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万能鑑定士Q モナリザの瞳

2014年06月26日 | は行 日本映画
「今日が締切!」とか言わられてた小笠原の原稿の行方が気になって、気になって、それどころではありませんでした・・・と言う感想はさておき、驚異の鑑定眼と、すさまじい記憶力を持つ凜田莉子さん。どんなものでもズバッと言い当てる。

鑑定がお仕事なんですが、これって一体いくらもらえるんだろう?東京の(どこかわかんないけど)一角に店を構え、ブツを鑑定して、鑑定料をもらう。それで暮らしていけるんだろうか・・・と言うのが、ものすごい下卑た思いだったのでした。

その力を買われて、40年ぶりにルーブルから日本にやってくる【モナリザ】の警備強化のために、臨時の学芸員に推薦されることになったのですが、そのためにいろんなお勉強を急きょ詰め込まれるのでありました。

うーん、どう見ても怪しすぎるでしょう。まともな鑑定士なら、あげな鑑定方法の勉強をさせられるってこと自体に、まず変だって思わないのでしょうかね。まるで原稿を書けないのに、仕事は続けられてる記者とか、莉子さんのライバルの流泉寺さんが、堂々と美術館を闊歩してるあたりとか、なんかいろいろち気になって、するっと入りこめなかったのでした。

絵がやばい、燃やされるってときも、あげな悠長なことはせんでしょう。

一つ気になることが出てしまうと、次々とあっちの齟齬やら、こっちのおかしいとこが思考を邪魔します。そんなの気にしないで、突っ込み封印で見ればいいのですが、それにしてはアラがありすぎだったのがちょいと興ざめでありました。

モナリザが来た時のことは覚えております。パンダかモナリザか!くらいに行列ができてましたが、一人一体、何秒見れたのか!ってくらいにすさまじいニュースになっていたのは、よーく覚えております。国立博物館は、国立美術館という名称になってましたが、佐藤監督さんはよっぽど好きなのか、思い入れがあるのか、壊して見たり、よく出しますよね。

原作はいっぱいあるらしいので、まあぞろ続編でもできそうですが、もうちっときっちりした脚本が必要なのではと感じました。でもって、綾瀬さんが、どうしても天才には見えなかった。と、初音さんのセリフの言い回しが下手くそすぎ。

◎◎●

「万能鑑定士Q モナリザの瞳」

監督 佐藤信介
出演 綾瀬はるか 松坂桃李 初音映莉子 ピエール・ドゥラドンシャン 村上弘明


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6 コメント

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たしかに (ナドレック)
2014-06-27 00:33:43
そうなんですけどね
この作品に関してはルパン三世の気分です。
「憎めないんだなぁ。 俺はカワイコちゃんに弱いからねぇ。 」

初音さんは下手な女優さんじゃないと思うので、下手くそに感じられたのは監督の演技指導の問題でしょう。
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>ナドレックさま (sakurai)
2014-06-30 13:30:09
ナドレックさんは、初音さん押しですもんね。
アタシは、どうも苦手だわ。
いろいろとアラがいっぱいな本作品でしたが、かわい子ちゃんで許されるんだから、いいよなああ~。
ひがみ100%です。
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こんにちは (はらやん)
2014-08-13 17:44:04
sakuraiさん、こんにちは!

ツッコミ封印で観ておりました(笑)。
映画観てから原作を読みはじめたのですが、莉子は強い感受性を使った記憶法による博学が彼女の武器ですが、基本的に性格は天然系のようなので、騙してくるのには弱いのかなと。
天然系なのは綾瀬さんにはしっくりくるかなと思いました。
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>はらやんさま (sakurai)
2014-08-22 20:35:49
そうですよね。突っ込み封印が正しい見方なんですが、どうしてもダメでした・・・・。
原作からしてみたら、結構合ってるんですね。
そう思うと、また感じ方も違ってきます。
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こんにちは (maki)
2015-03-28 10:10:46
ちょっと脚本と言うかストーリーがひどかったですね
綾瀬さんが可愛いからまだ許されるようなものですが、
他の人だと…最低映画と冠つけられそうです^;
ドラマで十分の話、ルーブルロケも一瞬でした
みどころ…ないですよねえ^;
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>makiさま (sakurai)
2015-04-19 19:46:32
これはひどかったですね。せっかくの役者を配したのに、もったいなかったですね。
最低までは行きませんけど、次も作ろうなどとは考えない方が・・・・。
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