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ユダヤ問題によせて。

2020-03-29 | 社会問題
 3月29日  日曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


古来このかた、

地獄の法則がのさばってきた例は枚挙にいとまがない。

調べれば解ると思うが、

むしろ地獄の掟こそが黄金律であったといえる。

この世界で邪悪が神をも凌ぐ力で恐怖をもたらさせらるのは、

言わずと知れた黙示録文学だ。

メシア思想が遠くにかすんで見える。

こうして厭世的で末法的な終末論がはびこったのだが、

以降、邪悪がさらに加速的に爆発的に増大してゆく。

一体、今日のユダヤ問題をどう扱おうとしているのか。

私はユダヤ陰謀説が肌に合わない。


調べているうちに、かの英雄ナポレオンは、

ユダヤ人差別を無くしその力を利用して

ヨーロッパを支配した最初の人物だそうだ。

ナポレオンになりたければそれにあやかるのもいいだろう。

かつて日本の場合では、

ロシアが誇る世界最強のバルティック艦隊に戦いを挑んだ戦艦三笠は、

是清(これきよ)がユダヤマネーによって

英国から最新鋭戦艦六隻を購入できたおかげだ。

また、西アジアに目を向ければ、

600年続いたオスマントルコ帝国は、

ユダヤ人を大抜擢し主要なポストに採用した結果の繁栄だった。

そんな世界秩序が崩れたのは、たかだか100年前のことである。

暗黒時代の19世紀だ。


ヨーロッパ文化を色濃く描く宗教画を見ると、

イエス・キリストは白人で描かれているが、

フロイトの話ではイエス・キリストは、

アラブ系ユダヤ人だそうだ。

推測だが、

パレスチナの抵抗運動の指導者故アラファト議長に似ていたかもしれない。


これも逆説なのだが、

ニュースでパレスチナ問題を見ていると、

どちらも「正義は我らにあり!」と聖戦を主張しているが、

その正義は誰かに誘導されたものである可能性がある。

なぜなら、神、アラーの正義とはとても思えないからである。


さらに言えば、

ユダヤ陰謀説によると「ゴイ」に問題があると決めつけているようだが、

何を根拠にそう言えるのだろうか。

もしかして、

イエス・キリストを磔にした二千年前のことを言っているのだろうか。

そうだとしても、

二千年間ユダヤを迫害したのは忠誠心によるもので、復讐心ではない。


もしもである。

日本人がイエス・キリストを十字架に縛り付けたとしても、

日本人全員が責任を取らされるのだろうか?

ディアスポラにあった場合、それは日本人だからという話なのか。

民族意識が強くなったのは事実である。

全体主義が力を持ったのも事実だ。

その結果、日本人が犠牲になったとしても、

イエローペイルがヨーロッパ全土に広まったのは、

本当に日本人だけの話なのか。


ユダヤ人を敵に仕立てて誰が得をしているのか。

イスラエルを建国して一番成果を得たのは誰だ?

そして見えない敵とは何ぞ。

現代においてさえ今なお、この謎は明らかにされていない。



    つづく。