迷宮映画館

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花田少年史

2006年08月18日 | は行 日本映画
小さな漁村に住む『シックス・センス』少年、花田一路君。今時、こんな田舎(当地)でもあまりお目にかからないようなワンパク少年だ。交通事故で九死に一生を得た一路少年は、幽霊が見える能力を身につけてしまう。おぉぉ、臨死体験です。

幽霊が見えてくることによって、さまざまなことも見えてきてしまうようになる。犬が心配で成仏できないばあちゃんに、親友のおとっちゃん、果ては「俺が実の父親だ」なんて幽霊まで登場してくる。あったかいけど、なんかちょっと物足りない毎日。「本当は父ちゃんは別にいる・・・」みたいな思いはだれでも小さい頃に思うんだよな、これが。

キーポイントになるのが守護天使のような幽霊、セーラー服のカトリセイコちゃん。彼女が幽霊になってしまったのには深い訳が・・・。

小さな田舎町特有の泥臭い関係やら、素敵な親子関係、小さな学校でのガキ大将争いに、さまざまなものが絡んでくるのだが、脚本が上手い。漫画もアニメも何にも知らないけど、いいモトに上手い脚本があって、ピッタリの役者がそろうといい映画が出来る。

登場するのがなんせ幽霊さんたちなので、時々ドキッとするシーンも多々あるけれど、その辺の按配もやり過ぎなくてちょうどいいさじ加減だ。しっかしケンちゃん、うまいなあ。なかなかいい映画です。うーーん、今の子達、ぽっとん便所、知ってるかしらん?


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6 コメント

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も、もう (berabo)
2006-08-19 00:30:38
観ちゃったんですか?さすが、は、早い(^^;)

意外にお褒めの言葉ですね。

当方、家族全員でアニメにはまって、みんなで見に行こうと画策してますデス。

あの世界観がどう実写化されるか興味津々です。

お時間あれば、アニメの是非!ホロッときますよ。

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少々の (sakurai)
2006-08-19 08:31:05
もたつき感は否めませんでしたが、素直に見ることの出来た映画、という感です。

ソウタの父ちゃんの杉本哲太がよかった。出てきただけでオーラを感じました。

家族揃って楽しめるのではないでしょうか。

私は高校生娘と試写会で見てきました。

試写会は宣伝の意味もあるんで、評価は甘いんですけどね。
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健ちゃん (カフェ)
2006-08-19 13:08:13
お盆中「長男の嫁」を頑張ったので、今日はビール片手にゆっくり高校野球観戦(TV)です(笑)今年はいい試合が多くてウルウルしながら観てます。



それはさておき、須賀健太くんは、「ALWAYS三丁目の夕日」でグショグショに泣かせてくれたので、この「花田少年史」も期待しています♪

うちの息子と同じ名前だっちゅう~のも、ポイント高い子役さんです(笑)



最近の杉本哲太は味があって好きですね。「ウォーターボーイズ」の高校教師役とか、自然で好きでした。
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お盆中だけか・・・・ (sakurai)
2006-08-20 09:05:29
あたしゃ、一年中一応嫁やってますので。

甲子園、我が弱小山形も初のベスト8に進出しまして、なかなかの興奮状態でした。高校野球を見続けて30年以上、記憶に残る2006年夏です。



健太君、今回はすこーーんと突き抜けた明るいワンパク坊主で、今までのキャラとちょっと違うかな。でもうまいです。他の役者もそれぞれぴったりでいい味出してます。
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おじゃまします (ピロEK)
2008-02-11 16:15:14
おじゃまします。
割とお褒めになっていますねぇ。

私にはまとまっていない映画に思えて・・・もう少しコジンマリと作ってくれた方が良かったような…という感想です。杉本哲太の部分では泣いたんだけどねぇ…
(私の場合、観たのが地上波トリミングだから正当評価とは言えないんですけどね)
では、また来させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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>ピロEKさま (sakurai)
2008-02-11 17:57:17
いま、思い返して見ると、大した映画でもなかったような気がしますが、やはりこれは見る前の期待度が大きく左右してます。
全然期待してなかったというか、何にも知らないで見たという方があってるかも。
最後の方は、口あんぐりでしたけどね。
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