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「個人主義」 + 「集団主義」 = 「適応者」

2020-03-09 | 学問
 3月 9日  月曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


社会経済の進歩は、

競争原理によって徐々に過激で過剰な生産性を糧に、

そこから「生産の為の生産」「消費の為の消費」「成長の為の成長」が

繰り返されてゆくその中で、「幸福の為の幸福」のはずが、

いつしか「システムの為のシステム」へと変わりはじめる。

過去、動物と同じく人類は生き残ることで意味をなしていたのだが、

現代、それらを全て発展させた状態をひたすら受け入れるしかないにしても、

今後、一人一人が最適者として適応してゆく以外に生き残る道はないだろう。

将来、社会に支配されたくなければ、他人にコントロールされたくなければの話だが。

確かに自由主義は素晴らしい。賛成だ。しかし問題点もある。

自由主義の基本原理はそれを一定不変の法則たらしめるようなものを

なに一つ示されていなければ、決定的な方法も規則も何もない。

言い換えれば、悪用のオンパレード、やりたい放題だ。

ルールがないところに反則はない。


民主主義は、個人的自由にまで拡大させているが、

社会主義は、個人をコントロールすることに長けている。

民主主義は、お金の価値を個人にまで認めているが、

社会主義は、個人のお金を駒の一つだと考えている。

それでも、

両者の間には「平等」という一つの共通点が存在する。

しかし、

民主主義は、自由の中にそれを見出そうとするのに対し、

社会主義は、干渉と命令の中に求めようとする。

結果がどう出るかは、どうしたいのか。プロセス次第だ。


集団主義と個人主義ではどうだろう?


社会に貢献する個人こそが集団主義で、

集団にありながら何もしないのが個人主義。

集団による役割を果たすのが個人主義で、

個人の能力を出し合うのが集団主義。

集団によって短所を補うのが個人主義で、

長所を掛け合わせようとするのが集団主義。

最悪なのは、

怠け者の個人と、足を引っ張る集団それと、

集団を混乱させる個人と、怠惰な集団だろう。

社会主義 - 平等、保護、組織、理想、分配。

個人主義 - 平等、機会、自由、現実、競争。

集団と個人との強度では、

巨大な集団レベルは個人主義に比べてレベルが低くなるように、

鎖の強度は一番脆いところで引きちぎられる。

団結が強さなのは認めるが、細分化すればレベルが下がるものである。

それを補う関係性が集団主義と個人主義とのウィンウィンだ。

なぜなら、

社会主義と個人主義が「平等」という同一の源泉から発している以上、

「平等理念」の追求は、我々の生きる道となり得るからだ。

それゆえに相反する主張をぞんざいにしてはいけないことになる。

そこには何らかの調和が秘められている可能性があるからだ。

バランスを求める者は集団に属し、

極端な論理を押し付けるのは個人に属す。

社会的自由は、経済的自由が無ければ持続可能ではないし、

経済的自由は、選択権を所持してその責任を負わなければならないように、

経済と責任 - 最も強い動機 - 自由への渇望 - お金による欲求。

それらを満たすための新しい取り組みが今、求められている。



    つづく。