出雲の村落で伝承の製鉄技術を受け継ぐ家に生まれた伍介は、憧れていた侍になるため村を出奔するが…
 出演者の一人が不祥事を起こして、無情にも打ち切りが決定!あわわと慌てて劇場へと駆け込みました。ギリギリセーフ鑑賞!それにしても最近、俳優や芸人の不祥事で降板とか中止とか謹慎とか、多いですね。昔に比べたら、厳しくなってますよね~。関係者にとっては、すごい迷惑だよな~。不祥事芸能人よりも、周囲のほうが戦々恐々なんだろうな。ヤバそうなタレントは、起用を避けられる傾向が強まりそうですね。大人の事情的には仕方がないとはいえ、映画やドラマがどんどんつまんなくなっていきそう。ソレハサテオキ。問題を起こしてこの映画を打ち切りの憂き目へと追いやったのが、主演の青柳翔じゃなくて良かった。ニュースを初めて聞いた時、青柳くんやらかした!と思ってしまったもん青柳くん、メンゴメンゴ(^^♪

 青柳くん、好きなんですよね~。AKB同様にメンバーが多すぎて、よほどのファンでない限り顔を見ても名前を聞いても誰?なエグサイルですが、青柳くんだけは例外的存在。数年前から、ちょこちょことドラマに出始めるようになった青柳くん。いてもいなくてもいいようなチョイ役脇役がほとんどながら、MYイケメンレーダーをいつも反応させてくれて、いつかすっかりお気に俳優に。そんな青柳くんが、ついに初主演した映画「渾身」は、エグザイル映画と侮って観たら軽くギャフンとなってしまうほどの佳作で、青柳くんも想定外の好演。いい役者に成長するのではと期待させられたのですが。その後も青柳くんは、TVドラマで無駄にイケメンなだけのエグザイル仕事を続けさせられ、エグザイルファン以外には評価も認知もされないまま、今に至ってしまってます。

 そんな青柳くん、「渾身」と同じ監督、同じ島根を舞台にした今作でも、やっぱいい男でしたルックスが超タイプなので、少々演技がアレでも無問題なんですよねいや、ヘタに演技巧いでしょアピール系よりも、青柳くんぐらいのちょっとぎこちないけど一生懸命な演技のほうが、断然好感を抱けます。演技だって、目を覆いたくなるような大根どころか、いい表情、いい動きするな~と感嘆するほうが多かったし、役者としては確実に成長してるのではないでしょうか。ただね~。時代劇が、あんまし似合わない…

 長身で小顔、小麦色の肌といった男性としての肉体的美点は、時代劇にはそぐわないんですよね~。青柳くんみたいなお侍さん、戦国時代にいなかっただろうし。いい意味でも悪い意味でも、現代的すぎるルックスなんですよね。濃厚な♂フェロモンも、今回の役には無用なものだったし。青柳くん、武士は似合わないけど、田舎の百姓役ならまだ違和感薄いかも。刀よりクワのほうが似合いそう。この映画では、武士ではなく武士になりたい庄屋の息子、みたいな役だったおかげで、時代劇あかんな~というガッカリ感もそんなに強くなかったです。

 今回の青柳くん、見た目はカッコいいけど、役は全然カッコよくなかったです。カッコつけてなかったところにも好感。青柳くん扮する主人公の伍介、純真で真面目なところは可愛いんだけど、とにかく世間知らずでヘタレすぎてイライラ!憧れや挫折に揺れる若者の青春物語というより、都会の悪い大人に騙されて周囲に大迷惑をかけてしまうバカな田舎ぼんぼんのやらかし話みたいでした。現代にもよくある話、悪い意味で共感。ただもう狼狽えてるだけの伍介、爽やかなカタルシスを得られるカッコいい姿、見せてほしかったです。カッコつけすぎない青柳くんは良かったけど、カッコ悪いだけの青柳くんはもったいないです。

 漫画な邦画にウンザリ、戦国ヒーロー時代劇にも飽き飽きしてた中、地方の伝統や風習を丁寧に美しく描いた「渾身」は新鮮で、この映画もそれを受け継いではいるのですが、残念なことに今回はエグザイル色を強く濃ゆくしてしまってた。青柳くんだけで十分エグサイルなのに、脇役にAKIRAと三代目JSBの小林直己を投入してしまい、完全なるエグザイル映画になってしまった。AKIRAもいい男で嫌いじゃないけど、彼もサーファーかホストにしか見えないんだよな~。工事現場のお兄さんな小林直己もしかり。チビで貧相な某事務所タレントと違い、二人とも筋骨隆々な長身で男らしい風貌で、言われてるほどヒドい大根ではないとは思ったけど、いかんせん何をやってもエグザイル。今にも踊り出しそうで怖かったです。二人に必要以上に見せ場を作ったことも、不自然なエグザイル配慮。さらにラストクレジットで、ダメ押しのATSUSHIの歌声。某事務所もですが、うちのタレントありきで!すぎると、ろくなことにならないという典型的な悪例です。青柳くんと小林くんは、行水シーンでちょっとだけサービス脱ぎ。いいカラダ!

