書かないでおこうかとも思ったんだけど、やっぱ残しておくべきと思って、やばくなってきた記憶をたどって書くことにした。
当方、小1からお茶をたしなんできたもんで、茶道には一家言ある。実家を離れてやめてしまったが、利休さんの合理的な精神はそれなりに学んだと自負している。
利休さんのお茶の特徴は何かというと、とにかく合理的なのである。だらだらと長いお点前やら、作法やらを見ていると、何が合理的?と思われるかもしれないが、あの長々としたお点前の順序やら、面倒くさいやり方に、すべてに意味がある。それも納得の意味だ。その究極のたどり着いたのが、二畳の茶室なのかもしれない。
なぜに彼が茶道を極めたのかは、彼の持ってる才能、これでしょう。稀代の茶人とか言われてますが、一種の天才だったと思います。決して恋に浮かれ、女に身をやつした・・・などということはないでしょう。
まあ、それがなぜかある女性に出会って、その気品にKOされて、それを一生抱えて生きてきた・・・という大胆な発想なんだそうです。へーーー。
いや、百歩譲って、そういうこともあったかしれません。。。。いや、ない。いやあったとしても、もうちょっと時代の描き方ってもんがあるっしょ。戦国時代で戦乱のすべてすっ飛ばして、ピンポイントで時代を見せてます。うーん、金かかってない。見てる方は、あの時代の流れについて行ってるのでしょうか。。。
弟子の宗二もまた、ずいぶんと軽い感じで描かれておりましたが、あの方の価値があれじゃ伝わらんでしょう。って、利休の事だからいいのか。
高麗からのお姫様です。拉致られた。。。ふーん、あるかもしれませんね。戦国時代の忙しい時に、海の向こうまではるばる遠征に行くなんて悠長なことができたのね、すごいわ。おまけにまだ日本に唐辛子も伝わってない頃に、何とコチュジャン登場!!いやーー、びっくり。朝鮮半島の唐辛子は、日本経由で伝わったはずなんですが。
一体、何を利休に訊ねたかったんでしょうね。さっぱりわかりませんです。あまりな大ざっぱな描き方に、あんだかどうでもよくなってきたところ、利休の娘の自死は、なんと縄でぶら下がってた。言及する気もなくなりました。
時代考証なんざ関係ない。大胆な解釈で新しい利休を!!!なら、最初っから、そう言ってくれええ。
あ、海老蔵さんの所作はさすがに美しかったです。存在感あり。次から出演作、選ぼうよ。この監督との私の愛称はダメっす・・ということを確認できました。
◎○
「利休にたずねよ」
監督 田中光敏
出演 市川海老蔵 中谷美紀 市川團十郎 伊勢谷友介 大森南朋
当方、小1からお茶をたしなんできたもんで、茶道には一家言ある。実家を離れてやめてしまったが、利休さんの合理的な精神はそれなりに学んだと自負している。
利休さんのお茶の特徴は何かというと、とにかく合理的なのである。だらだらと長いお点前やら、作法やらを見ていると、何が合理的?と思われるかもしれないが、あの長々としたお点前の順序やら、面倒くさいやり方に、すべてに意味がある。それも納得の意味だ。その究極のたどり着いたのが、二畳の茶室なのかもしれない。
なぜに彼が茶道を極めたのかは、彼の持ってる才能、これでしょう。稀代の茶人とか言われてますが、一種の天才だったと思います。決して恋に浮かれ、女に身をやつした・・・などということはないでしょう。
まあ、それがなぜかある女性に出会って、その気品にKOされて、それを一生抱えて生きてきた・・・という大胆な発想なんだそうです。へーーー。
いや、百歩譲って、そういうこともあったかしれません。。。。いや、ない。いやあったとしても、もうちょっと時代の描き方ってもんがあるっしょ。戦国時代で戦乱のすべてすっ飛ばして、ピンポイントで時代を見せてます。うーん、金かかってない。見てる方は、あの時代の流れについて行ってるのでしょうか。。。
弟子の宗二もまた、ずいぶんと軽い感じで描かれておりましたが、あの方の価値があれじゃ伝わらんでしょう。って、利休の事だからいいのか。
高麗からのお姫様です。拉致られた。。。ふーん、あるかもしれませんね。戦国時代の忙しい時に、海の向こうまではるばる遠征に行くなんて悠長なことができたのね、すごいわ。おまけにまだ日本に唐辛子も伝わってない頃に、何とコチュジャン登場!!いやーー、びっくり。朝鮮半島の唐辛子は、日本経由で伝わったはずなんですが。
一体、何を利休に訊ねたかったんでしょうね。さっぱりわかりませんです。あまりな大ざっぱな描き方に、あんだかどうでもよくなってきたところ、利休の娘の自死は、なんと縄でぶら下がってた。言及する気もなくなりました。
時代考証なんざ関係ない。大胆な解釈で新しい利休を!!!なら、最初っから、そう言ってくれええ。
あ、海老蔵さんの所作はさすがに美しかったです。存在感あり。次から出演作、選ぼうよ。この監督との私の愛称はダメっす・・ということを確認できました。
◎○
「利休にたずねよ」
監督 田中光敏
出演 市川海老蔵 中谷美紀 市川團十郎 伊勢谷友介 大森南朋
あらら、ダメでしたか(笑)?
僕は結構良かったです!特に親子対決は^^
先日、目黒雅叙園にある百段階段とのコラボイベント
↓
https://www.megurogajoen.co.jp/event/rikyu/
に行って来ましたよ^^
首吊りはダメですか? 垂れ流しになっちゃう様は美学的にどうかと思うんですが。まあ、刃物いっぱいある時代だし。
韓国の美女を出した時間の長さ分、今まで利休映画で描いてた、権力に屈しなかった利休みたいな部分が薄れたのかな、と思います。決してバランスいい映画ではないと思うんですが。
親子共演も気持ちが入ってたし。
いつもの気持ちが入りすぎ過ぎて!!のエビさんの空回りも抑え気味だったし。
ですが、決定的に話がだめでした。
原作があるのでしょうから、どうのこうの言えませんが、あの時代考証はありえないでしょう。
そういうとこに神経が行きわたってないと、しらけてしまう部分がどうしてもぬぐえませんでした。
これはすごそうですね。
うらやましい。
まあ、心の臓をつくでしょうな。
と、お茶室で最期はないっす。
コチュジャンはやめてほしかった。
いくらなんでも、あの恋物語はないでしょう。
何をたずねよというのだ、というのはその通りだと思います。
ミステリー風味なんですけれど、その謎の提示がはっきりしていないので、ラストの展開もけっこう突然感があるんですよね。
うーむ。
いやはや、こんな展開の映画とは、夢にも思いませんでした。だれか、変だよって教えてあげないと。