今回の震災騒動で、いろん体験をさせていただきましたが、とにかく、なにより、まず第一にわれわれはいかに脆弱になってしまったか!ということを痛切に感じましたわ。電気がない!ということがいかに不便なことか!!!たった丸一日の停電で、いかに不便であったか、ということを痛感しました。と、あとはガソリンですな。このガソリンのおかげで、われわれの移動距離は飛躍的に伸び、ここ東北の片田舎にいながら、季節の食べ物を北は北海道から、南は九州、沖縄まで。果ては遠く海外のものをいただけてるってことだったわけっすよ。
超便利な電気と流通手段が遮断されたとたん、なんとも情けない生き物になってしまったあたしたちです。
ほんの百年前、いやそこまでさかのぼらなくても、あたしたちは自分らを自分らで十分養えていたのではないのでしょうかね。自分ちは商売してたんで、自給自足は無理ですが、親戚んち行けば、朝から晩まで家で取れた野菜や、とうもろこし、スイカに桃に、ヤギの乳にまさに自給自足。裏には、豚がおり、庭には鶏がケッコーと鳴いておりやした。
電気が止まろうが、ガソリンがなくなっても、十分生きていけたと思いますわ。あたしもしばらく生きていける自信ある。
それが何でこうなったのか!というのが如実にわかる作品でございました。ファストフード、合理化、大量生産、大量消費。ファストフードを作り上げていくシステムが、そのまま、材料を作るシステムに引用され、それがどんどんと広がっていく。動物を育てるのではなく、肉を作り上げる工場。。。5、6歩歩くと、足を折ってしまう鶏見てて、真面目に頭抱えました。
健康で安全、安心な野菜の何分の一の値段のハンバーガーやポテト。いくら健康のためとはいえ、ない袖は振れない。。。画一化された農業や、まるで機械でも作ってるかの工場で作られるパテ。あぁ、ここで電気止まったら、どうなるんだろう??って感がてしまいました。
牛の健康のことなど、ひとかけらも考えないプロセスから生まれたハンバーガーを食べて、O-157に感染して亡くなってしまった男の子。突然変異の大腸菌の作用ですが、それは本来草を食うべき牛に、安いコーンを食わせていることによって起こったのだ!というのはちょっとショックでした。コーンを食べさせることによって、内臓に大腸菌が増えてしまうというのですよ。牛の背中に穴を開けて、胃袋の中を写す様子は牛を生き物とはカケラも思ってない姿に見えました。
片や、広々とした牧場に牛や豚を悠々と放して育て、草を食み、日光をさんさんと浴びて育つ動物たち。空飛びかねない勢いの鶏と、前述の鶏の違いに愕然とします。
本来の農家の姿である、前年取れた種をまいて、それを育てることすら出来ない現状。ただひたすら効率を優先させ、儲けることだけしか考えず、普通にわたしたちが考える、おいしくて安全な食べ物を作る!ということを出来なくさせてるのですよ。根本的に絶対、まったく間違っているのですが、安全じゃなく、安くて、さっさと食えるものを選んだのは、一体誰だったのか、ということも問題になります。それは消費者なのですが、政府と大企業が結託して、攻め込んできたら。勝ち目はないっす。
でもでもでも、わたしたちはちゃんとした選択する目を養わないとならないんですよ。
一度も太陽を見ることなく、ひ弱な鶏、糞まみれの抗生剤だらけの牛や豚、遺伝子組み換えの作物から作られたありとあらゆる食べ物。ただしその表示もない。せめて自分の口にするものは、その氏素性を知りましょう。子供に食わせるものは気を配るはずです。放射能が入ってるかも・・・って言うだけで、信じられないくらいにミネラルウォーターが売れる世の中、もっともっとやばいものがあの食べ物の中に入ってる!ってことも知らなきゃ。
◎◎◎○●
「フード・インク」
監督 ロバート・ケナー
プロデューサー ロバート・ケナー エリス・パールスタイン
超便利な電気と流通手段が遮断されたとたん、なんとも情けない生き物になってしまったあたしたちです。
