迷宮映画館

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百年の時計

2013年08月03日 | は行 日本映画
舞台は高松、町を走る琴平電気鉄道、通称コトデンを巡るこの町の人々の人間模様・・・ということで、ご当地映画です。てっきり、金子監督が、この町の出身なのかなあと思ったら、その辺は関係ない模様。

話は、高松出身の現代アートの重鎮、安藤某とやらの回顧展を開こうと紛争する学芸員の日々。恋愛あり、親子の葛藤あり、安藤の芸術との出会いやら、とにかくいろいろとてんこ盛り。安藤は安藤で、老い先短い身で、若いころに落としていった恋を探し出したいという思いもあって、これでもか!というくらいに話が盛り込まれてます。

回顧展は、100周年を迎えるコトデンをそのまま利用して、100年の歴史を電車ととともに振り返ろう・・というものになるのであります。

昔なら、どこにでもあった地元の電車。これがないと、本当に困ったもん。車なんかなかったら、みんなが電車を利用して、いつも風景を眺め、季節の移ろいを感じ、暑くて、寒くて、大事な大事な電車だったものです。そんな思いがあふれる作品ですが、これぞ!!といった風景がなかったような・・・。

いや、地元の人から見たら、「あー、ここ、ここ!」とか、思うんでしょうが、なんも知らない人が見ると、なんだか地元の田んぼの中を走る電車みたいに見えてしまったのでした。もしかしたら、逆にそんなもんなのかもしれませんな。奇をてらったんじゃなく、誰もが、ホッとなる風景。どこでもだれでも、いつも眺めてる変哲のないものが一番なのかもです。

ちょっとミステリアスに、謎を探るように時を遡っていきますが、昔の感じがよかったなあ。50年たってもあまり変わりないかも・・・ですが。

高松ならでは!!感があまり感じられなかったのですが、それは高松の人じゃないからなのか、あえてそのように作ったのかは、わかりませんが、それはそれでいいのかな。ミッキー・カーチスのヘタウマな演技がぴったりでした。

◎◎◎

「百年の時計」

監督 金子修介
出演 木南晴夏 ミッキー・カーチス 岩田さゆり 近江陽一郎

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