酒好き文化風俗研究者

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サクラたより。

2020-03-20 | 
 3月20日 金曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


桜がなぜ? 咲きながら散るのか。

それは日本人に愛されたいために、

来年まで大切に保存されるために、

桜は自らを咲き誇りながら儚くとも可憐に散りゆくのです。

淡いピンク色は日本人の好みによるもの。

それが桜にとっては生き残るただ一つの戦略なのです。

確かに、桜には脳がありません。しかし、

日本人をコントロールする力は備わっているのです。

桜だけではありません。

紅葉にせよ、アジサイにせよ、彼岸花にせよ。

昆虫を動かし、人を動かし、社会を動かしているのです。

桜は日本人の好みを知っているのです。

だから、植物に話しかけると良く育つのです。

人が望めば花木たちはそのように育つわけです。

「念ずれば花、開く」ですね。

私たちが花木に心を寄せるのには、

人間本位による理性や論理による結果ではなく、

逆であって、花木に私達が影響を受けた結果なのです。

もしかすると、人間がどれ程バカ・アホ・マヌケであっても、

植物に従うなら正してくれる可能性があるかもしれません。

そう考えると、愛とは自然環境に操られているのかも!?

言い方を変えれば、

愛は環境の変化にどのように対応するかによって、

愛は絶え間なく変化してゆく、

自然に対して適応する能力であるともいえるのです。

愛は自然を必要とし、自然は愛を必要としている。

そう考えると、私たちはもっと自然に操られて良いのでしょう。

確かに人は環境が過酷で悲惨だと愛にすがりたくなる様に、

日本の四季の美しさは、自然環境が厳しいゆえの愛のカタチである。

自然は無関心で(感情がない)、意図とは無縁で(意思がない)、

だが、傾向は持っている(方向性はある)のです。

桜も同様、あらゆる植物、菌類、昆虫、動物には、

一つの共通祖先が備わっているように、

何らかのシグナル伝達システムがあるようなのです。

そんな伝達システムによる蒼然たるスケールは、

生命の領域のあらゆる側面に影響を及ぼし、

それでいてはっきり考察されることはない。

植物の知性の研究の最前線では、

非常に興味深い側面に光を当てている。

私たち人間にとって自分たちとは異なる方法で

思考する伝達システムが植物にはあるというのです。

事実、脳だけでは知性が生まれないことは間違いありません。

脳は魔法の器官ではなく、単独では何も作り出すことは出来ない。

人類最高の天才脳ですら、それ自体では胃よりも知的なわけではない。

どんな知的な反応をするにしても、

体の他の外からの影響から届けられる情報が必要不可欠なのです。

ひょっとして、全ての昆虫たちは

植物によって動かされて繁栄しまた敵対しているのかもしれません。


桜が持つ不思議な知性と人間の脳による共感作用。

いつの時代もどこかで繋がっているような神秘。

そう考えると、なんだか「ほっと」しますよね。



    つづく。