えらく興味津々で、とっても見たかったドキュメンタリー。食べることに執着はないのだが、作る方に異様に執着があるんで、毎日10万人分の食事を作るという想像を絶する行いが見たくてしようがなかった。で、本編はというと・・・。
インドと言えば、ヒンドゥー教が有名だが、シク教という独自の宗教もある。もともとあったヒンドゥーに、イスラームの影響が入り、カーストを否定し、出家もしない。日々の生活を真摯に励むというのが、モットー。カルヴァン派みたい。男性は髪の毛もひげも剃らないのが原則で、ターバンを巻くが、インド人と言ったらターバンみたいなイメージの元になった人々がこれ。
比率から言ったらとっても少ないのだが、海外に行ってもターバンを巻いていたため、インド人のイメージとして、定着してしまった模様。中国人と言った辮髪!みたいな。あれも中国人の風俗じゃないのに、世の中は勝手なもんです。
そのシク教の総本山のハリマンディル・サーヒブ、通称黄金寺院にて、毎日ふるまわれるのが10万食の食事!とにかくすごい!鍋はデカいは、材料の量の半端なさ。薪にガスボンベに、次々と運び込まれる有象無象の量に圧倒される。そしてそれがものすごく合理的に機能しているのがすごい。
もちろん材料はすべて人が剥いて、切って、運んで、炒める。手はいくらでもある。ぱっぱと切る様子を見て、日本人ならすぐさまこれを切る機械を発明する方向に行くんだろうなあ~と思ってしまった。食べ終わった後の皿洗いも、掃除もすべて人。
で、それがとにかく綺麗。ステンレスっぽい皿は、がちゃがちゃと手で洗われるが、ちゃんとチェックする人がいて、汚い皿は許されない。鍋もまたしかり。丁寧に、きれいに磨き上げられる。水をふんだんに使い、隅々まで清潔に保つ。大事なのは水だ。人に必要なのは、食べ物もそうだけど、つくづく水なんだなあと感じさせられた。
10万人が整然と並び、歩み、食事をし、片づけ、働き、きれいにする。合理性の極地みたいな世界だ。いろいろと圧倒されたけど、個人的には、もっともっとカレー作ってるとことか、調理場面、食べてるとこが見たかったかも。淡々と映されるのも映画の主旨なんだろうけど、もうちっとトリビアが見たかったかな。
◎◎◎●
「聖者たちの食卓」
監督 バレリー・ベルトー フィリップ・ウィチュス
インドと言えば、ヒンドゥー教が有名だが、シク教という独自の宗教もある。もともとあったヒンドゥーに、イスラームの影響が入り、カーストを否定し、出家もしない。日々の生活を真摯に励むというのが、モットー。カルヴァン派みたい。男性は髪の毛もひげも剃らないのが原則で、ターバンを巻くが、インド人と言ったらターバンみたいなイメージの元になった人々がこれ。
比率から言ったらとっても少ないのだが、海外に行ってもターバンを巻いていたため、インド人のイメージとして、定着してしまった模様。中国人と言った辮髪!みたいな。あれも中国人の風俗じゃないのに、世の中は勝手なもんです。
そのシク教の総本山のハリマンディル・サーヒブ、通称黄金寺院にて、毎日ふるまわれるのが10万食の食事!とにかくすごい!鍋はデカいは、材料の量の半端なさ。薪にガスボンベに、次々と運び込まれる有象無象の量に圧倒される。そしてそれがものすごく合理的に機能しているのがすごい。
もちろん材料はすべて人が剥いて、切って、運んで、炒める。手はいくらでもある。ぱっぱと切る様子を見て、日本人ならすぐさまこれを切る機械を発明する方向に行くんだろうなあ~と思ってしまった。食べ終わった後の皿洗いも、掃除もすべて人。
で、それがとにかく綺麗。ステンレスっぽい皿は、がちゃがちゃと手で洗われるが、ちゃんとチェックする人がいて、汚い皿は許されない。鍋もまたしかり。丁寧に、きれいに磨き上げられる。水をふんだんに使い、隅々まで清潔に保つ。大事なのは水だ。人に必要なのは、食べ物もそうだけど、つくづく水なんだなあと感じさせられた。
10万人が整然と並び、歩み、食事をし、片づけ、働き、きれいにする。合理性の極地みたいな世界だ。いろいろと圧倒されたけど、個人的には、もっともっとカレー作ってるとことか、調理場面、食べてるとこが見たかったかも。淡々と映されるのも映画の主旨なんだろうけど、もうちっとトリビアが見たかったかな。
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「聖者たちの食卓」
監督 バレリー・ベルトー フィリップ・ウィチュス
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