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利己と利他による社会学

2020-03-01 | 学問
 3月 1日  日曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


「リバイアサン」がいう、

各人が各人ともに敵と戦う共食い状態こそ自然状態とし、

集団は平和維持のためにヒエラルキーをもって社会を治めるという

ホップスの考えはあながち間違いではなかったし、

ミルの名著 「功利主義」 がいう、

利他的な心情は功利的道徳を受け入れる感性的な自発的基礎、

道徳的な感性は生まれ持ったものではなく獲得するものだという

大思想家の見解もはやり正しかったし、

「ニコマコス倫理学」 がいう、

私たちが他人に対して持つ友愛の情は、

私たちが自分自身に対して持つ友愛の情に由来するものであるという

アリストテレスの思想も素晴らしかった。

また、社会ダーウィン主義者が話す、

暴力を正当化しエントロピーの概念と、

ハイゼンベルクの不確実性原理を誤用した

悲観的で対立的な社会ニズムを展開してきた

ヒットラーの我が闘争が動物進化論的考えであって、

国富論が示すように、

人はみな自分の資金から最大の利益を引き出す有利な使い道を見つけ出そうと常に努力し、

その際、人は一般的に社会の利益に役立ちたいとは考えていないし、

どれだけ社会の役に立つかどうかも解っていない。

頭の中にあるのはひとえに自分自身の利益だけだという

アダム・スミスの考えにも同意してきた。

アプリオリ的な心情に従うならば、

進化の成果は前もって存在する自然的全体性にとっての、

仮説 ー 理論 ー 検証 ー 結果、

これらは歴史の特定の段階で予め定められているように、

仮説(動物進化論) - 理論(自然淘汰) - 検証(生存競争) - 結果(世界戦争)

これらがいわゆる過去の歴史だ。

さらにこれらを進化させると、

仮説(地獄論) - 理論(遺伝子進化) - 検証(適応者) - 結果(まだ白紙)

これがいわゆる未来絵図だ。

ヘーゲルがいう、

人類の歴史的全体像こそが具体的構造であり根本的だとする、

見る目が違う認識の目である。見えざるを見せる構造の一つが、

ヴィトゲンシュタインがいう言語認識が世界だ。

また、ホメオスタシスのスローガン 

「団結すれば栄え、分裂して生き残る」 という

ホメオスタシスが強ければ強いほど対立や競争から遠ざかると示す、

真の自己利益は集団を強化することであり、

人への献身、国への貢献、全体の幸福、

そのためには個人的な代償や犠牲を支払うという

生物学による論理も正しかった。

どれ一つ間違いではなかったのだ。

つまり、21世紀それは人類が

次のステージへ進むその時が来たのだ。




     つづく。