 脇役が、地味ながらも味わいと癖がある名バイプレイヤーぞろいでした。ただの善い人であるわけがない!な裏表感を穏やかに醸し出してた津川雅彦の老獪爺っぷりが秀逸でした。あと、豊原功補、笹野高史、佐野史郎、でんでん、奈良岡朋子らがエグサイル演技を補填してました。
 お人よしな田舎者が騙される内容と同様に、外から来る敵に襲われる、支配される、だから武装しよう!闘おう!と自民党議員みたいな津川雅彦に扇動され、村が好戦派と保守派で分断されてしまう展開も、何だか今の日本とカブってしまいました。

 「渾身」同様、島根の美しい自然や景色が、美しく撮られていました。ひょっとしたら、お話や役者よりもこっちのほうがメイン、主役にしたい映画だったなのかなとも感じられました。隠岐の島や出雲、行ってみたいな~。
 ちなみに不祥事を起こした出演者は、登場場面はわりとあったけど、いてもいなくてもいい役でした。DVD化の際は、上手に編集カットされそうお父さんにそっくりですね

 ↑ 青柳翔、いい男!エグザイル仕事を超えた作品で、大ブレイクを遂げてほしいんだけどな~
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屁こき女の犯罪分析

2017-06-07 | 韓国映画
 「パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛」
 スランプ中の推理作家ジェインは、事件が起きたと思い込んでは警察に通報するなど、迷惑行為を繰り返していた。ジェインを愛する幼なじみの警察官ロクファンは、FBI捜査官のジェイソンとジェインの急接近にヤキモキする。折しも彼らが住む街では、連続殺人事件が発生していたが…
 韓流映画って、ほんと当たりハズレが極端なんですよね~。この映画は、残念ながらバリバリの後者でした。もしお金出して劇場で観てたら、金と時間返せと確実に激オコ。内容も演出も演技も、昔なつかしの月曜ドラマランドでした。おニャン子クラブ主演レベルです。憤りを感じるのは、いい女優、いい俳優をこんな映画で無駄づかいしてること。もったいなさすぎる。どんな大人の事情があったかは知りませんが、こんな映画に出るほうも出るほう。作品選びのセンスがなさすぎます。愚にもつかぬことを延々とやらされて、可哀想でもありました。くだらなさが中途半端なんですよ。どうせなら、ドン引きするほどの強烈なくだらなさにしてほしかった。韓流映画お得意のオゲレツ下ネタで攻めてほしかったです。
 主演の3人は、私が大好きなスターばかり。なので、かえすがえす映画の低レベルさが残念無念。この3人なら、もっと良質の映画が撮れたはずなのに。

 ヒロインのジェイン役は、私が韓国女優の中でいちばん好きなハ・ジウォン。私が韓流ドラマにハマった頃すでにトップ女優だったので、彼女ももうかなりのベテラン女優。だけど、見た目がほとんど変わってない。キャリアの長さと実年齢を考えると、驚異の若々しさです。健康的なお色気も彼女の魅力。強い女役がオハコなジウォンさんですが、コメディエンヌとしてもチャーミング。でも、この映画の彼女はお色気もコメディ演技も中途半端。もっと弾けて飛んでほしかった。

 緊張すると超臭いオナラをしてしまうという設定とか、日本の美人女優ならやらないオバカさは良かったけど、そこもいっそもっと下品にしたら笑えたのに。若く見えるけど、実際にはアラフォーな彼女なので、どう考えても20代のギャルな役はイタい。キャピキャピかわいこブリっこな演技は、ちょっと気持ち悪くもありました。やっぱジウォンさんは、鋭い眼光で相手を睨みつけ、身も心もズタボロになりながらも運命と闘う女の役が似合います。
 ロクファン役は、私の韓流3王子のひとり、チョン・ジョンミョン

 ミョン太、相変わらず可愛い!とっちゃん坊やを極めてる最近のミョン太です。どんな役してもどんな作品に出ても、とにかく非の打ちどころがなく可愛い。小顔猿顔童顔、すらっとした長身だけどガッチリムッチリしたガタイのよさ、可愛いけど男らしい雰囲気、すべてがドストライク。お巡りさんの制服姿も、まるでモデルみたい。あんなお巡さんいたら、くだらないことで通報したり、用もないのに交番に駆け込むわ!でも、ミョン太ももう30半ば。いい年だし、あいつはあいつは可愛い可愛い男の子~♪キャラは、そろそろ卒業して大人の俳優へとイメチェンしてみようよ~。若い頃はよく脱いでたミョン太も、最近は無駄脱ぎしなくなりましたね。人気韓流男優の通過点、全裸濡れ場に彼が挑戦するのはいつ?!

 ジェイソン役は、台湾から出稼ぎ出演?のチェン・ボーリン。チェン坊、しばらく見ないうちに男前になりましたね~。同じイケメンでも、韓流男優と違って華があります。美男!彼も風貌・雰囲気ともに、あまり変化がないですね。若く見えるので、FBIの敏腕捜査官には全然見えませんでした。どう見ても大学生。ミョン太とはもっとイケメン対決してほしかった。二人の絡みが陳腐で薄っぺらかったのもトホホ。

 それにしてもハ・ジウォン、いつもイケメン二人に挟まれて困っちゃうな~♪な役ばかり!羨ましいというより、最近は痛ましい。「シークレット・ガーデン」とか「奇皇后」とか、どう見ても弟にしか見えない年下の男優とばかり愛し合うヒロインには、いくら若く見えるとはいえ強引さ、無茶してる感がハンパないです。この映画でも、ミョン太&チェン坊が彼女と同年齢的な設定が、すごく不自然に感じられて仕方がなかったです。

 ミョン太、チョアチョア~
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