今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

今日もカワセミ

2020年12月06日 | 徒然なるままに
夜来の雨が上がり、晴れ!!

日の出とともに、散歩開始


カラスウリ

葉が枯れ落ちて、実が目立つようになってきました。

「いつの間に空き家となりし烏瓜」 (飴山實)

ダイサギ


アオサギ




「りんりんと青鷺立てる水際かな」 (大口元通)

ヒヨドリ







カワセミです。
川霧が立っていて、少し霞んでいます。


そろりそろりと・・・近づいて


逃げられて・・・


また近づいて・・・


ここで、お別れ


川霧


月が・・・


寒さ、霜、沈みゆく月・・・というと、よく知られた漢詩、張継の「楓橋夜泊」がありますね。

楓橋夜泊(楓橋(ふうきょう)夜泊(やはく))    張継(張継(ちょうけい))

月落烏啼霜満天 (月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)いて霜(しも)天(てん)に満(み)つ)
江楓漁火対愁眠 (江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す)
姑蘇城外寒山寺 (姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ))
夜半鐘声到客船 (夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る)


月は西に傾き、烏の鳴き声も聞こえ、空一面に霜がおりそうな気配が満ち満ちている。
川沿いのかえでや村人の魚をとるいさり火が、
旅愁のためうつらうつらしている目にちらつく。
もう、夜明けかと思っていると、蘇州郊外の寒山寺から、
夜半をつげる鐘の音が、私の乗った船に響いてきた。

試験に失敗した挫折感と故郷に帰りたいという思いが入り混じり眠れぬ夜を過ごす中で、寒山寺の鐘の音が鳴るのを聞いたという情景が描かれています。

この漢詩、高校の古典漢文にも載るほどですが、どこか日本人の感性と合うところがあります。

冒頭の「月が落ちる」という言葉で自らの物憂げな心情を表現していますが、これが、日本人の月に持つ、ほの暗く美しい哀愁とあっていたり、

最後の寒山寺の鐘の音も「古池や蛙飛び込む水の音」のように、静けさを破る音で、その静けさを味わう感性も同じです。

この蘇州にある寒山寺の鐘、毎年大みそかに打ち鳴らされますが、その音を聞くと10歳若返るとか・・・こんにちでは誰が撞き手の一番手となるかをせりにかける行事が恒例となっています。

ただ、この行事、歴史は新しくて、1979年に池田市日中友好協会名誉会長、蘇州市名誉市民でもある故藤尾昭氏が発起人となって「寒山寺新年聴鐘声活動」として始まりました。

毎年、日本人をはじめとして大勢の外国人で賑わうようですが・・・今年はどうなんでしょうね。


調整池のカルガモ



ネコジャラシ


へちま??







「一番の冷え込みありぬ蔦紅葉」 (高澤良一)

では・・・(@^^)/~~~






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