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経済学によるゲーム理論。

2020-03-25 | 学問
 3月25日  水曜日

 おはようございます。 ロスト・ロスト大王です。


人生はゲームだ。

社会は「お金」を競い合うゲームで成り立っている。

その世界には同情や哀しみといった利他心は存在しない。

ただひたすら自己利益の追求があるだけだ。

誰もが自分のことだけを考え、

また、誰もがそのことを知っており、

そして誰もがそのことを受け入れている。

そう、ゲーム理論の研究対象は、

ある戦略的状況に置かれた時に賢明かつ無慈悲な人物がどう行動し、

相手の出方にどう対応するべきかという問題だ。

全てのプレーヤーが全てのプレーヤーを相手に戦う極限のマネーゲームだ。

勝つ秘訣は一時の情けを持たずに、

生存競争を展開する状況下で利己的論理を展開することにある。

愛や健康などのバランスが大切だとか、

思いやりのあるリーダーになりなさい、などと説いたりはしない。

人は競争をしている時または、

競争相手を叩きのめした時に最もスリルを感じるはずだ。

そのためなら、自らの退路を断って最後まで戦い抜くことを誓ったり、

見せしめの為に最初に一人をクビにするのもよくあることだ。

社会は一度ダメージを受けると、

二度と元には戻れないエントロピー法則には逆らえないように、

競争原理が働く限りそれらを維持することで利益に繋がるのならば、

相手に勝つことで自らの存在価値や存在意義を高めることが何が悪い。


ゲーム理論では、あの人はお金持ちだからとか、

あの人は優しいとか、カッコいいといった理由で誰かを信頼することはない。

あなたが正直に振舞うのは、

正直が自分にとって利益になると判断された時だからであり、

勝ち抜きゲームに勝利するには、微笑みながら隠し、接待して弱味を握り、

常に欺こうと努力することで真価が問われる。

だから「空気」など関係ない。

他人が何が好きかはほとんど気にならない。

周囲の人に気配りしながら行動を選択することは犬のような奴だと考えている。

従って、ナッシュ均衡にせよ(自分が選んだ行動を後悔しない状態)、

囚人のジレンマにせよ(自分だけが得する合理的判断)、

スパムやクレームにせよ、(たった一人だけ協定を破る効果は絶大だ)

すべては利己的な追求とその結果なのである。(自ら問題を起こして解決せよ)


それでも一回限りのゲームなら、

常に意地悪行為を選択した方が断然利益を得られるだろう。

長期戦ともなれば終始、親切にする方が断然お得になるだろう。

最後の最後に相手を裏切る選択をすれば高いリターンが回収できる。

そして相手の裏切りをすぐさま察知した後、

ただちに報復行動に出なければ、いいようにやられてしまう。

どちらにせよ仁義なき戦いには本気度が勝敗を左右する。

MBAが欲望達成ゲームの攻略法だというのは最もだろう。

経済理論という学問は、

今なお暗い将来を予想することで頭がいっぱいなのだ。


    つづく。