ほんの百年前、いやそこまでさかのぼらなくても、あたしたちは自分らを自分らで十分養えていたのではないのでしょうかね。自分ちは商売してたんで、自給自足は無理ですが、親戚んち行けば、朝から晩まで家で取れた野菜や、とうもろこし、スイカに桃に、ヤギの乳にまさに自給自足。裏には、豚がおり、庭には鶏がケッコーと鳴いておりやした。
電気が止まろうが、ガソリンがなくなっても、十分生きていけたと思いますわ。あたしもしばらく生きていける自信ある。
それが何でこうなったのか!というのが如実にわかる作品でございました。ファストフード、合理化、大量生産、大量消費。ファストフードを作り上げていくシステムが、そのまま、材料を作るシステムに引用され、それがどんどんと広がっていく。動物を育てるのではなく、肉を作り上げる工場。。。5、6歩歩くと、足を折ってしまう鶏見てて、真面目に頭抱えました。
健康で安全、安心な野菜の何分の一の値段のハンバーガーやポテト。いくら健康のためとはいえ、ない袖は振れない。。。画一化された農業や、まるで機械でも作ってるかの工場で作られるパテ。あぁ、ここで電気止まったら、どうなるんだろう??って感がてしまいました。
牛の健康のことなど、ひとかけらも考えないプロセスから生まれたハンバーガーを食べて、O-157に感染して亡くなってしまった男の子。突然変異の大腸菌の作用ですが、それは本来草を食うべき牛に、安いコーンを食わせていることによって起こったのだ!というのはちょっとショックでした。コーンを食べさせることによって、内臓に大腸菌が増えてしまうというのですよ。牛の背中に穴を開けて、胃袋の中を写す様子は牛を生き物とはカケラも思ってない姿に見えました。
片や、広々とした牧場に牛や豚を悠々と放して育て、草を食み、日光をさんさんと浴びて育つ動物たち。空飛びかねない勢いの鶏と、前述の鶏の違いに愕然とします。
本来の農家の姿である、前年取れた種をまいて、それを育てることすら出来ない現状。ただひたすら効率を優先させ、儲けることだけしか考えず、普通にわたしたちが考える、おいしくて安全な食べ物を作る!ということを出来なくさせてるのですよ。根本的に絶対、まったく間違っているのですが、安全じゃなく、安くて、さっさと食えるものを選んだのは、一体誰だったのか、ということも問題になります。それは消費者なのですが、政府と大企業が結託して、攻め込んできたら。勝ち目はないっす。
でもでもでも、わたしたちはちゃんとした選択する目を養わないとならないんですよ。
一度も太陽を見ることなく、ひ弱な鶏、糞まみれの抗生剤だらけの牛や豚、遺伝子組み換えの作物から作られたありとあらゆる食べ物。ただしその表示もない。せめて自分の口にするものは、その氏素性を知りましょう。子供に食わせるものは気を配るはずです。放射能が入ってるかも・・・って言うだけで、信じられないくらいにミネラルウォーターが売れる世の中、もっともっとやばいものがあの食べ物の中に入ってる!ってことも知らなきゃ。
◎◎◎○●
「フード・インク」
監督 ロバート・ケナー
プロデューサー ロバート・ケナー エリス・パールスタイン
その通りですよね。もっともそれは選択する自由があってこそですが。
結局都会で生活する中では個人が好むと好まざるとに関わらず、決まりきったものしか買えないわけで…。
それこそ今回の風評被害じゃないですが、必要以上に細部に拘る日本人の性格は良い点でもあるけれど、悪い方にも出ちゃってるんだろうなと。ひん曲がったきゅうりは嫌だの、虫がくっついたキャベツは汚いだの、昔のかーちゃんは毛虫がいたら「あらま。ポイッ。」ってつまんで捨てるだけだったのに。
一度、うちに合宿なんかもいいかもです。
コーンの莫大な畑には唖然でした。あの畑用に水を使いすぎて、地盤沈下も起こっているらしいですが、その辺も描いて欲しいなあっと。