たまってしまったので、短め一言評で。
実際に脱北者から、綿密なリサーチを行い、非公開で、たっぷりと時間をかけて撮影したという作品。
貧しいながらも、幸せに暮らしていた家族。父親はかつてサッカー選手として活躍していた
ヨンス。息子のジュニも素直で、父を慕っていたが、母が病気になってしまう。おなかに子供を宿しながら、結核にかかってしまう。
どんどんと具合が悪くなっていく妻を見て、一世一代の決意をする。中国に渡る。妻のために薬を手に入れて、帰ってくる・・・と、ジュニに後を託すが、病状が悪化して、妻は死んでしまう。
父は脱北、母は死に、収容所に入れられてしまうジュニ。一方で、中国でうまく行かず、韓国に入ったヨンスは、ひたすら働き、金を貯め、二人を韓国に呼び寄せようとする。北ではどうしても手に入らなかった薬が、ここでは無料でもらえる。
妻はどうしてるだろう。ジュニは元気か・・・。もどかしくて仕様がないヨンスのところに妻はなくなり、ジュニは収容所に入っていると聞かされる・・・。
一人残ったジュニを助けるために奔走するヨンス。しかし、現実は・・・。
というどうしようもなく救いのない話。どうしても北から逃れなければならなかった状況。逃れれば逃れたで、自分の無力さと、国のありように愕然としてしまう現実。なんとか講じた手段もうまくいくかどうかはわからないというもどかしさが描かれる。
とにかくどうしようもないもどかしさと歯がゆさで、眉間に始終しわがよったままの鑑賞だったが、妙に熱いいつもの韓国風味が、映画の本質とちいと違うんじゃないの・。。という齟齬も感じてしまったのも事実。
何はともあれ、少年のまっすぐなまなざしと、無垢な笑顔がこの映画の一番の見所に思えたが、現実の情けなさに言葉がない。どうすりゃいんでしょう。。。。
◎◎◎
「クロッシング」
監督 キム・テギュン
出演 チャ・インピョ シン・ミョンチョル ソ・ヨンファ チョン・インギ チュ・ダヨン
実際に脱北者から、綿密なリサーチを行い、非公開で、たっぷりと時間をかけて撮影したという作品。
貧しいながらも、幸せに暮らしていた家族。父親はかつてサッカー選手として活躍していた
ヨンス。息子のジュニも素直で、父を慕っていたが、母が病気になってしまう。おなかに子供を宿しながら、結核にかかってしまう。
どんどんと具合が悪くなっていく妻を見て、一世一代の決意をする。中国に渡る。妻のために薬を手に入れて、帰ってくる・・・と、ジュニに後を託すが、病状が悪化して、妻は死んでしまう。
父は脱北、母は死に、収容所に入れられてしまうジュニ。一方で、中国でうまく行かず、韓国に入ったヨンスは、ひたすら働き、金を貯め、二人を韓国に呼び寄せようとする。北ではどうしても手に入らなかった薬が、ここでは無料でもらえる。
妻はどうしてるだろう。ジュニは元気か・・・。もどかしくて仕様がないヨンスのところに妻はなくなり、ジュニは収容所に入っていると聞かされる・・・。
一人残ったジュニを助けるために奔走するヨンス。しかし、現実は・・・。
というどうしようもなく救いのない話。どうしても北から逃れなければならなかった状況。逃れれば逃れたで、自分の無力さと、国のありように愕然としてしまう現実。なんとか講じた手段もうまくいくかどうかはわからないというもどかしさが描かれる。
とにかくどうしようもないもどかしさと歯がゆさで、眉間に始終しわがよったままの鑑賞だったが、妙に熱いいつもの韓国風味が、映画の本質とちいと違うんじゃないの・。。という齟齬も感じてしまったのも事実。
何はともあれ、少年のまっすぐなまなざしと、無垢な笑顔がこの映画の一番の見所に思えたが、現実の情けなさに言葉がない。どうすりゃいんでしょう。。。。
◎◎◎
「クロッシング」
監督 キム・テギュン
出演 チャ・インピョ シン・ミョンチョル ソ・ヨンファ チョン・インギ チュ・ダヨン
自分の祖国を誇りたいけど、厳しい現実をさらさなければどうしようもない。
せめて、わずかな希望でも見せてくれてもよかったと思うんですが、それじゃうそになるんでしょうかね。
やはりこんな結果で終わりましたね。
どうも子供がこんな風になったちゃうのは
辛いです(涙)とってもいい子だっただけに。
この国だけにとどまらず、子供が犠牲に
なるというのは多いですよね。罪もないのに
本当に酷い!!私たち大人が何とかしない
といけません。でも難しいんだよね。
なんでしょ、映画ですから、もうちょっと希望を持たせてもいいような気もしました。それじゃ、うそになるかもしれないですが、映画の持つ意味を考えると、違う展開でもよかったのかなあ。
あの子役の二人は、すごかったですね。なもんで、より何とかしてもらいたかったかも。