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なぜ、世界は男性社会なのだろうか。

2015-08-01 | 社会問題
どうすれば現在の男性社会を、このまま維持する事が出来るのか大きく二つに分けて考えてみます。

一つ目は、男性が力で支配する方法と、もう一つは女性が男性社会を創り出す方法です。

最初の一つ目は、戦い上手な男性が女性をはらませて動けないところを襲う強引なやり方と、

もう一つは、男性が子供を育てないから女性が男性に権限と責任を与える方法だ。

前者は、闘争本能による動物的心理状態での弱肉強食の自然淘汰であるが、

後者は、怠惰による動物的遺伝子状態での利己的で自己保存的なものである。

どちらも男性に備わっている属性であるから、必然で必要なものであるが、

前者は、乱暴で破壊的であり、後者は、怠け者で自己破滅的である。

最初の一つ目は、女性が男性の強さに惚れるのは、そうしなければ生きられないからであり、

もう一つの二つ目は、「いいオトコ」が絶滅しかけたからだ。

女性にとってはどちらも、しょうがない苦肉の選択だったかもしれないが、

前者は、「いいかがんにしなさい」であり、後者は、「きちんとしなさい」である。

どちらにしても、反省が必要だが、男性は女性に感謝し、女性は責任重大である。

今後の世界の方向性は良くも悪くも女性次第と言う事だ。

男性は外で戦って死ぬから、女性が家を守ることになっていたものが、

今後の女性社会は、「美」によって支配される芸術であり、「力」による支配は終わりを告げる。

世界の名画は、そのほとんどが女性を描いている事実であるように、美しいビーナスに男性は忠義を尽くす。

男の門は、争いを好み、習慣上のややこしい議論を愛好する人種に対して、

女の門は、美を好み、子を産みなす母性本能的自然原理の母なるものである。

男性的原理が、狭い集団への限定を伴うものであるのに対して、

女性的原理の特徴は、自由、平等、博愛のいかなる制限を知らない普遍的な原理である。

男と女が対極とするなら、必要なのは中庸である。バランスだ。

そう考えると、家族が上手く行かないのも、民主主義が上手く機能しないのも、グローバル経済が行詰るのも、宗教問題が解決されないのも、世界から核兵器が無くならないのも、正しく言えば偏り過ぎた男性社会だからである。

よって男性社会の役割が副次的創造的な価値となり、女性的役割が主体的な責任重大な価値になるのである。

事実、女性とは、はるかに強く生命を保証する主体なのに。

永遠にして、女性的なものが、人類をはるか彼方に引き上げてくれるはずなのに。