最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

ユーモア

2005-05-12 21:48:05 | 教育
息子が自分のクラスの雰囲気は一見楽しいようで、なんとなく楽しくないんだと言う。
昨日はスポーツ大会があって、クラスは応援も盛り上がっていたが、
バレーボールの試合では得意でない子を名指しで
「○○君にはボールが行かないようにしてちょうだ~い!」
と誰かが大声でおどけて言うとみんなが
「わはははは!」
と笑って
「そうそうおねが~い」
と言って盛り上がる。
「言われた子はちっとも嬉しくないよね。ああいうの応援ていうのかな?」

最近、テレビでお笑い番組を見ると
いじめそのもので笑わせているものが本当に多い。
デブ、ぶす、鈍い、ちびそんなことばかりだ。
見ていると本当に不快。
言われている本人も、いかにも楽しそうに
自分はそれを売り物にしている風な振る舞いだ。
そんなことを言われて楽しいはずない。
しかし、そう言うことが普通にテレビの中で行われていると
学校では、いや、学校だけでなく、職場でも、世の中どこでも
相手を傷つける言葉を言うことが面白いことになる。
言われた方は、一見平気を装うが、本当は不快なので、
又別の機会には相手の弱みを突く。
その場でうまく合う弱みを突くことの出来る人が、
ジョークのうまい人気者になって
傷つけ合う関係が、楽しい仲間ということになっている。
笑いは確かに、場を楽しくする。
しかし、心から笑えるユーモアってどんなものか。
もう少し考えてみて欲しい。
コメント (6)
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