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私達の文化の本質は男は女から生まれて女に育てられる感謝にある。

2015-08-14 | 社会問題
人間の命は、女性によって初めて、その精神を高められ、規律ある生活文化をもたらしてきた。いっさいの崇高な善意は女性のおかげである。

美しい生活習慣への憧れは男性よりも先に女性の心のうちに目覚め、それを実現される天性の能力という点で女性は男性に貢献してきた。

歴史の野蛮な状態を克服し、その後、多くの平和的文化を形成した人達は理解ある一部の男性と女性たちである。

生命や男性社会も、そこから始まる感動も幸運さえも女性の賜物であり、自然の恐怖を認識したのも、死の悲しみを乗り越える希望を感受し約束したのも女性である。

そう考えると、女性と男性との共存した社会の時代が次の文化を進歩させ、文明の恩恵を感じさせて初めて約束の地に辿り着いた人類の物語となるのである。私たちは無意識ながらにこの時を待ちわびているのだ。

現代を通過しなければ決してこの先の文明の発展はなく、この時代を通じて初めて一人一人の個人主義はもとより、国家も自然法則をも自らのものと成し得るのである。

私達はまず、女性的概念が自然と普遍との融合にあることを理解し、自然的なものと人為的システムとの融合も独立したものではないことを明らかにし、

そこから男女共存社会が進んだ社会システムであるという特徴を導き、私達は国家制度、家族制度の領域でも女性社会が普遍的真理であるという特性を見出すことで、男女共存社会の特徴がはっきり理解できる。

女性社会は、それを身体的イメージで語るならば、子を産みなす母なるものに発し、完全に物質と自然的生命現象の支配下にあり、女性社会の内面的および外面的美しさは全てこれらのものに由来する。

後の世代に対して女性社会の実現ほど、いっさいの生命の一体性、つまり万物の調和をいきいきと感じさせる世代はないし、そこから道を誤る事もない。

深く命のことを考え、深く死を思い、女性、ことに母なるものが、大地に生ある存在のあの儚さとノスタルジアを感じさせてくれる過去も未来も、またそれゆえ死後の恐怖を深く希求することも可能にする大いなる母たちである。

だからこそ女性はより大きな博愛を願って追求し、それを大自然の生命現象のうちに見出し、再び子を産みなす母胎、子を宿し守り育てる大いなる母の愛に結びつくのである。女性原理はあらゆる点で自然界の法則と共存し従属しているのである。

そこではまず、複合して共感を得る社会はきわめて現実的であり、物質的存在の美化の現実に全力で仕分けされなければならない。

女性文化ほど、肉体という外面と精神の不可侵性に重きを置いた文化もないし、逆に内面的精神的要素の重要性を感受する文化もない。母なるものに体現される生と死の二元性と事実的占有の視点を真理的抱擁的に調和した文化もない。

それと同時に、何よりも高級な感性的心情、その自然の感情と人間の感性に根ざす心のありようを育て愛した文化もないのである。

女性社会における文化の生活は整序された調和主義であり、その考え方は物質的で現実的であり、その発展はきわめて形而上学的である。

男女共存社会はこのような文化的段階に必然的に結び付いており、男性社会の時代には達成しようにも出来なかった、芸術的な文化的段階なのである。