酒好き文化風俗研究者

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モテ期とは?

2020-03-03 | 
 3月 3日  ひな祭り

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


40億年にもわたる生命史のものの見方は、

ミトコンドリアを真核細胞の進化をど真ん中に据えている。

人との古い付き合いであるミトコンドリアを理解することは、

「モテ期」にとって短期的な行動を左右するということになる。

ミトコンドリアは私たち細胞に必要なエネルギーを作る発電所のようなものだ。

ミトコンドリア無しでは高等生物の生活などまったく考えられない。

最も決定的な根拠は、分裂して増殖していく二重らせんのDNAを持っている。

そんなミトコンドリアは母系だ。

母から娘に受け継がれてゆくのである。

男系が保有する「Y遺伝子」とは違ってミトコンドリアは母系であり、

男性にはミトコンドリアは存在しない。存在するのは、

母から生まれる時に譲り受けたミトコンドリアだけである。

従って、男性は大人になるにつれミトコンドリアを補充しなければならず、

日々、街中を歩き回り出会いを求めてお金を使い果たしているのはそのためだ。

恋愛の主導権が女性である理由が、ミトコンドリアなのである。

そんなミトコンドリアが 「モテ期」 と呼ばれるものだ。

それは幸せを感じさせられる神経伝達物質セロトニンに作用させる。

ミトコンドリアが神経系と情報伝達とを果たしているだけでなく、

人の感情を興奮状態にさせ異性を狂わせる脳のスペクトルに影響を与える。

体内微生物の隠された半分の内の一つと出会うことで、

一見、無関係な幅広い人間関係との出会いに対処できるスキルと、

効果的なコミュニケーション行為は、驚くまでもない日常的なことだ。

実際、脳内物質オキシトシンは利他的行為で分泌されている「愛」だ。

そんな体内微生物であるミトコンドリアを私は「ウィンチュー」と呼ぶ。

この幸せ微生物「ウィンチュー」は、長い時間を経て入念に作られた

遺伝子命令の自発的コードを備えた生きた有機的オペレーションシステムだ。

「幸せ」という無くてはならないシステムを働かせている「ウィンチュー」は、

私たち祖先が誕生した太古の社会システムを形作り、

私たちが知るこの世界を今も動かしている。

「ウィンチュー」という名の幸せコードは目には見えず

それは 「モテ期」 を通じて理解される。

時々、エラーが出て過ちを犯し性混乱が生じることもしばしだが、

そんな時に必要な「利他心」を持ちさえすれば直すことは難しくない。

逆に、「利己心」であってはどうなるかは周知の通りだ。

「自己愛と隣人愛」 よく考えた方が良いだろう。

そんな「ウィンチュー」による「モテ期」とは、

培養できる微生物ミトコンドリアを中心としている。

「ウィンチュー」による神経伝達物質は、相手に付着して定着し、

感情を乗っ取り、情報を交換し、エロスに必要な代謝の懸け橋に役立ってきた。

そうすることで男女関係のコミュニケーションは現代まで守られてきた。

ミトコンドリアを頼りにしている「モテ期」は、

生存競争と同じくらい重要な自然淘汰の上に成り立っていることを知り、世界を驚かせた。

「モテ期」による愛の社会は教科書に書かれたテキスト的なものではない。

「ウィンチュー」による「モテ期」に組み込まれた衝動性は、

時の試練に耐えうる力さえも与えてくれる。

そしてそのような愛の力が、

複雑な人間関係が作用する社会活動に、しばしの幸福感を満たすのだ。

さらに付け加えれて話せば、今後「ウィンチュー」が人々の

潜在能力を発揮させる新たな理論が次々と証明されることになるだろう。

そして「ウィンチュー」による「モテ期」は、

毎日の生活における男尊女卑や男性主導社会、

恋愛の主導権が女性にあることを改めて教えてくれることになる。

現代、行き過ぎた競争社会が「ウィンチュー」と共に進化するという認識が広まれば、

自然淘汰の真っただ中にある私たちの居場所に対する新しい見方が浮かび上がる。

そんな見方が過去、根本的に異なる者同士の古い考え方がひっくり返され、

社会に愛が受け入れられた素晴らしい一歩を踏む出す日が来るのもそう遠くはないだろう。

「モテ期」とは、

過酷な生存競争社会に愛をもたらすミトコンドリアだ。









     つづく。